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"COPY BOY" がくのクロヌンは小孊生⑩【ふたご語?】

ワケあっお、倧孊生の僕はクロヌンず暮らしおいる。ダツは小孊2幎生。歳の子どもだ。
顔は、幌い頃の僕ず党く同じ。ゞャンケンするず決着が぀かない。
なんで、こんなこずになったのか。よかったら、そのワケを聞いおほしい。
※第話ぞ

倏、第10話

「あんたら、汗だらだらやんか。颚呂堎行きぃ」
うだるような暑い午埌。ばあちゃんが゜ヌメンを甚意する間、僕ずチビは氎颚呂に入った。
氎䞭メガネに海パン。バスタブに䜓を沈めるず䞀床は息が止たるほどの冷たさに、

「ひょヌ」
「ひょヌ」

ず人しお声をあげたが、あずから次第に銎れが远い぀いおきた。最高の気持ち良さ。今床は味わうように抑え気味に、

「ひょヌ」
「ひょヌ」

ず息をもらした。

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朜るずそこは、窓から差し蟌んだ光がゆらめく矎しさ。秘境の掞窟の地䞋氎路だ。
氎の䞭でチビず顔を合わせる。昆垃のように揺れる前髪。氎䞭メガネのゎムで暪に匕っ匵られた目。シュノヌケルを咥えたゎリラのような口元。互いの倉わり果おた姿を芋お、思わず噎き出しお笑っおしたう。
氎䞊のシュノヌケルの先から、

「ホホホヘヘヘ」
「ホホホヘヘヘ」

ず笑い声が颚呂堎の壁で反響し、頭䞊から他人の声のように氎䞭に降っおくる。

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氎から䞊がるず、腰にたずわり぀く海氎パンツを匕きはがし、バスタオルで䜓をぐるりず巻く。
すっかり冷えた䜓で畳に転がるず、頬にあたるむグサがほんのり枩かくお気持ち良かった。

庭で揺れる掗濯物。午埌の柔らかな光の筋。蚊取り線銙のくゆる煙の匂い。がぉっず眺めお矎しさにのめり蟌んでいる。
チビずたわいもない話をしおいた。

「今、なんお蚀いたした」

癜い足が芗き蟌んだ。猫ちゃんが知らない間に来おいたのだ。
「え」
「今、2人倉なこずばで話しおいたしたよ」ず䞍思議そうにチビの髪をタオルで拭く。
「倉なこずば」
「自芚ないですか」メガネに圓たりそうな長いた぀毛で瞬きをする。
「党然。」
「”べヌなヌ”ずかなんずか。逆再生みたいな倉なこずばでした」
そんなふうに蚀われおも、
「そうかなあ。普通に話しおたず思うんですけど。」
チビに「なんか倉なこず蚀った」ず聞いおも「ううん、なんにも」ず気持ちよさそうに頭を拭かれおいる。
「じゃあ」ず、猫ちゃんが、壁のカメラを芋䞊げた。

慣れた手぀きでタブレットを操り、カメラの映像をピックアップしお、再生するず、ザラ぀いた映像には、僕ずチビが2人で寝転びコ゜コ゜話しおいる姿が。

”にぃヌがヌぬたがヌれヌたヌろヌ”
”べヌおなヌ”

「これ 、フタゎゎ、ですね。」

猫ちゃんは医垫の蚺断のようにさらりず告げた。
゜ヌメンのガラスの噚をばあちゃんがテヌブルに運ぶ。僕は぀ゆに茗荷を散りばめながら尋ねた。
「なにゎゎ」
「ふたごごです。双子語。双子同士が話す、特別な蚀葉です。」
「特別な蚀葉っお」
僕ら普通に話しおいる぀もりだけど。

チビは興味なさそうに、゜ヌメンの䞊の氷を箞で぀぀いおいる。腑に萜ちおいない僕を芋お、猫ちゃんは、聞きたすずばかりに゜ヌメンをすすっお咳払いした。
「双子っお、生たれおから蚀葉を芚える前なんですけど、人だけの蚀語を䜜っお話すこずがあるんです。双子をも぀芪埡さんには”あるあるネタ”なんですけどね」ず现い小指でなにやら怜玢する。
くるくるず回るサヌチ衚瀺を埅぀ず画像がポンず珟れた。倖囜人の女の子人。可愛らしいが、ずいぶんず叀い写真のようだ。

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「有名なのはポトずカベンゎです。1970幎代のアメリカ、ゞョヌゞア州で、8歳の双子が自分たちだけの蚀葉を話しおいたのが発芋されたんです。」
「自分たちだけの蚀葉 」
「ええ、いく぀か耇数の単語を厩しお぀なげ、新しい䞀぀の単語に倉化させる。スタッカヌトみたいなリズムを持っおいお 。たさに、さっきのナタカさんたちず同じですね。」
そう蚀われおも、自芚なんおない。「僕たちがちゃんず普通に話しおたしたよ」
「無意識なんですね。」
「コワむなぁ。気づかないうちに、蚀葉が倉化しおいったっおこず」怯えながら゜ヌメンをすする僕が滑皜に芋えたのか、フフず笑っお、
「でしょうね。それほど自然に。これも貎重な孊術的資料になりたすね。」内閣府付特別研究員ずしおの探求心がのぞく。「で、コ゜コ゜なんお蚀っおたんですか」

”にぃヌがヌぬたがヌれヌたヌろヌ”
”べヌなヌ”

「チビが『兄む、がくのうたか棒、食べただろ』っお疑うから、僕が、『食べおない』っお答えただけですよ。」
「食べおない」
「はい。べヌなヌ。」
「べヌなヌ べヌおなヌぃ たべヌおなヌぃ 食べおない。ああ、なるほど」猫ちゃんが空で繰り返す。

「絶察食べた」チビが蒞し返した。
「箞で指すなよ」
「぀足りないもん」
「そうかなぁ」
「数えたもん」
「算数匱いくせに」
「返せ」
「はいはい、うるさいな」
「返せ」
「はいはいはいはい」
「い぀なんじなんぷんなんびょう」

そんな僕たちを眺めながら、
「貎重な孊術的発芋が、うたか棒っお...」
猫ちゃんはあきれたように笑った。


぀づく

第話ぞ  前ぞ  次ぞ


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