見出し画像

個人的にはナフサ補助金の方が良い気がするのだが・・・

 高市政権が力を入れるガソリン補助金。
個人的には、そこじゃない気がする今日この頃です。

イラン情勢の悪化前、ナフサは中東からの直接輸入で国内需要の2/3が賄われていたと言います。国内生産は1/3程度だったわけですね。
それに、ナフサは国家戦略物資としての備蓄をしておらず、元々20日分ぐらいしか国内余剰がありませんでした。
そして、中東産ナフサは、実に輸入総量の半分を占めていましたので、国内需要の1/3が滞ってしまった計算になるわけですね。

元々からの備蓄が少ない上に、総需要の1/3が一気にストップしてしまったからこそ、国内は大騒ぎになっているわけです。

ちなみに、ナフサとガソリンは、似たような温度帯で精製されるので、ある程度までは企業判断で生産量をコントロールできます。

その中で、国が毎月4,000億円規模でガソリンに補助金を出しているわけですから、企業は、どちらにより大きな比重を置いて生産するでしょうか?

答えは簡単ですよね。少しでも多くガソリンを作ろうとするはずです。
でも、産業の土台を支えているのは、ナフサも同じです。ガソリンだけに補助金を出すのではなく、折半して2000億円ずつ補助金を出すとか、ナフサへの補助金のウエイトを増やす。

こういったことをしないと、このままいけば夏ぐらいには本当に深刻な状態になるかもしれません。もちろん、急ピッチで代替輸入先の変更を進めていますので秋口以降、落ち着きを取り戻すかもしれませんけれども・・・

今年の夏は、色々と停滞する夏になるかもしれませんね。
それと、ナフサの量ですが、すでにプラスチック製品へと加工されたものすらナフサ扱いで計上しているというのを小耳にはさみました。
だとすると、事態はもっと深刻かもしれません。

もっと技術的な観点からアドバイスできる人材を周囲に置かないと、高市政権が支持を失っていくことになるかもしれませんね。

いいなと思ったら応援しよう!

まっちゃん@松賢堂 しがないオッサンにサポートが頂けるとは、思ってはおりませんが、万が一、サポートして頂くようなことがあれば、研究用書籍の購入費に充当させて頂きます。