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濁流の川で、圌らはどう生き延びたのか 雚䞊がりの氎路で芋かけたザリガニが教えおくれた、珟代の『倚自然川づくり』の光ず圱

 近畿圏では、月日から日にかけお台颚が通過しおいきたした。
䞻に和歌山県ですが・・・

その埌、月日から日にかけおも台颚厩れの䜎気圧が通過し倧雚に。今幎はスヌパヌ゚ルニヌニョが発生するずされおいたすので、早い段階から灜害玚の䜎気圧が出珟しおいるのもその圱響なのかもしれたせんね。

さお、私は䌚瀟たでの道すがら氎路のそばを通っお出勀しおいるのですが、雚䞊がりの朝、その氎路の底にザリガニが歩く姿が芋えたした。
あれだけの颚ず雚に曝されたのだから、氎路も結構な濁流になったず思うのですが、良く流されずに枈んだものだな、ず。

そしお、ふず思ったんですよね。そういえば、河川に䜏む動物たちは、豪雚で川が氟濫した時、どのようにしお難を逃れおいるのだろう ず。

色々調べおみお分かったのですが、どうやら川の生き物たちも濁流にのたれお流されおしたうそうです。

ただ、単玔に流されおばかりいるわけではないそうでしお、様々な方法で退避行動を取り、難を逃れおいるものもいるそうです。圌らがどんな方法で河川の氟濫から身を守っおいるのか、その秘密に觊れおいきたす。今日は、月の研究蚘事第二匟的な扱いになりたす。

・濁流を生き抜く4぀の「避難テクニック」

 魚や氎棲動物は、川党䜓の流れが均䞀ではないこずを分かっおいるようです。ですから、圌らは以䞋のような退避堎所を芋぀けお身を朜め灜害をやり過ごそうずしたす。

① 川底の石の隙間ボトム・クリンゞャヌ
氎面が激しく波打っおいおも、川底は「境界局」ず呌ばれる物理的な珟象によっお、意倖に流速が遅くなっおいたす。そのため、氎棲昆虫カゲロりやトビケラなどの幌虫なんかだず、平らな䜓や吞盀、フックのような足を䜿い、川底の倧きな石の隙間や裏偎にピタッず匵り付いお流されないように耐えたりしおいたす。

② 「ボサ」や「ワンド」ぞの退避
 å·å²žå‘šèŸºã«ã‚る草の根をボサずいい魚や氎棲生物の生息地になっおいたす。たた、倒朚が折り重なった堎所も快適な䜏環境ずなっおいたす。こうした耇雑に入り組んだ怍物の隙間は氎棲生物たちの寝床であるずずもに倩然の防波堀ずなっおいたす。川が濁流にのたれたずしおも、ボサ呚蟺の流れは劇的に緩やかになりたすので、ここでやり過ごそうずする魚や氎棲動物は倚いです。

たた、湟のように入り組んだ地圢のワンドも魚の緊急避難堎所になりやすいです。どういう堎所かず蚀うず、川本流に繋がっおいるものの分岐しお支流ずなり奥たっお池のような地圢になっおいる堎所です。普段はりグむやフナ、タナゎなどの生息地ですが、本流が濁流になっおいる時には倚くの魚が緊急避難にやっおくるようです。

③ 䞀時的に「陞」ぞ䞊がる冠氎した草地
 
増氎しお川の氎が堀防の内偎の草地高氎敷に溢れ出すず、魚たちはこぞっおそこぞ移動したす。草が茂る陞地の䞊は、氎深が浅く流れがほずんどないため、安党に身を䌑めるこずができる絶奜の避難先ずなるからです。もちろん、本流が萜ち着いおきたら速やかに戻っおいかないず干䞊がっおしたいたすけどね。

④ 甚氎路や田んがぞの避難
 
他にも魚たちは流れが比范的穏やかな小さな支流や田んがに぀ながる甚氎路ぞず逃げ蟌みたす。

氎の流れの倉化を敏感に感じ取り、自分にずっお適切な氎域ぞ避難しおいく。自然界で生き残っおいくために磚かれた本胜なんでしょうね。

なお、濁流を芋おいお感じるのが、゚ラ呌吞が出来なくなっおしたわないのかな ずいう疑問になりたす。
魚たちは、その蟺も䞊手く適応しおいるようでしお・・・

  • 粘液の倧量分泌 魚は危険を察知するず、䜓衚や゚ラからヌルヌルした粘液を倧量に分泌するそうです。これにより゚ラに泥が盎接付着するのを防いでいるようです。

  • 代謝の䜎䞋 避難堎所に身を朜めおいる間、魚たちはじっず動かず、゚ネルギヌ消費を最小限に抑えおいたす。呌吞回数を枛らすこずで、吞い蟌む泥の量自䜓を枛らしリスク回避をしおいるようです。

氎棲生物にずっお死掻問題になりかねない河川の氟濫ですが、河川の生態系にずっおは「必芁なリセット」ずいう偎面もありたす。
それは、川の若返り攪乱です。激流が川底の叀い泥を掗い流し、目詰たりしおいた石の隙間を埩掻させるこずで、氎棲昆虫の繁殖しやすい環境を䜜り出し、結果ずしお川を豊かにしおくれるからです。

ただ、戊埌、郜垂開発が進み護岞工事が行われたこずによっお、䞡岞がコンクリヌトで固められボサやワンドが消えおしたうケヌスが盞次ぎたした。
そういう川では魚たちは避難できずにそのたた䞋流海たで䞀気に流されおしたうようになりたした。

埓来の護岞工事は「治氎氎害を防ぐこず」を最優先にしおいたしたので、倚くの川が盎線化され、䞉面底ず䞡岞をコンクリヌトで固める改修が行われたした。

しかし、このこずで魚たちの避難所が消滅し、生態系が厩壊した反省から、珟圚では「コンクリヌト護岞の川に、いかにしお生き物の居堎所を取り戻すか」ずいうパラダむムシフトが起きおいたす。

具䜓的には、以䞋のような運動やアプロヌチが展開されおいたす。

倚自然川づくり

珟圚、日本の河川改修の基本原則囜土亀通省䞻導ずなっおいるのが「倚自然川づくり」です。これは、単にコンクリヌトで固めるのではなく、河川が本来持っおいる自然な圢状や、生き物の生息環境ハビタットを保党・創出する工法です。

コンクリヌトを䜿わざるを埗ない堎合でも、以䞋のような工倫で魚の避難所リフゞりムを蚭眮しおいたす。

  • 環境配慮型ブロック魚巣ブロックの導入
    護岞のコンクリヌトブロックに、あえお倧小さたざたな「穎」や「くがみ」を蚭けたものです。増氎時にはこの穎の䞭に魚や氎棲昆虫が逃げ蟌むこずができ、平時は隠れ家や産卵床になりたす。

  • 「粗流そりゅう護岞」や石組みの䜵甚
    衚面をツルツルのコンクリヌトにするのではなく、あえお倧きな自然石を埋め蟌んだり、カゎに石を詰めた「蛇籠じゃかご」を配眮したりしたす。これにより、氎流が耇雑に倉化し、倧雚の際にも局所的に流れの緩やかな堎所避難所が生たれたす。

  • 朚杭きぐいや粗朶そだの蚭眮
    川岞に朚の杭を打ち蟌み、そこに朚の枝を束ねた「粗朶そだ」を沈めたりもしおいたす。埓来のコンクリヌト護岞であっおも、この粗朶を蚭眮するだけで氎流が和らぎ、倧雚のずきには魚や゚ビの絶奜の避難所ボサの代わりになりたす。

  • 䌝統の「聖牛ひじりうし」の再珟
    朚材をピラミッド状に組んで川の䞭に蚭眮する䌝統的な治氎技術です。流れを適床にいなしお堀防を守り぀぀、構造物の埌ろ偎に倧きな「よどみ流れの緩やかな堎所」を䜜り出すため、増氎時の魚の避難所ずしお機胜したす。

  • ワンドの再生・埩掻
    淀川倧阪や倚摩川東京などの倧芏暡な河川では、過去のコンクリヌト工事や河床䜎䞋によっお干䞊がっおしたった「ワンド入り江状の緩流域」を人工的に再生させる方針で動いおいたす。

氎棲生物たちが本胜で生き延び、我々人間が、過去の過ちから孊び、河川を豊かにする取り組みを続けおいるわけで・・・

いやあ、日本っお本圓に氎資源の豊富な囜なんだなあずしみじみ思いたした。だからこそ、ゎミのポむ捚おで河川や甚氎路を汚さないようにしないずいけたせんね。

氎路の底で懞呜に生きおいるザリガニのそばに、空き猶やペットボトルずいったゎミが挂着しおいるのを芋お、改めおそう思いたした。


いいなず思ったら応揎しよう

たっちゃん@束賢堂 しがないオッサンにサポヌトが頂けるずは、思っおはおりたせんが、䞇が䞀、サポヌトしお頂くようなこずがあれば、研究甚曞籍の賌入費に充圓させお頂きたす。