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愚痴を言う前に知っておきたい、町民が出せる2つの書類

明日というか今日から議会です。定例議会で初めての一般質問。質問内容を告示してからも様々な出来事や調べたら分かったことも出てきて、頭がこんがらがっています。まあ、臆せず向かってみようと思います。

愚痴を言う前に知っておきたい、町民が出せる2つの書類


普段暮らしていると、地味に気になることってちょこちょこ出てきません?

「この道路、やけにガタガタするな」とか、
「この案内看板、情報が古いまま何年も放置されてるよな」とか。

大半の人は見過ごしてしまうようなことでも、当事者からすれば本当に困っている場合もある。

そういうとき、みんなどうしているんだろう。
せいぜい役場の担当課に電話してみるか、知り合いに愚痴を言うくらいじゃないかな。 議員になる前の僕も、まさにそんな感じでした。

ところが、議員になって初めて知ったことがあります。

町民なら誰でも、議会に対して「これ、なんとかしてください」と正式に書類を出せる制度があります。 それが「陳情(ちんじょう)」と「請願(せいがん)」というやつです。また小難しい漢字を使ってきましたね。

誰でも出せる書類と、サインがいる書類

ざっくり分けると、ふたつの違いは「紹介議員がいるかどうか」。

  • 陳情:誰でもひとりで出せる。議員のサインはいらない。

  • 請願:議員(紹介議員)の署名か捺印がセットで必要。

ひとりで気楽に出せる「陳情」は、議場に届くと、議員全員の机の上に書類が配られてます。 「町民の方からこういうご意見が届きましたので、各自読んでおいてください」 基本的にはこれで終了。いわゆる供覧(きょうらん)というやつらしいんですけど、この言葉も聞き慣れない。

もちろん議員も目を通しますし、「なるほどな」とは思います。 ただ、議場でみんなで議論したり、採決をとったりすることは基本的にないんです。

一方で、議員のサインをもらって出す「請願」はどうか。

こっちは正式な議案として扱われます。 担当の委員会に送られて、議員たちが集まってああだこうだと審査するわけです。 最後は本会議の場で、「賛成」「反対」の態度をハッキリ決める。

手軽に出せるけれど、他の書類の山に埋もれてしまう1枚の紙で終わる陳情と、 ハードルは高いけれど、議会を本気で動かせる請願。

似たような意味合いの書類に見えて、その1枚の重さはまったく違っています。

なんでも議会に言えるわけではない

ただし、困ったらなんでもかんでも書類を出せばいいわけじゃない、というのも知っておいたほうがいいです。

たとえば、「隣の家の木の枝が、めちゃくちゃこっちに越境してきて困る」という話。

これは完全に住民同士(民民)のトラブル。 行政や議会には「民事不介入」という大原則があります。 だから「あのお隣さんに枝を切るよう言ってくれ」と議会に書類を出しても、議会や役場が間に入って無理やり解決することはできません。

言えるのはあくまで、町全体のルールや、公共の施設・道路に関することだけ。 ここはしっかり調べておかないと、せっかく出しても受け取ってもらえない可能性があるわけです。

実物はまだ見たこともないけれど

と、ここまで偉そうに書いてみたものの、僕はまだ陳情も請願も、実物を受け取ったことがないです。 見たことすらない。 議員必携の分厚い本で理解を深めたり、snsで流れてくる情報で見かけたりしたくらい。
都会の議会だと、毎回どれほどの数の書類が提出されているのか。ちょっと気になります。

「実物も見たことないやつが解説するなよ」と言われそうですが、それでも「こういう手札があるんだ」と知っておくだけで、町の見え方は少し変わるんじゃないかなと思うんです。

長瀞町のhpにも、ちゃんと「請願・陳情」のページが用意されています。

もし町の中で「どうしてもこれだけは議会で取り上げてほしい」という切実なことがあったら、ひとりで抱え込まずに書類を書いてみるのも手ですし、手近な議員に相談してみるのも全然アリです。 直接会って言いにくければ、snsでメッセージを送ってみるだけでもいいと思います。

ただ、もし本当に僕のところに「紹介議員になってください」と書類を持ってこられたら、僕はめちゃくちゃ慎重にいきます。例えば個人の利害だけのために名前を貸すわけにはいかないですからね。

まあ、そのときはそのときです。 真剣に向き合います。
とりあえず、まだ見ぬ第一号が手元に届く日を、のんびり待つことにします。

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