ZINEフェスに行ってみたら、仲間に混ざりたくなった
初めてZINEフェスに行った。
かなり刺激的だった。
興奮した。
私から見たら、そこはキラキラに溢れた魅力的な世界だった。
みんな思いのままに自己表現していて、自由だった。
そして、私と似たような価値観や考え方を持った人たちが集まっていた。
美大にいた頃の雰囲気に似ていて、なんだか懐かしいような、嬉しいような。
「ちゃんと、自分が好きな世界が今でも存在しているんだ」
そう思えて、ホッとした。
自分が呼吸しやすい世界が、ちゃんと近くにもあった。
そして、素直に思った。
わたしも、仲間に混ざりたい。
休職して時間ができて、ミシンや漫画を描く時間をたくさん取れるようになった。
しばらくは夢中になっていた。
好きなことを好きなだけできる。
最初は人生最大の悲痛な思いを払拭するために、がむしゃらに取り組んでいる側面もあった。
それでも、好きなことを自由にできるって、なんて贅沢なんだろうとも思った。
けれど、人間とは良くも悪くも、同じ状況が続けば慣れてしまうものらしい。
最近になって少しずつ、同じような毎日に飽きてきていた。
刺激が足りない。
何かがもの足りない。
もちろん、ものすごく贅沢なことを考えている自覚はあった。
今までは正社員としてフルで働いていた。
仕事から帰ってきたら、好きなことをするための気力も体力もほとんど残っていない。
好きなことをすることすら、労力が大きい。
だから、取り組むのも億劫になって、労力の少ないショート動画を垂れ流しながら、ダラダラとスマホをいじる。
モヤモヤするとわかっているのに、友達や同級生の人生のハイライトを眺める。
そこに創造性なんてなかった。
せっかく、好きなことを極めるために美大にまで行ったのに。
行き着いた先の自分に、私はずっと満足していなかった。
今までは、
「職業=自己表現」
と思っている節があった。
好きなことを仕事にできなければ、自分の人生を好きになれないような気がしていた。
でも、一度立ち止まって、少し世界を広げてみたら違った。
自己表現の仕方は、そんなに狭いものじゃなかった。
絵を描いてもいい。
漫画を描いてもいい。
文章を書いてもいい。
布小物を作ってもいい。
ZINEにしてもいい。
誰かに見せてもいいし、売ってもいい。
あるいは、ただ自分のために作ってもいい。
職業という枠や、決められた形に囚われなくていい。
ZINEフェスに行って、そんなことを実感した。
幸い、現代はインターネットのおかげで、誰でも自己表現をさまざまな人に見てもらえる機会に恵まれている。
人生は有限である。
だったら私は、
私の生き方に満足したい。
「もっとこうすればよかった」と後悔するより、
「私はこれでよかった」と思える人生にしたい。
好きなものを好きだと言って、
作りたいものを作って、
自分が呼吸しやすい場所を探して、
そこにいる人たちと繋がって。
そうやって生きていけたら、
きっと私は、
自分のことをずっと好きでいられる。
人生に満足できるはず。
まずは1〜2年以内にZINEフェスの表現者側に立てるように、少しずつ準備を進めていきたい。
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