寄り道 #020 神楽坂 -石畳と外濠の新緑-
趣味のウォーキングの励みになるかと思い立ち、通勤ログ、始めてみます。
無理のないペースで。
〇場所
神楽坂、市ヶ谷
〇歩行ルート
出先の帰り道。水道橋のホテルエドモント東京を出発。東京大神宮に参拝し、神楽坂、そして市ヶ谷へ
忙しい毎日の中で、見落としがちな景色を、少しずつ残していきたい。

今回の出発の地 水道橋のホテルエドモント東京

坂を上ると、空気がふっと変わる。 最初の目的地は、東京大神宮。
境内に入ると、都会の喧騒が嘘のように遠のき、張り詰めた、しかしどこか優しい静寂に包まれる。



※東京大神宮は「東京のお伊勢さま」と親しまれる、とても格式高い神社です。明治時代、東京にいながらお伊勢参りができるようにと創建されました。日本で初めて神前結婚式が行われた場所でもあり、万物の「結び」を司る神様が祀られていることから、今では都内随一の縁結びスポットとしてたくさんの人が訪れています。実際に境内に立つと、その歴史と温かな活気が混ざり合った不思議なパワーを感じます。
神社をあとにし、かつて江戸城の外濠を固めていた「牛込見附」の跡へと向かう。飯田橋駅の西側にある「牛込見附」の跡。今も残る重厚な石垣の佇まいに、ふと、ここがかつて城下町の入り口だったのだという歴史の地層を実感する。

牛込橋を渡り、神楽坂へ


※神楽坂は、江戸時代に江戸城へ向かう道として整備されたのが始まりだそうです。どこからか神楽の音が聞こえてきたことが名前の由来という説もあり、なんだか風流ですよね。毘沙門天さまが移転してきたことで、お参りの人々で賑わう街へと発展していったのだとか。メイン通りから一歩路地へ入れば、石畳の小路や風情あるお店が顔を覗かせます。新緑の隙間から差し込む木漏れ日が、どこか遠くの旅情ある街へ迷い込んだかのような錯覚を覚えさせてくれました。



神楽坂を上り切った場所にある毘沙門天

※神楽坂のシンボルとして親しまれている「神楽坂毘沙門天」の正式名称は、毘沙門天 善國寺(ぜんこくじ)という日蓮宗の寺院。江戸時代から「神楽坂の毘沙門さま」と呼ばれ、街の発展の中心となった。
下りながら、来た道と反対側の路地を抜ける。



神楽坂の風情を楽しんだあとは、再び飯田橋駅へと戻り、ここからが今回の見どころ。 外濠に沿って整備された遊歩道を、市ヶ谷へと向かって歩を進める。
視界に飛び込んでくるのは、どこまでも続くお濠の水面と、それを縁取る鮮やかな新緑。 中央線や総武線がガタゴトと音を立てて走り抜けていく光景も、この水辺から眺めると、どこかノスタルジックな旅の車窓のように思えてくる。 時折、水面を渡る風が頬をかすめ、歩く足取りを軽くしてくれた。






水辺の緑に癒やされながらのんびりと歩くうちに、気づけば終点の市ヶ谷へ。 都会のど真ん中でありながら、江戸の歴史、坂の街の情緒、そして清々しい水辺の景色を一度に味わえる、贅沢な散歩道。

いつもの通勤路も、一歩路地に入れば新しい発見があるものですね。皆さんの周りには、どんな素敵な景色が隠れていますか?
寄り道をマガジンにまとめました。ご興味があればご覧ください。
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