(DAY1)【始まりは山形・大石田】一泊二日で東北4県を駆け抜ける欲張り一人旅
一人旅好きのしぶYoshiです。
今回の旅のきっかけは、JR東日本の「どこかにビューーン!」。4つの行き先候補からランダムで新幹線の駅が選ばれるこのサービスで、今回、引き当てたのが山形県の「大石田駅」でした。もともと山形方面を狙っていたので、行き先が決まった瞬間は思わず快哉を叫びました。
せっかく大石田からスタートするのなら、一泊二日の限界に挑戦してみたい。
そう考えて立てた計画は、山形・秋田・岩手・福島の4県を駆け足で周遊するという、なんとも贅沢で少し欲張りなルート。
車窓の景色が変わるたびに、胸が高鳴るのを感じる旅の始まりです。

始発の山形新幹線つばさに乗り、9:20に大石田駅に到着!
最初の目的地、大石田駅に降り立つ。 改札を出てすぐ、旅の記念に構内で「駅タグ」をしっかりとゲット。
デジタルスタンプが画面にぽんと押されるだけで、これから始まる道中への期待がいっそう膨らみます。大石田と言えば、銀山温泉が有名で、いつか行ってみたいという思いはありますが、今回の旅の工程には入れていません。




マンホールカードと最上川の絶景
駅から少し歩き、まずは大石田町役場へ。 お目当ての「マンホールカード」を無事にいただき、その足で近くを流れる最上川へと向かいました。

目の前に広がる最上川のゆったりとした、しかし雄大な流れ。遮るもののない広い空を眺めていると、遠くまで旅に来たのだという感慨が静かに湧き上がってきます。
川面を渡る風が、とても心地いい。


行列の先に見つけた「千本だんご」
最上川のすぐ近くを歩いていると、何やらえらく賑わっている行列を発見しました。
近づいてみると、そこは「千本だんご」という屋号のお店。その名の通り、つきたてのお団子が評判の人気店だそうです。

メニューを見て驚いたのは、そのバリエーションの多さ。オーソドックスな醤油やあんこはもちろん、見た目も華やかなトッピングがモリモリの創作だんごまでずらりと並んでいます。
どれにしようか、贅沢に悩む時間も旅の醍醐味。

今回私が選んだのは、その名も「さわやかさん」。

こし餡とずんだ、そしてマスカルポーネチーズの上にレモンがトッピングされているという、なんとも意外で贅沢な組み合わせです。
ずっしりとした重みがあり、一本でも食べ応えは十分。甘みと酸味、チーズのコクが絶妙にマッチして、まさにその名の通り「さわやか」な美味しさが口いっぱいに広がりました。
大石田といえば「そば」が有名で、街を歩いているとそそられる看板も多かったのですが……
今回はグッと我慢。この後向かう新庄で楽しみにしているものがあるため、後ろ髪を引かれつつも駅へと戻りました。
陸の要衝、新庄駅へ
大石田から列車に揺られ、新庄駅へ。 ここは山形新幹線の終着駅であり、在来線にとっても大きな結節点です。

日本海側の酒田へ向かう陸羽西線、秋田の大曲へ続く奥羽本線、そして宮城県の小牛田へと繋がる陸羽東線。
それぞれの路線の終着駅がこの場所に集まっており、まさにこの地域の中心駅たる風格と、旅情をそそる「最果ての終着駅」の雰囲気が漂っています。







新庄名物「とりもつラーメン」との出会い
大石田でそばをパスしてまで楽しみにしていたのが、新庄のご当地グルメです。 向かったのは「新旬屋 本店」。ここで、かねてから食べてみたかった「とりもつラーメン」を注文しました。

運ばれてきた一杯は、鶏の旨味がぎゅっと詰まった黄金色のスープに、丁寧に仕込まれた様々な部位の「とりもつ」がゴロゴロと乗っています。コリコリ、フワフワとした独特の食感が楽しく、コクがあるのに箸が止まらない美味しさ。チャーシュー丼の肉は、ぷるんぷるんで、歯がいらなかった。
大石田での我慢が最高の形で報われました。
歴史に触れ、街の息遣いを感じる
お腹を満たした後は、もう一つの目的を果たすべく「新庄ふるさと歴史センター」へ。
ここで新庄市のマンホールカードを無事に手に入れたのですが、そこでもう一つの素晴らしい出会いがありました。

館内に展示されていた、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている「新庄まつり」の山車に使われる人形たち。間近で見るその姿は、今にも動き出しそうなほど圧倒的な躍動感と迫力に満ちていて、思わず息を呑みました。





歴史センターを後にして、新庄の駅前通りへと足を向けます。
ここは「こぶとり爺様通り」と命名されており、通りを歩けば昔ながらのレトロな倉庫や、どこか懐かしい佇まいの駄菓子屋が目を引きます。




新庄駅に戻る道すがら、ふと視線を上げると、市内の電柱に可愛らしいぶんぶく茶釜にちなんだ装飾を発見。そんな小さな、けれど地域の人々に愛されている街の息遣いを見つけるたび、旅の記憶がより深く、温かいものになっていきます。


新庄での滞在時間は約2時間。名物を味わい、街の文化に触れる充実した時間を過ごしたところで、いよいよ秋田へと向かう時間が近づきます。
ホームへ向かい、横手へと向かう奥羽本線の列車に飛び乗りました。

秋田県第2の都市、横手へ
列車はさらに北を目指し、山形から秋田へと県境を越えていきます。車窓を流れるのどかな景色を眺めながらの移動を経て、ついに横手駅に到着。ここは秋田県で2番目の人口を誇る都市だそうです。




駅に降り立ち、まずはこの街のマンホールカードをいただくため、「横手市ふれあいセンター かまくら館」へと向かいました。
実は今夜予約しているホテルとは全くの反対方向なのですが、旅のコレクションのためなら、そのひと手間もまた愛おしいもの。歩いた甲斐あって、無事にカードをゲットしました。




サウナでリフレッシュし、最高の晩酌
チェックインを済ませ、さっそくホテルのドーム式サウナへ。
地元の伝統行事「かまくら」をモチーフにしたドーム型サウナ「汗蒸幕(ハンジュンマク)」だそうです。
じわじわと身体の芯から温まり、心地よい汗が日中の移動の疲れをすっと溶かしてくれます。


サウナですっきりと整ったところで、お待ちかねの夕食の時間。 お昼に食べた「とりもつラーメン」の満足感がまだお腹に残っていたので、夜は少し軽めに済ませたいところ。となれば、選ぶべきはやはり、ご当地名物の「横手やきそば」です。

モチモチの太麺に甘口のソースがよく絡み、目玉焼きの黄身を崩しながらいただく一杯は格別。そして嬉しいサプライズが、お店のメニューに私の大好きな「山口地ビール ヴァイツェン」を見つけたこと。
まさかこの北の大地で出会えるとは思わず、運命的なものを感じながらフルーティーで華やかな一杯を喉に流し込みました。
やきそばのソースの旨味とも素晴らしい相性で、最高の晩酌になりました。
明日に備えて
明日の朝は、なんと駅舎の中に温泉があるという「ほっとゆだ駅」で朝風呂を浴びる予定にしています。
贅沢な朝の始まりを心待ちにしながら、今夜は早めに床に就くことに。心地よい疲労感と充実感に包まれながら、山形から秋田へと駆け抜けた1日目が静かに更けていきました。
DAY2に続く
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