【わたしのこと】げんきなひとでいること
まさかの、2つのがんに罹患していた私。
PET-CTの検査を受け、リンパ節の組織検査を受けた。
「悪性リンパ腫」とドクターに言われ、
治療のスケジュールを看護師さんから提案された。
3週間×6クールの抗がん剤治療。
リンパ腫は、ステージ3。
あとひとつでステージ4だ。どうしよう。死んじゃう。
「先生、わたし、死にますか」
「死なないよ」
悪性リンパ腫のステージの数え方はほかの臓器がんとは違うらしい。
横隔膜を境界に、上下どちらも腫瘍が見つかればステージ3。
転移しているとかそういう問題ではないらしい。
そんなこと、知りもしなかった。
「先生、わたし、ハゲますか」
「それはそう。脱毛はありますね。」
私は友達に連絡を取りまくり
「眉ティント」「つけまつげ」「なるべく安くてかわいいウィッグ」
を調べまくった。
働きながら治すなら、支度に時間がかかるから
早起きしないといけないのか・・・とか考えたり。
心が折れたものの、子ども二人を置いて死ねない。
父を早くに失った母も、私まで先に逝くとなると悲しんでしまうだろう。
きっと、パートナーだって困る。
治療はしんどいだろう。
でも、頑張って耐えるんだ。
と、思っていたら。
「funecoさんのリンパ腫は、悪性度の低いものでした。
急激に進行しない、慢性白血病の一種でした。
経過観察をしながら、治療のタイミングを見ましょう。」
いろいろ調べた結果、
リンパ節にできた腫瘍は「小リンパ球性リンパ腫」と呼ばれるもので、
「慢性リンパ性白血病」と同じ種類の病気らしい。
なんだ、こんなにいろんな種類があるのか・・・
自分が、「血液がん」だから、「血液内科」にいるんだ。
ということに、ここで気づく。
そこから、数年は、経過観察。
「治療が始まったら好きなことができなくなる」
と思った私は、すきだったおしゃれを楽しみながら働くことにした。
職場で叱られないすれすれの線を探りながら楽しんでいる。
「元気ですね!病気だなんて思えない」
職場でも、どこでも、言われる。
元気なひとでいよう、と思っているからだよ。
一人になったら、考え事して泣くことだってあるんだよ。
でももし死んじゃったら、
「あの人、いっつも明るかったよねー」って言われたい。
病気だけど、心までむしばまれるのは嫌だと思った。
病気になる前から元気だったけど
病気になってからのほうが、わたしは元気な気がする。
