⭐Mondlicht-Tropfen ~Herbaris-Ten~(月雫の薬草店 : ハーバリステン)第9話ー🫖🪑『新しいお茶と静かな夜』
こんばんは🌙
今夜もようこそ
お越しくださいました。
どうぞ――
ゆっくりしていってくださいね。
ただいま、
お茶をご用意いたしますから☕
今夜は
ラブが
新しいお茶を
見つけました。
🐰ラブ
「いい香りの薬草だよ!
👩女主人
「お花が葉っぱ🌿🏵️に!
そのままだわ。可愛い!」
🐰ラブ
「この薬草は、
むかしむかし、
老薬草師から譲り受けた、
思い出のもので...。」
👩女主人
「わぁそうなの!
わたし、用意するわね。」
急いで薪をくべていきます。
やかんは
あっという間に
しゅ~しゅ~、
カタカタ、
トクトクトクトク🫖。
お部屋中に、
すっきりとした、
そして
お花を思わせるほど、
素敵な香りが
広がっています。
🐰ラブ
「今夜はお菓子も用意したよ。
お昼は暑かったね、それで、
いただきもののゼリーを
凍らせておいたの!💛
ヨーグルトといっしょにね。
この薬草茶に合うんだよ😊。」
👩女主人
「わぁ!
オレンジゼリー🍊と合うわね!」
そこへ、
カランカラン
ジェルメ🌿🐾が帰ってきました。
🐰ラブ
「ジェルメ~
一緒にお茶をどう?
今夜は
リンデンティー
なんだよ。
🌿🐾ジェルメ
「うん、ありがとう、
あとに…する。」
スタタタタタ
トントントト
パタン。
🐰ラブ
「あれ?...」
👩女主人
「そっとして…
今はこのままで。
ねぇ、
ラブ、
このお茶が良い香りで、
この葉は固いわ!
なぜ?」
🐰ラブ
「このリンデンのお花を
守るためのもので、
プロペラのような形の
” 苞(葉)”が、
茎でつながったまま
収穫するんだよ。
固いのは
そもそも樹皮のようなもので、
とても特徴的で、
この素敵な樹木の話を
ジェルメに伝えたいな💛」
👩女主人
「うん、そうね。
ラブ、それに、
ポカポカしてきて
元気な、いい気分よ😊。」
🐰ラブ
「昔、教わったんだよ。
これは、
お花から蜂蜜が取れる、
『リンデンハニー』。
この固い樹皮からは繊維が取れて、
木綿や家具の材料になる、
『千の用途を持つ木』と言われ、
一家に一本あると困らない、
とね。
もちろん、
薬草茶にして飲むと、
体を温めて心地よい汗をかくし、
風邪の初期症状にいいと言われ、
お風呂に入れても、
ゆったりできるとされている、
万能な薬草だよ😊。」
👩女主人
「知らなかったわ!
素敵な薬草ね。」
トントン
ガタカタ
ズズズズズ~
屋根裏部屋から聞こえてくる、
ジェルメの頑張る音。
🐰ラブ
「何かやっているねジェルメ。
お茶☕は冷めても美味しいから、
屋根裏部屋前に
置いてくるね。
そっと。」
🪜🐰🪜👩🪜🐰🪜👩🪜🐰🪔🫖
屋根裏部屋の扉のすき間から、
ぽっと🪔
オレンジ色のあたたかい
ランプの光が 漏れていました。
落ち込みながらも、
自分だけの小さな部屋で
一生懸命に
向き合っているジェルメの気配。
🐰ラブ
「何かやっているね、
ジェルメ。 お茶☕は
冷めても美味しいから……
そっと、置いていくね。」
ラブは小さなトレイに
湯気の立つリンデンティーと
冷たいゼリーをのせると、
扉を叩かずに、
静かに床へ置きました。
扉の隙間から漏れる
オレンジ色の灯りが、
お茶の黄金色を
優しく照らしています。
「心がほっと✨温まりますように。」
ラブと女主人は、
小さなランプの光を見つめながら、
静かな夜の深まりの中に
身をゆだねるのでした。
皆様に
新しいお茶を
ご用意いたしますので、
今夜も一緒に
テーブルを囲んで
お話ししましょう。
どうぞゆっくりしてらして
🫖🪔
🌙Mondlicht-Tropfen
(Moonlit Drop Atelier)
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