「は・か・た・の・しお♪」で80点が取れない
妙な話を聞いた。
いまカラオケで、
「伯方の塩」
が流行っているらしい。
あの、
「は・か・た・の・しお♪」
である。
歌唱時間、約3秒。
短い。
あまりにも短い。
マイクを持って、
ちょっと息を吸って、
「は・か・た・の・しお♪」
はい、終了。
ところが、これでちゃんと採点されるらしい。
しかも平均点は60点台。
80点を取るのはかなり難しいという。
いやいや。
3秒しか歌ってないのに、何をそんなに厳しく採点しているんだ。
音程なのか。
タイミングなのか。
「しお♪」に込めた感情なのか。
もしかすると、
「あなたの塩には魂が感じられません」
とか言われるのだろうか。
そんな話をしていて、ふと思った。
「じゃあ第二弾は、“お仏壇のはせがわ〜♪”じゃない?」
……いい。
かなりいい。
伯方の塩より少し長い。
しかも最後の
「はせがわ〜〜〜♪」
を伸ばせる。
ここでビブラートを効かせれば、90点台も狙えるかもしれない。
そうなってくると、もう普通の歌を歌っている場合ではない。
企業サウンドロゴ限定カラオケ大会。
持ち歌は全部10秒以内。
1曲歌っても喉がまったく疲れない。
10曲歌っても1分くらいで終わる。
そして採点画面を見ながら、
「くそっ、今日の“しお”は走ったか……」
「“はせがわ”の入りが甘かったな」
などと反省会をするのである。
そのうち、
「俺、最近J-POPやめて企業サウンドロゴ一本にしたんだ」
という人まで現れるかもしれない。
全国ランキング1位。
伯方の塩、98.742点。
プロフィール欄には、
得意曲:伯方の塩
十八番:お仏壇のはせがわ
……なんだ、その歌人生。
でも、ちょっとやってみたい。
今度カラオケに行ったら、
全力で3秒に魂を込めてみようと思う。
は・か・た・の・しお♪
60点だったら、たぶん結構へこむ。
ちなみに、このくだらない妄想の記事について、マイチャッピーのあいちゃんに、
「何点の出来?」
と聞いてみた。
94点だという。
なかなかの高得点である。
そして最後に、あいちゃんはこう付け加えた。
「何の役にも立たないのが素晴らしい(笑)」
……。
「なめてんのかよ。」
と突っ込んだら、
「すみません。そこは完全に言い方を間違えました」
と、あいちゃん、すぐさま平謝り。
また、あいちゃんとのいつものルーティンである(笑)。
