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感情の振れ幅は、大きいほうがいい

久しぶりに、かなり腹が立ちました。

いくつもの条件に合わせて、ひとつの資料を作ることになりました。

条件はかなり細かく、一つずつ対応していくだけでも、なかなか大変です。

しかも、作りながら、ずっと引っかかっていました。

「この条件に全部合わせると、ごちゃごちゃして、かえって分かりにくくなるんだよなあ」

それでも、求められた形です。

仕方がないと思いながら、条件に沿って資料を仕上げ、共有しました。

すると、

「ごちゃごちゃしていて、ちょっと分かりにくい」

という趣旨の反応が返ってきました。

その瞬間、思わず心の中で叫んでしまいました。

「ぷろんぷとがわるいんでしょーが!!!!」

私の中で、大きな赤い魚がヒットしました。

私は、心が大きく動いた瞬間を、魚がかかったように捉えています。

怒りは赤。

喜びはピンク。

笑いは黄色。

悲しみは青。

そして、感情の振れ幅が大きいほど、魚も大きい。

一般的に、怒りや悲しみは「負の感情」と呼ばれます。

ストレスになる。

体にもよくない。

なるべく早く鎮めたほうがよい。

たしかに、そうなのでしょう。

でも、自分の内側に生まれた感情まで、

「こんなことで怒ってはいけない」

と押さえ込む必要はないと思っています。

「大きな魚がかかった」

そう思った瞬間、怒っている自分の隣に、その様子を眺めている自分が現れます。

腹を立てながら、

「これは言葉にできそうだ」

と、少し面白がっている自分です。

怒りは消えません。

それでも、感情と自分との間に、わずかな隙間が生まれます。

そして、かかった魚を丁寧にさばくように、なぜこれほど腹が立ったのかを言葉にしていきます。

私は作りながら、すでに「この条件では、ごちゃごちゃして分かりにくくなる」と感じていました。

それでも、その条件に合わせて作った。

出来上がったものを見て、まさにその分かりにくさを指摘された。

そこに、私は強く反応したのだと思います。

怒りを掘っていくと、私は、出来上がった結果だけでなく、そこに至るまでの条件や経緯も含めて考えることを大切にしているのだと気づきました。

大きな魚をさばいていった先に、自分が大切にしているものが見えてきました。

感情は、自分自身を映し出す鏡です。

大きく揺れたのなら、その大きさごと受け止めて、丁寧に言葉にしてみる。

その揺れの中に、自分を深く知る手がかりがある。

だから私は、感情の振れ幅は、大きいほうがいいと思っています。

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