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ゴミ出しひとつ、ちゃんとできてますか?|何度も失敗して、漸く気づいた話

金悟です。

突然ですが、質問です。

あなたの家のゴミ箱、何個ありますか?

そして、それぞれが何ゴミか、即答できますか?

私はできませんでした。
長い間、まったく把握していませんでした。

「出した」だけで満足していた

コロナ禍で在宅が増えてから、私はゴミ出しを担当するようになりました。

最初は、やる気に満ちていました。

「ゴミ出しくらい、任せておけ。」

そう思っていました。

しかし現実は、失敗の連続でした。

私がやらかした7つの失敗

【失敗①】次の袋をセットしない

ゴミを出した。完了。

それだけで満足して、新しいゴミ袋をセットするという発想がありませんでした。

エリさんが空のゴミ箱に気づいて、袋をセットする。

「あ、次の袋セットしてないよ。最後までやろっか」

その一言で初めて気づきました。
ゴミ出しは、袋の交換までがワンセットだということを。

【失敗②】ゴミ袋の種別を理解していない

燃えるゴミ・プラスチックゴミ・紙ゴミ・缶びんゴミ。

頭ではわかっていました。
でも、どのゴミ箱が何ゴミなのか、把握していなかった。

リビングのゴミ箱は何ゴミで、
洗面所のゴミ箱は何ゴミで、
キッチンのゴミ箱は何ゴミなのか。

「これ、プラじゃなくて燃えるゴミだよ〜」

エリさんの指摘で気づきました。

【失敗③】複数箇所をまとめない

ゴミ出しの日、私はキッチンのゴミだけを持って外に出ていました。

洗面所のゴミ。
トイレのゴミ。
各部屋のゴミ。

それを全部まとめてから出すということが、頭にありませんでした。

「他の部屋のゴミも一緒に持ってってくれる?」

言われて初めて、家中を回る必要があることを知りました。

【失敗④】分別のルールを理解していない

ペットボトルは、そのまま捨てればいいと思っていました。

違いました。

ラベルを剥がす。
キャップを外す。
軽くすすいでから捨てる。

再生紙は、束ねてひもで縛る。
プラスチックは、汚れを落としてから。

「ふふ、何年一緒に住んでるんだっけ(笑)」

返す言葉がありませんでした。

【失敗⑤】集積所での置き方を知らない

ゴミを持っていけばいいと思っていました。

でも集積所には、ルールがある。

袋の向き。
ネットのかけ方。
種別ごとの置き場所。

近所の方が丁寧に積み直しているのを見て、
ようやく自分の置き方が雑だったことに気づきました。

【失敗⑥】電池をそのまま捨てていた

使い切った電池を、そのままゴミ箱に入れていました。

違いました。

電池の両端(+と−)をテープで覆ってから捨てる。
そのままにしておくと、他の金属と接触して発火する危険があります。

エリさんに教えてもらうまで、まったく知りませんでした。

小さなひと手間が、火事を防ぐ。
「ゴミの捨て方」には、安全への配慮も含まれていた。

【失敗⑦】割れ物をそのまま袋に入れていた

コップが割れた。そのままゴミ袋へ。

違いました。

割れたものは、別の袋に包んでから捨てる。
そして袋の外側に、マジックで「ワレモノ」と書く。

収集してくださる方が、手を切らないように。

書かれていないと、外からは見えない。
見えないと、防ぎようがない。

「ワレモノって書いておくと、運んでくれる人が安心だよ」

エリさんに言われて初めて、
ゴミ袋の先にいる人のことを考えました。

エリさんが実践していた、もう一つの視点

【画像 : コンポストのしくみ】

そしてエリさんは、もう一つ別のことを実践していました。

生ゴミです。

食事の際に出る生ゴミを、そのままゴミ箱に捨てるのではなく、コンポストに入れている。

夕食後の台所掃除のあと、エリさんは、生ゴミを集めて、
「あの子達にエサをあげなきゃ」
と嬉しそうにベランダのコンポストへ向かう。

コンポストとは、生ゴミや落ち葉などの有機物を、微生物の働きで分解・発酵させ、堆肥として土に還す仕組みです。

私たちが出す燃えるゴミの約4割は、生ゴミだと言われています。それを土に還すことで、ゴミの量そのものが減る。焼却にかかるエネルギーやCO2の排出も抑えられる。

そうしてできた堆肥は、家の植栽の土に混ぜて使っている。

生ゴミが、ゴミではなく、土を育てる栄養になる。

エリさんは、ゴミを「捨てるもの」ではなく「還すもの」として見ていました。

私はゴミ箱に入れることしか考えていなかった。

その視点の差に、正直、驚きました。

なぜ同じ失敗を繰り返すのか

エリさんに何度も指摘されながら、それでも同じ失敗を繰り返していた。

なぜか。

自分事になっていなかったからです。

「ゴミ出しを頼まれた」という意識で動いていたから、
ゴミ出しの全体像を理解しようとしていなかった。

今回だけこなせれば、それでいい。
次のことは次に聞けばいい。

そのつもりはなかったけれど、
結果としてそういう動き方をしていました。

妻にとって、これは何を意味するか。

毎回、一から教えなければならない。
もう一人、子どもがいるのと同じ疲労感です。

自分事にするための、たった一つの転換

転換点は、「理解しよう」と決めたことでした。

頼まれたからやるのではなく、
自分の家のことだから把握する。

その意識が変わってから、動き方が変わりました。

まず、家中のゴミ箱を全部確認しました。
何個あって、どこにあって、何ゴミなのか。

次に、分別のルールをエリさんに一度だけちゃんと聞きました。

ペットボトルのこと、再生紙のこと、プラのこと。

電池の両端テープも、割れ物の袋書きも、このとき一緒に教わりました。

集積所のルールは、掲示板を自分で読みました。

一度、自分の頭で理解してしまえば、もう聞かなくていい。

エリさんに同じことを何度も聞かなくて済む。

それだけで、表情が違いました。

ゴミの捨て方には、次に触れる人への配慮が全部詰まっていた。

それに気づいたとき、ゴミ出しの意味が変わりました。

そして今は思います。

あの指摘の数々は、呆れていたわけじゃなく、愛情だったんだと。
「ちゃんとできるようになってほしい」という気持ちが、あの言葉の裏にありました。

妻へ:夫への伝え方のコツ

夫に「ゴミ出しお願い」と伝えるとき。

「各部屋のゴミをまとめて、プラは青袋、集積所はネットの中に」

まで言うと、夫は動けます。

夫は悪意があるわけではありません。
ただ、仕様書が曖昧だと、曖昧なまま完了させてしまう。

解像度の高い指示が、夫を動かす一番の近道です。

夫へ:事前に確認すべき3つのこと

ゴミ出しを頼まれたら、動く前にこれだけ確認する。

① 今日は何ゴミの日?
② 全部屋まわったか?
③ 袋の替えはどこにある?

この3つを習慣にするだけで、
「また同じこと聞いてる」から卒業できます。

最後に

ゴミ出しは、家族と地域への最初の思いやりです。

袋を替えることは、次に使う人への配慮。

分別を守ることは、社会への参加。

電池にテープを貼ることは、見えない誰かへの安全策。

割れ物に「ワレモノ」と書くことは、収集してくれる方への敬意。

集積所を整えることは、近所への気遣い。

「出した」だけで満足していた私が言うのも、説得力に欠けるかもしれません。

でも、気づいてから変わりました。

エリさんの「ありがとう」は、
指摘の言葉より、ずっと気持ちいい。

そして、単純に、毎日綺麗で気持ちいい。

エリさんは、この毎日をときめく空間を一緒に過ごすために頑張ってくれてるんだね。

エリさん、
こちらこそ、いつもありがとう😊😊😊

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伏見金悟

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