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GPT-image-2.5にこれまで使ってたプロンプトを入力してみたら…|ChatGPT6|AIイラスト

はい、ウチにもようやくAstraとGPT-image-2.5がやって来ました。
と言ってもplusプランなのでAstraはChatモードでは使えません。
Workモードの思考レベル4と5、Codex・APIでは使用できます。

でも、その辺、ほとんど使わないんだよな~(~_~;)
AIなんてほとんど画像生成でしか使わない専業主夫なもので(笑)
WorkモードもCodexもAPIも使い途が無いし、全然わかりません🤣

5.6のWorkモードで画像生成すると、AIがプロンプトに余計なお世話を加えてから生成エンジンに渡して、こっちが考えてたのとは違う絵が出てくることが多かったので敬遠してました。


🔷冒頭文の重要性

まあ試しにいつものプロンプトを入力してみます。
完成形はいつもの構図の花魁さん。

そして画風は最近ハマっているデジタル水彩

チャチャッとプロンプトを入力してドン!

うぉいっ‼️どこが水彩やねん(--〆)
ちょい待てちょい待て💦
これ、いつもの画風ならどうなるんだ。
デジ水彩からセミリアルデジタルイラストに変更してドン!

なんじゃあ!こりゃあ!!(cv:松田優作)
花魁は実写寄り、背景は一定のボケ具合でコラージュみたいじゃないか…
まさかの劣化!?

まあGPT-image-2でもプロンプトの冒頭を "Oiran~" から始めると背景のボケたポートレートに寄るのはデフォだったけどねぇ…

これなんかそうで、ポートレートみたいに背景がいい具合にボケてる。
いい具合ってのは、手前のボケは小さくて奥のボケは大きいってことね。

ところが今回生成したものは、
・要素の列挙を順番に消化
・全部を見せようとする
・背景まで高密度
・コラージュっぽい
(by ChatGPT)

・・・nano bananaやん(笑)

まあでも上の赤い花魁さんも浮いてるっちゃ浮いてるけどね。
一度「浮いてる」と思ってしまうと、もう浮いてるようにしか見えない(笑)

んじゃあ、Oiranの前にこの絵はどんな絵かを説明する冒頭文を入れてみるか~、というわけで "A scene capturing the behavior of an oiran in a room at a brothel." ってのを "Oiran~" の前に入れてみた。ドン!

はい、綺麗にまとまりました (´ー`)
花魁さん、浮いてません。背景と同じ空間の中にいます。

ちなみにこっちの絵の方は冒頭に "This is a genuine work of art" って入れてあるので背景がボケてません。

訳すと「これは正真正銘の芸術作品です」っていう、とても抽象的な一文です。
でも今ではこれを冒頭に入れることで、偽ポートレート化を避けることが出来るという便利アイテムです(笑)

この一文を作ったのはChatGPTもGeminiも狂っていて、チャッピーの描く人物像すら、体のパーツを積み重ねただけみたいな酷い画力の時期がありました。
過去にシリーズで記事にもしました。

で、やけくそで冒頭に「これは正真正銘の芸術作品です」ってブチ込んだら、ちゃんとした絵が出てきました。
オマエ、手ぇ抜いてやがったな…💢案件です(笑)

冒頭にいちばん大事な要素を書くことは大事です。
だから今までは主役を書くことが定石だったわけですが、それは昔の画像生成モデルが「まず何を描くか」を取りこぼしやすかったことに由来するそうです。

昔のモデルは、今よりずっと
主役が誰か
何が一番重要か
どれを画面の中心に据えるか
の判断が弱かった。
だから冒頭で
A woman ...
An elf ranger ...
A dragon ...
みたいに主役を先に置いて、最優先対象を固定する必要があった。

と、ChatGPTが言っています。
画像生成歴1年の俺には知らない苦労があったんですね…

で、GPT-image-2以降は

昔の「冒頭に主役を書く」の理由は、
主役そのものをちゃんと拾わせるため
で合ってる。
でも今のモデルではそれが発展して、
主役+場面+絵柄+統合方針を、冒頭の自然な文章で先に決める
ほうが効く、という感じになってきていると思う。

もし短く一言で言うなら、
昔は主役の認識補助、今は画像全体の解釈ルールの宣言
って感じだね。

だそうです。
まあ今回の挙動を見るかぎり矛盾してません。
「これは正真正銘の芸術作品です」なんていうアホみたいに抽象的な文章でも、冒頭に置けばとりあえず絵がまとまります(笑)
他の画像生成AIについてはわかりません。
現在のChatGPTではこういう傾向になっているという話です。


🔷画風指定の注意点

さて次は最初の生成でヌルっとスルーされた「デジタル水彩」です。

とりあえず以前に作ったこの画像と同じプロンプトを入力してみます。
ドン!

ちっが~う!!💢
以前の画像は「デジタル主体の水彩」で、これは「伝統水彩・和風絵画寄り」というChatGPTの寸評です。
そこでピ~ン!ときました。

プロンプトの冒頭に
"A modern digital watercolor, flowing washes with crisp digital precision that painting an Oiran, Just because the motif is from old Japan, it does not mean it must be rendered in the style of traditional ink wash painting. There is significance in depicting it using a contemporary artistic style." と入力。

訳すと
「花魁(おいらん)を題材にした、現代的なデジタル水彩画です。流れるような色彩の広がりと、デジタルならではの鮮明かつ緻密な描写が融合しています。モチーフが古き良き日本のものであるからといって、必ずしも伝統的な水墨画の様式で描く必要はありません。現代的な芸術様式を用いて表現することにこそ、意義があるのです
ドン!

予想どお~り!!
絵柄をモチーフに引っ張られてやがりました。
新チャットを立てて同じプロンプトでもう一枚。
ドン!

オッケ~イ🆗👍✨‼️

だから最初の生成画像⇩もデジタル水彩と指定したのに

「花魁・江戸・和室・月夜」というモチーフ情報から、モデル側が勝手に“和風の高級美人画”の表現様式を組み立てたわけですね (by ChatGPT) 


今度は西洋ファンタジーで検証してみます

エルフの森で飛行するドラゴンを見上げる図。
これを同じプロンプトで絵柄を水墨画に指定して描かせてみます。
ドン!

エルフがめっちゃファンタジーイラストですね。
ついでに背景の木がブロッコリーみたい(笑)

冒頭に「森のエルフと、空高く舞うドラゴンとの遭遇を描いた場面。彩色水墨画のスタイルで適切に表現してください。描かれる題材によって画風が規定されることのないようにしてください」と入力(英語)
ドン!

背景はかなり水墨画になりましたが、エルフがまだファンタジーイラストですね。ブロッコリーっぽさはちょっと減ったかな(笑)
「森のエルフと、空高く舞うドラゴンとの遭遇を描いた場面。彩色水墨画として適切に表現してください。主題に合わせて画風を変えることはせず、エルフもまた水墨画特有の筆致で描くこと――顔や衣装だけを写実的かつ精密に描写してはなりません
ドン!

まあ少し顔が綺麗ですが、エルフもかなり水墨画の世界に溶け込みました。
上の2枚にあった毛筆サインと赤い落款が無くなっています。
上手く描けないエクスキューズとして置いていたのかもしれません。
「ほら、水墨画ですよ」って(笑)

ちなみ元絵と同じ絵柄のプロンプトで描かせると

こうなります。
やっぱり上手になってる感じがしますね。
以前に描いた⇩も悪くないし好みの問題かもしれませんが、緻密にはなっていますね。

ついでに同じ手法でドラゴンの側から見た景色

ツノがリアルですがそれ以外はかなり水墨画っぽいですね。


折角なのでAstraにも花魁とエルフを描いてもらいました。

懸念していたWorkモードの余計なお節介も無く、Chatモードの5.6経由よりも緻密で美しくなっていると思います。

利用状況ですが、5時間スパンで一枚3~4%でした。
3枚で10%として5時間で30枚。
試作には使えませんね。
Chatモードで試行錯誤して完成したプロンプトをAstraに投げるのが正解でしょうね。


🔷まとめ:冒頭概要文の重要性


現在僕が把握している新しい挙動としては

  1. 絵柄がモチーフに適したものになりやすい

  2. プロンプトの冒頭で「何を描いた絵なのか」+「どういう画法なのか」+「両者を勝手に結びつけるな」を明示することが大事

といったところでしょうか。

1、は商品画像やプレゼン資料を描くときに負担が減って便利ですね。
一方で僕のようなイラスト描きには面倒な工程が一つ増えるわけですが(笑)
まあ、前者の方が需要も大きいでしょうし正当な進化なのだと思います。

2、は実は今年の4月に出されたOpenAIのプロンプトガイドにも書かれていたことです。
訳が拙くて分かりにくかったのですが、ようやく意味が分かりました。
って前にも書いたっけ?書いたような気がする。
ChatGPTと話しただけかな?

この画像、以前にも貼ったような気が…😅


「プロンプトは一貫した順序(背景/場面 → 主題 → 重要な詳細 → 制約)で記述し」の「背景/場面 → 主題」の意味が分かりにくいけど、作例を見るとわかります。

prompt = """
Create a photorealistic candid photograph of an elderly sailor standing on a small fishing boat.
He has weathered skin with visible wrinkles, pores, and sun texture, and a few faded traditional sailor tattoos on his arms.
He is calmly adjusting a net while his dog sits nearby on the deck. Shot like a 35mm film photograph, medium close-up at eye level, using a 50mm lens.
Soft coastal daylight, shallow depth of field, subtle film grain, natural color balance.
The image should feel honest and unposed, with real skin texture, worn materials, and everyday detail. No glamorization, no heavy retouching.
"""

太字で示した "Create a photorealistic candid photograph of an elderly sailor standing on a small fishing boat." が「背景/場面 → 主題」辺りに相当するのでしょう。

小さな漁船の上に立つ年配の船乗りを捉えた、写真のようにリアルな自然体の写真を生成してください

と、プロンプトの冒頭には「何を描いた絵なのか」+「どういう画法なのか」が書かれています。
そこに今回のバージョンアップで、必要であれば「両者を勝手に結びつけるな」も加える必要が出てきたわけですね。

先程も提示しましたが実際にGPT-image-2の場合でも差が出ています。

右が冒頭概要文あり。花魁が背景から浮かずに同じ世界に存在している。
左はコラージュ感があるようにも見える。

プロンプトの冒頭から「花魁~」「エルフ~」と書くとポートレートっぽくなりますが、それなら「ポートレート」と書いた方が綺麗な画像が出力されると思います。
それに「モチーフに適した画法が選ばれやすい」という縛りがある以上、最初にどの画法で描くかを明示することが非常に大事になってきますね。


といったところでしょうか。
また何か発見があれば記事にしていきたいと思います。
ではでは。

オマケ

昨日の記事のアールヌーヴォーも洗練されたような気がします(笑)




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