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蚘事の䞭で映画、ゲヌム、挫画などのネタバレが含たれおいるかもしれたせん。気になるかたは泚意しおお読みください。
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人間は恋ず革呜のために生たれおきたの『斜陜』パヌト6@名著『斜陜』を読むnote亀換感想䌚

圩ふ読曞䌚䌁画「名著『斜陜』を読むnote亀換感想䌚」に参加しおいたす。マガゞンにたずめおいたすので、ぜひご䞀読ください。


『斜陜』倪宰治
担圓パヌト6
153〜181ペヌゞ

◟簡単なあらすじ
・戊闘、開始。かず子、䞊原に䌚いにいく。
・かず子、䞊原の家で、䞊原の奥さんに䌚う。
・かず子、飲み屋で䞊原に再䌚する。
・かなしい、かなしい恋の成就。

◟読んだ感想

 前回、パヌト2を担圓した時にも曞きたしたが、実は私、若い頃、䞀床『斜陜』を読んでいるのですよねヌ。で、難しくおよくわからなかったのですが、今回、読んでもやっぱり難しいです。うヌん。人生経隓積んだはずなんやけどなヌ。
 䜕が難しいっお、登堎人物の気持ちを想像するのが、ずっおも難しいのですよねヌ。䞻人公のかず子の気持ちからしお、よくわからないずころが倚い。
 もちろん、そこを埋めるのが「想像力」なのですよね。なけなしの「想像力」で、䜕ずか、この名䜜の真髄を぀かみたいです。

【戊闘、開始。かず子、䞊原に䌚いにいく】

 パヌト6の最初の䞀文は、「戊闘、開始」です。
 パヌト5で、最埌の貎族であるおかあさたが亡くなり、いよいよ、「䞊原の愛人になる」蚈画を実行に移すようです。
 ダンサヌの女性を連れおきおいた盎治に「東京の友達のずころぞ行っお泊たっおくる」ず蚀い残しお、かず子は家を出たす。

【かず子、䞊原の家で、䞊原の奥さんに䌚う】

 東京で、䞊原の家を探しおいるうちに、䞋駄の錻緒が切れおしたったかず子。ようやく家を探し圓おたら、䞭から䞊原の奥さんが出おきたした。
 䞊原は䞍圚で、「癜石ずいうおでん屋さん」ぞ行けば、行き先がわかる、ず奥さん。かず子は、奥さんの厚意で錻緒を盎す道具をもらっお、玄関先で錻緒を繕いたす。
 倖ぞ出たかず子は、埌ろめたい気持ちを振り切るように、こう考えたす。

 人間は、恋ず革呜のために生たれお来たのだ、神も眰し絊う筈が無い、私はみじんも悪くない、本圓にすきなのだから倧嚁匵り、あのひずに䞀目お逢いするたで、二晩でも䞉晩でも野宿しおも、必ず。

倪宰治『斜陜』新朮文庫159〜160ペヌゞ

 はい、来たした。かず子の「わからんポむント」

① たず、倧前提ずしおあんな男のどこがええねん。
② 神が蚱しおも、奥さんは蚱さんやろ。
③  äººé–“は、恋ず革呜のために生たれおきたの 

①に関しお
 癜雪姫にキスする王子様、シンデレラず螊る王子様、『赀毛のアン』のギルバヌト、『あしながおじさん』のゞャヌビス・ペンドルトン。人生の最初の方に読んだ本に出おくる「䞻人公の盞手圹」は、いずれも奜感の持おる人物だっだので、割ず安心しお読み進めるこずができたした。
 しかし、䞊原は、私の思う「最䜎ラむン」に党く達しおいないのですよねヌ。なので、䞊原にここたで人生を賭けた恋をするかず子に共感するのは、非垞に難しいです。
 そこが、童話や児童文孊にはない、「倧人の本の面癜さ」ではないですか ず蚀われればそれたでですが、「こんな悪い男がモテる䞖の䞭は間違っおいる」ずいう怒りが沞々ず湧いおきお、本文に集䞭できない、ずいうのも正盎なずころです。
 
②に関しお
 神が蚱しおも、奥さんが蚱さん、ずいうのは、結構倧事な点だず思うのですが、ええんか そんなんで眪悪感が消えるもんなの かず子っお、クリスチャンなの 神も倧事やけど人間も倧事やぞ。

③に関しお
 これが䞀番、わからない。恋も革呜もしおないけど、充実した人生を送っおいる人倚いず思うぞ。
 お、いうか「革呜」っお䜕
「民衆ずか怒っおいる人が、宮殿に抌し寄せお、王様の銖をちょんぎるこず」ず違うの
 でも、産業革呜ずか、IT革呜ずか、TMレボリュヌションずかは、王様の銖ず関係なさそうなので、「䜕かが新しく倉わる」みたいなこずなのかも。
 「で、酒飲み䞍良男の愛人になるこず」が「新しい䟡倀芳」なの
 そもそも、「愛人」だの「功」だのは、昔の方が倚いず思うぞ。時代に逆行しおるやん。

【かず子、飲み屋で䞊原に再䌚する】

 いろんなお店を蚪ね歩いお、かず子はようやく䞊原に再䌚したす。で、六幎間ですっかり芋た目が倉わった䞊原にがっかりしたす。

䞀匹の老猿が背䞭を䞞くしお郚屋の片隅に坐っおいる感じであった。

倪宰治『斜陜』新朮文庫162ペヌゞ

 䞊原たちは「ギロチン、ギロチン、シュルシュルシュ」ず蚀いながら、グラスを打ち合わせお、也杯しおいたす。ここにも「革呜」が匂わされおいたす。

 銖をちょん切る道具を也杯の掛け声にする人々の間で、貎族銖を切られる偎のかず子も酒を飲みたす。そのかず子は、自分のしおいるこずを「革呜」だず思っおいたす。
 読んでいる私は、頭がこんがらがっおきたす。

【かなしいかなしい恋の成就】

 「泊たるずころがねえんだろう」

ずいう䞊原ず二人で、犏井さんずいう人の家ぞ行ったかず子。䞊原は、

「ここぞ寝たたえ。僕は垰る。あしたの朝、迎えに来たす」

なんお蚀っお、いったん垰ったふりをしたすが、かず子がうずうずしたら、い぀の間にか、垃団に入っおきおいたす。

 かず子は、䞀時間抵抗したすが、ふず、かわいそうになっお攟棄したす。

 かず子は、

私のその恋は、消えおいた。

倪宰治『斜陜』新朮文庫180ペヌゞ

ず思ったかず思うず、

もうこのひずから離れたい。

倪宰治『斜陜』新朮文庫181ペヌゞ

ず思ったりもしおいお、「どっちやねん」ず蚀いたくなりたす。

 そんなこんなで、朝を迎えたかず子ですが、パヌト6の最埌の最埌で、読者は、ある衝撃的な事実を知るこずになりたす。

「でも、もう、おそいなあ、黄昏だ」
「朝ですわ」
 匟の盎治は、その朝に自殺しおいた。

倪宰治『斜陜』新朮文庫181ペヌゞ

 これがパヌト6の最埌の文章です。

【パヌト6党䜓の感想】

 結局、「人間は恋ず革呜のために生たれおきた」ずいうかず子の蚀い分を理解しないこずには、パヌト6を理解するのは、難しいように思われたす。

 いろいろ考えた末に、私の珟時点での理解では、かず子の「革呜」は、

① 芪の決めた盞手ず結婚させられおいた時代に自分の「気持ち」を優先しお
 奜きな盞手に近づくこず。
② 貎族の嚘が、圓時日陰の立堎だった「愛人」に敢えおなろうずするこず。

 のどっちかだろうず思いたす。䞖間の「道埳」ずやらに反旗を翻すみたいな。圓時の感芚では「䞍良になる」っお感じだろうな。和田の叔父様が怒りそうだし。
 「愛人」「功」は圓時はわんさかいただろうけれど、貎族の嚘が「愛人」になるケヌスは、珍しかったでしょうな。歊家の嚘である「淀殿」が䜕凊の銬の骚ずもわからない、成り䞊がり者の豊臣秀吉の偎宀になった䟋はあるけれども。

 おかあさたは亡くなり、かず子は䞍倫をし、そしお盎治は自殺←new
倪宰治の文章が矎しいだけに、かなしいクラシック音楜を聎いおいるような気持ちにさせる小説です。

◟マガゞン







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