【地域で働く①】イタリア・「社会的協同組合」を訪ねて~仕事と福祉が分かれていない場所~
■最初に
こんにちは!サイボウズのもっちーです😊
実は今年イタリアに行っていました。
はじめてのイタリア、友人がいろいろと連れて行ってくれたのですが、
まず面白かったのが、スーパー、知らない野菜がたくさん、チーズやワインの種類が豊富、レジでは、お客さんがベルトコンベアに商品を出して、レジ後はサッカー台でゆっくりつめるのではなく、流れてきた商品を急いで入れる。。。
なかなか衝撃な幕開けでした☕
そんなイタリアの「社会的協同組合」に行ってきました。
社会的協同組合に行きたいと友人に伝えたら調整していただき感謝です!
日本との違い、日本と同じ課題いろんなことを感じました。
全3回のシリーズです🤔
■仕事と福祉が分かれていない場所
〇イタリアの社会的協同組合
イタリアには、「社会的協同組合」があります。
それは、利益を出すことだけを目的にした企業でも、
行政が運営する場でも、福祉でもない、その間にあるような存在です。
この仕組みは、1991年に法律として位置づけられ、
「地域の中で人が人らしく生きていくこと」や「社会に参加すること」を支える役割を担っています。
取り組みのかたちはさまざまで、介護や教育といった福祉サービスを提供する組合もあれば、清掃や農業、飲食などの事業を通して、働くことが難しい状況にあった人たちの雇用を生み出す組合もあります。
特徴的なのは、「誰かを支えるための場所」であると同時に、
「一緒に働く場所」でもあるということ。
そこで働く人も、支援を受ける人も、ボランティアも、地域の人も、さまざまな立場の人が関わりながら運営されているのです。
日本にも、福祉施設や就労支援の場、地域のNPO、企業など、
それぞれの役割を担う場所はあります。
ただ、それらは多くの場合、
「支援する場所」と「働く場所」が分かれて存在しています。
一方で、イタリアの社会的協同組合は、
その両方を一つの場の中で担っているのが特徴です。
福祉でありながら仕事の現場でもあり、
支援でありながら「一緒に働く」関係でもある。
その重なり方が、日本とは少し違っているように感じました。
ザクロ(Il Melograno)さんに伺ってお話しを聞いてきました。

〇社会的協同組合のA型とB型
社会的協同組合は、A型とB型に分けられますが、
共通しているのは「多様な人が関わっていること」です。
A型では、社会福祉士や教育関係者などの専門職に加え、
地域住民やボランティア、家族といった人たちが運営に関わります。
B型では、事業を行うために、
経営や現場を担うスタッフ、技術を持つ職人などがいて、
そこに、働くことに困難を抱えていた人たちが加わります。
つまり、誰かのための場所というよりも、
立場の異なる人たちが同じ場にいることで、
仕事や暮らしが成り立っている。
その点で、日本でイメージされる「支援の場」とは、
少し違う構造を持っています。

〇ローマの社会的協同組合「ザクロ(Il Melograno)」
今回訪れたザクロ(Il Melograno)も、そんな場所のひとつでした。
ザクロ(Il Melograno)はローマ市内にある社会的協同組合。
A型とB型どちらもあります。
ハーブや畑、庭づくりの仕事が行われていて、
事務所の裏にある花壇も、そこで過ごしている人たちの手でつくられています。
朝から13時頃までの時間、さまざまな背景を持つ人たちが集まり、
同じ仕事の中にいます。
そこには、障害のある方だけでなく、
たとえば親が刑務所にいる子どもなど、
社会の中で見えにくくなってしまいがちな人たちも含まれていると聞きました。
そしてザクロ(Il Melograno)は、
そうした人たちが地域の中で暮らしていくために、
外のサービスや行政とつながる“窓口”のような役割も担っています。

■最後に
最後までありがとうございました。
旅行は大好きなのですが、日本と同じくらいの治安やトイレ事情や、言語の壁など考えて海外は1つの国にしか行ったことがありませんでした!
インクルーシブで有名なイタリア、いつも友人からお話しを聞かせていただいていて、来なよと言ってもらっていたものの、何年か越しにようやく決意し行ってきました。
すると、イタリアの人たちの人柄や、日本と似ている課題、宗教のこと、紀元前のことや神話のことまで思いを巡らせることになりました。
社会的協同組合は絶対に行きたい!!と思っていたところで、友人夫婦が願いを叶えてくれました。(本当に感謝です)
そんなお話しを全4回でお伝えします。
次回は「地域で暮らしつづけるために」です
次回も見てもらえると嬉しいです😊
