転ぶスズメも、ちゃんと愛おしい
🐦どちらのスズメが立派なんだろう?
写真好きの友人から、一枚の写真が届きました。
写っていたのは二羽のスズメ。

左には、ちょこんと立っているスズメさん。
右には、コテッと転んでいる(?)スズメさん。
私はこの写真を見て、少し心がぎゅっと痛くなりました。
それは、立っているスズメさんは、自分の足できちんと立って生きている人たちのように見えて。
転んでいるスズメさんは、うまく立てずにいる今の自分の姿と重なって見えてしまったから。
「私もちゃんと自分で立たなくちゃ」と、焦りのようなものが湧いてきて、思わずこんな不思議なことを考えてしまいました。
「どちらのスズメが立派なんだろう?」
…💭
でもよく考えると、ほとんどの人はこの写真を見て、「こっちが立派だ!」なんて思わないですよね。
この写真に自分を重ねること自体、ちょっとおかしな比較だったかもしれません。
だけどその時の私は、なかなか立つことのできない自分にモヤモヤしていたのだと思います。
🌼スズメ劇場のはじまり
そんなモヤモヤにちょっとした変化をくれたのは、写真と一緒に届いた友人からのメッセージ。
「転ぶスズメもいいよね〜👍」
そのひと言がなぜかうれしくて、自分を責めていた気持ちが少しだけゆるんだ気がしました。
𓂃𓈒 𓂂𓏸
写真をじっくり見返していると、 ふとこんなことを思いました。
このスズメは、どうして転んだんだろう?
何かにつまずいたのかな?
つるっと滑ってしまったのかな?
それとも、踏み出した一歩が大きすぎたのかな?
そんなことを、ぐるぐると頭の中で考えているうちに、今度はちょっとした気づきと出会いました。
理由はなんであれ、この子が転んだのって
動いていたから だよね…?
だって止まっていたら、転ぶことすらできないし。
いや…
じっと立ち続けてたら、それはそれで貧血でパタッと倒れちゃったりして…。
私の頭の中では、どんどん「スズメ劇場」が広がっていきます (笑)
こうしてスズメ劇場に浸っているうちに、どんなスズメさんの姿だって全部が愛おしく思えてきて、
ついひとりでクスッと笑ってしまいました。
私が転んだのも、ちゃんと前に進もうとした証だったのかな。
そう思うと、さっきまで胸が傷んでいたはずの写真も、ほのぼのした景色に見えてきたのが不思議です。
なんとなく今の自分すら受け入れられた感覚。
🪽本当に転んでいたの?
そしてもうひとつ。
心に浮かんできたことがありました。
あのスズメさん、本当に転んでいたのかな?
もしかしたら、ちょっと風に吹かれたのかもしれない。
大きな一歩を踏み出した瞬間の姿だったかもしれない。
ちょうど、下を向いたのかもしれない。
写真に写っているのは、ほんの一瞬。
それなのに私はその一瞬の姿を見て、まるでその子の"全て"を見たような気持ちになっていました。
𓂃𓈒 𓂂𓏸
それは、私たちが自分自身や誰かのことを見る時も同じなのかもしれません。
私たちの目にうつる「誰かの姿」や「自分の姿」って、ただ「そのときの姿」だったりする。
なのについ、その一瞬の姿だけを切り取って、自分と誰かを比べてしまうことがあります。
でもそれって、シャッターを一度切っただけで、「このスズメはずっと転んでいる」と思い込むようなものなのかも?と思ったりします。
ほんの少しシャッターのタイミングが違えば、そこに写るスズメの姿も、全く違っていたかもしれない。
そう思ったとき、
自分を見つめていた自分の目すらも、なんだか小さな視点に思えました。
🌷比べる気持ちも 「やさしさ」
だけど、比べることも落ち込むことも、
きっとそれは「もっとこうなりたい」と思っているから。
本当は、自分を守ろうと頑張っていたり
もっとよく生きたいと願う、自分へのやさしさだったりするのかもしれない。
思わず、自分にも誰かにも
「がんばってるね~」って声をかけたくなってきますよね!
💌ほんの少しの気持ちを込めて
今、うまく立てずにいる人へ。
進んでいるかどうかなんて、すぐには分からないけど、それでもちゃんと歩こうとしている。
揺れながらも今を生きているあなたを、私は大切に思います。
ここにいてくれてありがとうꕤ
今、頑張って立っている人へ。
グッと踏ん張る日々も、誰にも気づかれないような静かな努力も。
あなたの姿が、誰かや何かをそっとつないでいると私は信じています。
ここにいてくれてありがとうꕤ
🌱おまけ
ちなみに、このスズメさん。
転んでいるように見えたのは、シャッターを切ったこの瞬間だけだったみたいです!
(貴重な一瞬…✨)
そのあと元気に飛んでいったと聞いて、ホッとしました。
𓂃𓈒 𓂂𓏸
小さなスズメたちと、小さなひと言が届けてくれたもの。
この物語が、誰かの心にも届いていたらうれしいです。
転ぶ姿も、ちゃんと愛おしい。
それぞれの場所で、どうかやさしい時間が流れていますように。
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
ぜひまた、気軽にあそびに来てくださいね♪
Ena
