マヌエル・ファン・ダイク(Manuel van Dyck)個展『SKETCH』を鑑賞しました
新宿サードディストリクトギャラリーでマヌエル・ファン・ダイク氏の個展『SKETCH』を鑑賞した。マヌエル氏の写真は、いつものようにかっこよくて上手かった。撮影もプリントもうまくて、そして真面目な作品が並んでいる。ただ、マヌエル氏は撮影のセンスと言うか、被写体の選択にちょっとした遊びがあるように思えて、それが真面目な撮影とプリントとの間でゆらぎを感じさせてもいたんだけど、今回はいささか真面目な雰囲気が濃いように思えた。まぁ、同じならマンネリと言うか、それこそ岡本太郎に「同じことをくりかえすくらいなら死んでしまえ」と言われてしまうし、かと言って多少変えただけでも自分のような半可通から「変えた」とガタガタ言われるから、作家というのはつくづく因果な商売と思う。まぁ、変えたと言わずに作品の魅力を言葉にするのが筋だろうし、ピント位置と中心被写体がしっかり合致しているところや、階調表現の丁寧さが鑑賞者を心地よく情景へいざないつつも、ストリートフォトの緊張感も保たれていると書くのは可能だ。しかし、残念ながら言葉は作品を目の当たりにした自分の高揚感も興奮も含んでいない。だから、作品を観てほしい。




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