軍艦島が世界遺産である理由!明治~昭和の日本を支えた産業遺産(予習編)
世界遺産「軍艦島(正式名称:端島)」へ行ってきました!
日本に数多くの世界遺産がある中でも特に神秘的!
建物の崩壊が進み、いずれは上陸出来なくなるのでは?なんていう噂もちらほら。
いよいよ2025年春に行くぞ!と思った頃に、TBSの日曜劇場で「海に眠るダイヤモンド」という軍艦島を舞台にしたドラマがあると聞き、とても興味深く見てから行きました。
お陰で、当時、端島で暮らした人々の生活ぶりをイメージしやすかったのも事実です。
当時、日本初の鉄筋コンクリート造りの集合住宅が建てられ、全盛期5300人が暮らし、世界一の人口密度となった小さな島。
軍艦島へ行く前に知りたい基礎情報をこの「予習編」にて、来週投稿予定の「上陸編」では実際に行ってみた感動をお届けします!
⭐端島(軍艦島)とは?
軍艦島は、元々、海上から頭を出した小さな岩礁でした。
江戸時代の1810年、岩礁に露出した石炭を漁師が発見したことをきっかけに採炭を開始。
6度に渡る埋め立てで今の大きさになったとか。
1890年、三菱社が端島炭鉱を旧鍋島藩主から10万円(現在の3億8000万円くらい?)で買収し、1891年(明治24年)から、本格的な石炭採掘を開始。
端島炭鉱の石炭は、世界で類を見ないほど高品質で、製鉄に欠かせず、世界と戦った日本、そして戦後の高度成長期を支えたのです。
その後、1974年(昭和49年)1月15日に閉山。
同年4月20日、全島民が島を離れて無人島になり、一般の立ち入りが禁止されました。
その後、2009年4月末から長崎市の条例によって観光客の上陸が可能になり、2015年「明治日本の産業革命遺産」の構成資産として世界文化遺産に登録されたのです。
外周1.2kmほどの小さな島に所狭しと林立する建物。
その姿がまるで軍艦のようだ、ということで大正時代から「軍艦島」と呼ばれるようになったそうで、この記事内でも軍艦島と呼ばせていただきます。
実際に船でぐるっと1周してその全景を見渡した時も、まさに軍艦のようでした!

反対側から。

⭐「軍艦島デジタルミュージアム」で予習!デジタルで行く最深部1000m!
軍艦島へ行く際は、まず最初に「軍艦島デジタルミュージアム」で予習すべし。
何故なら、軍艦島に上陸して見学出来るエリアはごく一部だから。
ツアー会社「軍艦島コンシェルジュ」HPにあった図ですが、赤い線が見学ルート。
ビルが密集するエリアは危険で立ち入り不可。
ミュージアムでは、プロジェクションマッピングや立体シアター、VR体験が出来て、その歴史、価値を学べます。
かなり内容が濃いので最低1時間は必要でしょう。

軍艦島へ行くにあたり、まず気になったのがお天気。
知り合いにも、波が高くて上陸出来なかった、という人もいて、ずっと祈ってました。
2020年に上陸の可否を決める基準が見直され、現在、上陸率が約60%!
そしてミュージアム内、ツアー受付で見た「通常運行」の文字に歓喜!
やったー!行けるー!
実は我々の長崎旅行の3日間、雨の予報だったのが、結局は一度も降らず、無事上陸も出来ました!
この記事のヘッダー写真は、友人が晴天時に訪れた際の写真をもらったものです。
あ!「海に眠るダイヤモンド」のドラマのパネルやDVDも置いてありました。

驚くのは、炭鉱の深さ。
エレベーターで2分半かけ採掘現場まで600m降下。
傾斜21度のところをトロッコや徒歩で移動し、最深部はなんと1,010m!
東京タワー3つ分!?
気温約35度、湿度90%という過酷な環境下で、1日2,000トンを採掘。
無人島になった後の軍艦島には灯台が建設されたそうですが、当時は炭鉱が24時間の稼働で不夜城と呼ばれ、灯台の役割も果たしていたそうです。
館内には当時撮影された写真パネルが展示され、プロジェクションマッピング「採炭現場への道」では、エレベーター・トロッコに乗り込んで炭鉱まで行く体験も!
毎日命懸けで行った炭鉱夫の方々、かっこいいですね!

「黒いダイヤモンド」と言われた石炭。
軍艦島の炭鉱夫の給料は高く、昭和30年代、3種の神器のひとつだったテレビの普及率は100%!
本土ではまだ10%だった時にです!

フォトスポット「コスプレコーナー」ではヘルメットを被り、つるはしを持ち、炭鉱夫の気持ちになってみました!

上陸して見学可能なのはごく一部ですが、「立体シアター」では、5面のLEDディスプレイを使って、まるで鳥のように軍艦島上空を飛んだり、立ち入り禁止エリアに降り立つことが出来ます。



「軍艦島VR」がすごかったー!
まるで本当に軍艦島の中を歩いているよう!
これは行って体験するしかない!

「軍艦島3D散歩」では、マウスを自由に動かして、軍艦島の行きたい、見たいところに移動出来、めっちゃリアルで楽しかった~!


軍艦島のキャラクター「ガンショーくん」。
画面に向かって、なでたりつかんだりすると反応するというので、こちょこちょこそばしたら笑ってる~♪
むぎゅむぎゅつかんだり、プニプニ触っていたら最後は泣いてました。
ごめんなさい(笑)!

ツアーで申し込んだクルーズ受付もこちらのミュージアムで、でした。
⭐軍艦島の何がすごくて世界遺産?
軍艦島と言えば、あの滅びゆく、はかない建物のイメージ。
そして日本初の鉄筋コンクリート造りの集合住宅など、価値あるものは沢山あるのですが。。。
実は、世界遺産になっているのは廃墟、ではなく、主にこの2点。
①「明治日本の産業革命遺産」の構成資産である製鉄・製鋼、造船、石炭産業
②石灰と赤土を混ぜ合わせた凝固剤「天川(あまかわ)」を用いて石材を積み上げた、島を囲む護岸
①の「明治日本の産業革命遺産」として日本の近代化に貢献したことも分かったけど、②がこちら!
石と石をつなぐ接着剤となったのが、石灰と長崎の赤土を混ぜた「天川(あまかわ)」。
この護岸技術の高さが今まで軍艦島を守ってきたのです。

ただし、この凝固剤の「天川(あまかわ)」が雨風、波による浸食でどんどん削られ、水中にある土台部分も穴だらけになっているというのです。
しかも、島周辺の海は荒れて波も高く、調査も進んでいないといいます。
大切な世界遺産、調査、補修が進むといいですね。

⭐軍艦島コンシェルジュ「スーパープレミアム」がおすすめ!
軍艦島に上陸出来る船、クルーズはいくつかあるようですが、今回は
「軍艦島コンシェルジュ」
の上陸ツアーに参加。
そして「軍艦島上陸ツアー スーパープレミアム(ミュージアム見学付き・2階船内窓側指定席)」にして良かった~!
1人11,000円!?
と最初はちょっとびっくりでしたが、その価値は有りありのアリ!
「軍艦島デジタルミュージアム」の入場料1,800円込みで、ミュージアムから船着場まで案内していただけたし、冷房が効いた2階船内では飲み物やおつまみ、アイスクリーム付き!
途中、イルカちゃんまで見れちゃった♪
船の写真撮ってたっけ?と探していると、3回乗船すると4回目無料になる券を撮った写真が。
あら、この券、どこやったっけ?
いや、4回も行かないかもだけど、もう1度行きたいかな♪

軍艦島までの船中からは、周辺の島々にある美しい教会も見えました。
かつての三菱のクレーンは、今は別のオーナーとなったのか、三菱マークが消えてます、とガイドさんがおっしゃってました。

軍艦島に近付くと、「スーパープレミアム(窓側)の方は船首のデッキへどうぞ」とのアナウンス。
デッキに出ると、船はそのまま島の周りをぐるっと一周。
わー!感動!
すると、もう船は船着き場へ移動。
なんと、島を1周する景色をデッキにて見れるのは、スーパープレミアムの乗客のみだったようです。

続く島への上陸案内も、「スーパープレミアムの方からどうぞ」と。
ほらね、価値有りありのアリでしょ?
オススメです♪
~まとめ~
2025年5月のこの日、ツアーに参加する海外の旅行者はまだ少なかったかも?
でも、京都などは、溢れかえる外国人旅行者を避けてか、日本人離れを起こし、日本人は「泊まらない県」1位だった奈良に流れているとか?
そのうち軍艦島も外国の方で溢れかえることがあるかも?
日本の素晴らしさを多くの人に知ってもらえるのは嬉しいことですね。
でも、美しい日本の世界遺産や景勝地、行きやすい間に色々巡ってみたいです。
さて、いよいよ!
上陸編は来週の記事にてご紹介させていただきます。
⭐⭐戸川みゆきオフィシャルサイト⭐⭐
⭐⭐戸川みゆきのインスタグラム⭐⭐
国内旅行アカウント
海外旅行アカウント
ダイビングアカウント
グルメアカウント
ライフスタイルアカウント
