【知られざる帝国軍人列伝】怡土軍の巻
三好捷三氏の『上海敵前上陸』に登場する椿武忠が実在の人物なのか、実在した場合、第二次上海事変時点での肩書が何だったのか分からない、とnoteに書いてから結構経ちますが、
結局、椿武忠が実在の人物だった、ということは分かりましたが、肩書はやっぱりはっきりしません。
この椿武忠は名前が先にあって肩書不明のケースですが、第二次上海事変の戦史を調べようとすると、逆に、大隊長でも名前が分からない場合が多くて困ってしまいます。
それはともかくとして今回の話は単に難読人名だというだけです。
今回のタイトルの怡土軍少佐は、偕行社の南京戦史資料集Ⅰからの引用として南京事件資料集のサイトに第三師団の豊橋歩兵第十八聯隊の第二大隊の大隊長として名前が載っている方で、
最初この名前を見ててっきり日本人ではないと思い込んでしまいましたが、ChatGPTにきいたところれっきとした日本人だそうです。
実在した帝国陸軍将校は、第二次上海事変の前年のものですが、偕行社がまとめた『陸軍現役将校同相当官実役停年名簿 昭和11年9月1日調』の画像を国会図書館のサイトで見ることができるので、それで確認することができます。
怡土軍少佐にはちゃんと読み仮名も振ってあります。

ChatGPTは、shirakaba.linkというサイトも教えてくれて、こちらにも怡土軍の項はありますが、
第二次上海事変時点での肩書は記されていません。

ちなみに椿武忠も偕行社の名簿にちゃんと載っていて、昭和11年の時点で既に少佐でした。

前にnoteに載せた椿武忠の記事にあるのと同じものですが、椿武忠が戦死したときの新聞記事も貼っておきます。

