【my bookish days】 ー ここに、あたらしく
最近入手した本
金閣寺/三島由紀夫

1950年に実際に起きた「金閣寺放火事件」をモチーフにした作品
三島文学の魅力である、緻密で美しい文体が遺憾なく発揮されています。心の奥底にある暗い感情や言語化しにくい感覚が、圧倒的な表現力で言葉にされていく快感があります。
初めて読む三島由紀夫作品なのですが、すでに読むのにパワーが必要な予感がしており、読み始めるタイミングを見計らっています
「美は……美的なものはもう僕にとっては怨敵なんだ」。吃音と醜い外貌に悩む学僧・溝口にとって、金閣は世界を超脱した美そのものだった。ならばなぜ、彼は憧れを焼いたのか? 現実の金閣放火事件に材を取り、31歳の三島が自らの内面全てを託した不朽の名作。血と炎のイメージで描く〈現象の否定とイデアの肯定〉──三島文学を貫く最大の原理がここにある。
巻末に用語、時代背景などについての詳細な注解、佐伯彰一、中村光夫、恩田陸による解説、さらに年譜を付す。
読了後に読みたい一冊/NHK 100分 de 名著 三島由紀夫『金閣寺』
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