【読書記録】GOAT Summer 2025 (shogakukan select mook)

#GOAT Summer 2025 (shogakukan select mook)

読み切り雑誌『GOAT』の第2弾を手に取りました。今回のテーマは「悪」。
前号の「愛」も非常に興味深い内容でしたが、個人的には今回の「悪」の方が好みの作品が多く、一気に読み進めてしまいました。
自分を重ねてしまう、小川哲氏の描く「母」
今号で特に強く惹きつけられたのは、小川哲さんの作品です。
物語は、息子宛てに届いた「内容証明」に動揺し、ヤキモキする母親の視点で進みます。
この母親の焦燥感や、息子を思うがゆえの葛藤が、驚くほど自分自身の感覚とリンクしました。フィクションの中の出来事だと分かっていても、まるで自分の身に起きていることのように胸がざわつく。そんな「共感」を超えた「重なり」を感じられるのは、読書の醍醐味であり、同時に恐ろしさでもあります。
豪華な執筆陣が生む圧倒的な満足感
多くの実力派作家が集結しており、これだけの密度をこの一冊、そしてこの価格で享受できるのは、一読者として非常に幸運なことだと感じます。
多角的な「悪」に触れ、心が程よく刺激された読書体験でした。
次のテーマへの期待
読み終えたばかりですが、すでに手元には次の1冊が控えています。
次回のバスタイムのお供は「美」。
「悪」の余韻に浸りつつ、次はどんな感性に触れられるのか、今から楽しみでなりません。
5万部!驚異の部数を記録した文芸誌第2号
5万部という驚異の売り上げを記録した新文芸誌、第2号!
特集 悪
小説
朝井リョウ 小川 哲 一穂ミチ 市川沙央 木爾チレン カツセマサヒコ モモコグミカンパニー 梨 染井為人 芦沢 央 逸木 裕 冲方 丁 市街地ギャオ 上村裕香 小原 晩
鼎談
「ナチスの奥底に現代を見た。」
佐藤 究×マライ・メントライン×神島大輔
エッセイ
武田砂鉄 三浦透子 山口未桜
私のGOAT本
岩谷翔吾 宇田川拓也 齋藤明里 中村文則 古屋兎丸 宮田愛萌
小説
坂崎かおる 野崎まど 酒寄希望
…
最近購入した本
センセイ。わたしは呼びかけた。少し離れたところから、静かに呼びかけた。
ツキコさん。センセイは答えた。わたしの名前だけを、ただ口にした。
駅前の居酒屋で高校の恩師・松本春綱先生と、十数年ぶりに再会したツキコさん。以来、憎まれ口をたたき合いながらセンセイと肴をつつき、酒をたしなみ、キノコ狩や花見、あるいは列車と船を乗り継ぎ、島へと出かけた。その島でセンセイに案内されたのは、小さな墓地だった――。
40歳目前の女性と、30と少し年の離れたセンセイ。せつない心をたがいにかかえつつ流れてゆく、センセイと私の、ゆったりとした日々。切なく、悲しく、あたたかい恋模様を描き、谷崎潤一郎賞を受賞した名作。
多重解決ミステリのおすすめ本
本格ミステリ大賞受賞の鬼才が仕掛ける、空前絶後の推理迷宮。
精神科医の象山は家族を愛している。だが彼は知っていた。どんなに幸せな家族も、たった一つの小さな亀裂から崩壊してしまうことを――。やがて謎の薬を手に入れたことで、彼は人知を超えた殺人事件に巻き込まれていく。
謎もトリックも展開もすべてネタバレ禁止!
前代未聞のストーリー、尋常ならざる伏線の数々。
多重解決ミステリの極限!
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短歌も投稿しています
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小川哲氏の本棚が見られる
衣咲の基礎化粧はこれがないと始まらない
ビタミンC!!!
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