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お腹を温めると、腸はどう変わるのか

今回は、お腹を温めることと腸の働きの関係についてお話しします。

腸と自律神経のつながり

腸は、脳と密接につながる臓器だと言われています。首を通る迷走神経は、脳から胃や腸などの内臓へ直接つながる太い神経です。

緊張やストレスを感じると、お腹の調子は乱れやすくなります。この乱れは、神経を通じて脳と腸が影響し合っているためだと考えられています。

内臓の働きも自律神経のバランスに支えられており、自律神経が乱れて血流が滞ると、腸をはじめとした内臓の働きも低下しやすくなりやすいです。

お腹の冷えが気になる方は、腸そのものの働きだけでなく、自律神経の状態にも目を向けてみてください。

お腹の冷えが教えてくれること

三井温熱療法は、「病気は身体の熱不足から起こる」という考え方を大切にしています。お腹に温熱器をあてたとき、他の部位より強く熱さを感じることがあります。

三井温熱療法では、この感覚をアチチ反応と呼び、血流が滞っているサインのひとつだと考えます。反対に、ひんやりと冷たく感じる場合も、その部分の熱が不足している状態だとされています。

お腹は、自分の手でも確認しやすい場所です。日頃から触れてみて、冷たさや張りを感じたら、腸からの小さな合図かもしれません。

十二指腸のポイントを温める

三井温熱療法の創始者である三井とめ子先生は、消化器官全体の不調に十二指腸が深く関係していると考えました。

十二指腸は、胃の出口からすぐの場所にあります。膵臓から送られる消化酵素と胃酸が混ざり合う、消化にとって重要な臓器です。

温めるポイントの目安は、おへその右斜め下あたりです。熱く感じる場所には、個人差があります。自分の身体で心地よく感じる範囲を、温熱器で少しずつ探りながら温めてみてください。

日常に取り入れるお腹の温め方

セルフケアでは、おへそを中心に円を描くように温熱器を動かす方法がお勧めです。強い熱さを我慢する必要はありません。気持ちよいと感じる範囲で続けることが、無理のない習慣につながります。

同じ場所に長時間あて続けると、低温やけどの原因になります。飲食の直後や飲酒後、就寝の直前は避けてください。

皮膚の感覚が鈍い部分がある方は、特に注意してください。お腹の不調が長く続く場合や、強い痛みがある場合は、自己判断せず医療機関にご相談ください。

お腹を温めることは、腸の働きや自律神経のバランスを整える、身近なセルフケアのひとつです。今日から、おへその周りにそっと手を当ててみてください。

おわりに

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

次回の更新は9月11日(金)になります。
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