【執筆の合間に】御礼と、次の物語について
三月に連載を始めてからこれまで、『石畳の坂の上で』一緒に旅をしてくださった皆さま、本当にありがとうございました。
私の目に映った景色、人々の気配、街の空気の肌触り……
そうしたものを皆さんにも感じていただけたとしたら、こんなに嬉しいことはありません。
さて、この『石畳の坂の上で』は、私の三作目の作品になります。
「作品案内」をご覧になった方は、「え? まだ二作しか書いてないじゃん」と思われるかもしれませんね。
次に連載予定の『季節の彼方でまた会いましょう』は、私が生まれて初めて書いた小説です。
書き始めたのは昨年の五月。
一気に書き上げたものの、幾度も書き直しを重ねているうちに、気づけば一年が過ぎていました。
それだけに思い入れも深くて、連載中は物語の空気を壊さないよう、
小説の合間のエッセイは、言葉少なく、ごく控えめなものになると思います。
ただ、普段はエッセイ中心に読んでくださっている皆さんも、
もしよろしければ、次の物語を少しだけ覗いてみてください。
もしかするとそれは、いつか、どこかで、
あなたが胸の奥にそっとしまい込んだ記憶かもしれません…
『季節の彼方でまた会いましょう』は、
6月5日(金)から始まります。
忘れられない誰かに出会ったことのある
すべての人へ――

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