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「この街で暮らせおよかった」ず思える街で、幞犏の欠片をかき集める

「この街に䜏んでよかった」ず思える回数が倚いほど、人生の幞犏床は高くなるのではないか、ず琵琶湖に1日䞉床も蚪れお思った時のこず。感情の鮮床を保おるよう、掚敲せずに公開しおみる。

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朝6時台の気枩が20℃。ずっず倩気予報ずにらめっこしおは、぀いにこの時が来た、ず胞を匟たせる。“この時”ずは、“秋が来たず思える瞬間”だ。

朝の気枩が20℃前埌の時は、暑さが和らぎ、秋の兆しを空気の䞭に感じられるはず。そう信じお6時にベッドからすり抜け郚屋の窓を党開にするず、「秋の空気だ」ず胞を匵っお蚀い切れるような、昚日たでずはたしかに違う空気がリビングを満たしおいった。

この新鮮な、秋になりたおホダホダの空気を䜓内に取り入れるべく、い぀もより倧きく息を吞い蟌む。時間をかけお吞えるだけ吞い蟌んで、ふヌっずたた同じほどの時間をかけお息を吐く。い぀のたにセミから鈎虫の鳎き声にバトンタッチしたのだっけ。秋の蚪れのサむンは気づかないたた静かに日垞の䞭にたしかにあったのだ、ず思う。

「よし、琵琶湖に行こう」

はやる気持ちを抑えながら、すやすやず気持ちよさそうに眠る倫を起こす。秋の蚪れを埅ちに埅っおいたのは、私だけではない。こんな蚘念すべき日は、ひずりでよりも、䞀緒の枩床感で喜んでくれるはずの倫ず共有した方がいい。

寝がけたなこの倫をリビングたで連れ出す。きっずリビングに充満する“秋”を感じたら目を芚たしおくれるだろう。そしお「琵琶湖に行こう」ず蚀っおくれるだろう。読みは圓たり、いそいそず準備を始める。

軜くゞョギングをしながら琵琶湖ぞ向かう。颚がなく穏やかな氎面は柄んでいお、たるで鏡のように空を映し出しおいお、そのあたりの鮮やかさにびっくりする。

ほずんど毎日琵琶湖に足を運んでいるず、䞀蚀に“琵琶湖”ずいっおも、驚くほどその颚景は異なるずいうこずがよく分かる。今日はきっず雚䞊がりで颚もなく、うっすらず雲が空にかかっおいおきれいに芋える条件が重なっおいたのだ。

あぁ、矎しい。䜕床も呟きながら歩みを進める。い぀も歩くコヌスには、途䞭で森のような公園がある。公園内を通り抜けおいくず、さっきたで空ず湖が䞀䜓ずなったかのような青々ずした景色を芋おいたのが嘘のように、䞀面緑の䞖界になり、たたその違いに驚く。“吞い蟌たれる”ずいう蚀葉がぎったりだ。

葉で芆われた朚々をくぐり抜けた先には、倪陜の光が圓たりキラキラず茝く湖が芋える。湖畔にはベンチがあり、そこにはすでにこの颚景の心地よさを噛みしめおいるであろう人が腰かけおいた。

あぁ、なんお幞犏な颚景だろう、ずほずんど私は溢れ出しおくる感情を垂れ流すかのように感心する。こんな颚景が身近に存圚し、そこで生掻を営める幞犏。幞犏だず日々思える街で暮らせおいる幞犏。幞犏を同じように喜んでくれる人がいる幞犏。

特別な堎所を蚪れたわけでもなく、倧きな買い物をしたわけでもなく、ずびっきりおいしいものを食べたわけでもない。ただ朝の散歩をしただけで感じられる幞犏があるのだ。暮らしのささやかな郚分で幞犏を感じられる幞犏、も付け足しおおこう。

「秋に出䌚えるんじゃなくお、倏ず秋の境目に立ち合えるのが嬉しいんだよね」ず倫は蚀う。出䌚っお4幎、この思考は、完党に私の性質を受け継いでいる。

さお、たっぷり歩いおあたりに心地よくお、途䞭から苊しいゞョギングよりもゆっくり秋を味わうためのただの散歩になった、家に戻る。盞倉わらず郚屋には秋の空気が挂っおいる。今䜏む家は、すべおの郚屋がリビングに通じおいるからか、颚通りがずおもよい。すべおの空間が繋がっおいるような、颚の通り道が本圓に存圚しおいるかのように、空気の染みわたる感芚が味わえる。

居おも立っおも居られなくなり、郚屋䞭を掃陀しよう、ずフロヌリングシヌトを䜿っお床を拭きあげる。぀いでにい぀もは時間がなくおできないこずもしおおこうず、窓のサンや網戞を拭いたり、散らかった服を片付けたりする。

ほこりや髪の毛ひず぀ない郚屋を芋枡し、満足しながら時蚈を芋るず、ただ10時である。今日は特にやるこずを決めおいない日だ。䜕をしようか、ず考えた時に思い浮かんだのが、朝の琵琶湖にたどり着いた時の感動だった。

「もう䞀床、琵琶湖に行こう」

自然にそう思っお準備をしお、次は自転車に乗っお少し遠くの湖岞ぞ向かう。途䞭で図曞通ぞ行っお新しい本を借り、お気に入りのパン屋でパンを買っお、かんぺきな琵琶湖時間を過ごそうず劄想をひずりで繰り広げる。

日陰になっおいるベンチを探し、遠く揺らめく湖面を眺めながらしばらく過ごす。朝ずはたた違った湖の衚情をしっかりず認める。透明感があり、浮かんだ雲が氎面に反転する。これ以䞊の満たされる時間があるだろうか

パンを食べた埌は借りたばかりの本を読み始める。図曞通で借りる本は、前情報なしでパッず気になった本をずりあえず借りおみる、ずいった枩床感のものばかりだ。だから、面癜いかどうかは読み進めおみないず分からない。そういう䞭で1ペヌゞ目をめくる緊匵感が奜きだ。奜きだなぁず思える本はだいたい1ペヌゞ目から匕き蟌たれる。今回読み始めた本も幞先奜調。じっくり読み進めたい。

暑くなっおきたタむミングで䞀床カフェで䌑憩し、今このnoteを曞いおいる。湧き䞊がっおきた感情は、新鮮なうちに曞き留めおおきたいから。ずりあえずばヌっず曞いお、埌で掚敲すればいい。いや、掚敲なんお必芁ないかもしれない。きれいにたずめあげた文章は、きっず私のこの“湧き䞊がっおいる”郚分をごっそり削っおしたいそうだから。このたたでいいかもしれないな、ず思いながらここたで曞き殎っおいる。

こうやっお぀ら぀ら曞いおいたら、近くのカラオケで歌の緎習をしおいた倫から電話がかかっおきた。

「琵琶湖行かない」

本日䞉床目の琵琶湖である。自転車に乗りながらゆっくりず過ごせそうな堎所を探す。私のお気に入りのベンチは、軒䞊みすでに人が座っおいたしかもみんな本を読んでいる。そうだ、こんな特別な日には琵琶湖に行きたくなるし、本を読みたくもなるよね。明らかに先週以前よりも人が倚く、みんな“秋だ”ず嬉々ずしお家を飛び出しおきたのかず思うず、知らない人たちがみんな仲間だず思える。

䞀床目ずも二床目ずも違う堎所に腰かけお、私はこのnoteの続きを曞いおいる。倫はギタヌずハヌモニカの緎習䞭。しだいに空は雲に芆われ、颚が匷く吹き始めおきた。湿気が含たれないサラサラずした颚の䞭に、秋の兆しを感じ取る。

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琵琶湖に1日䞉床蚪れる生掻は、いかに䜕気ないできごずで日々が満たされおいるかを教えおくれるようだ。䜕床蚪れおも、い぀も新しい颚景を芋せおくれ、新鮮な気持ちで眺めるこずができる堎所。そんな存圚が、日垞のすぐそばにあるずいうこず。これほどに愛おしいこずはないず、私は心から誓っお感じられる。

琵琶湖で新しい景色に出䌚うたび、「この街で暮らせおよかったなぁ」ずしみじみず思う。もしかするず、䜕気ない日垞でこの満たされた感芚をどれほど味わえるかが、幞犏床に盎結しおいるのではないか。「この街で暮らせおよかった」ず思える街で、日々の䜕気ないシヌンで幞せを感じられる回数が倚いほど、人生の幞犏床は高くなるのではないか。本気でそう思える。

私はきっずこれからも琵琶湖を蚪れるたびに、毎回新鮮な気持ちで驚き、幞せを味わい、「この街で暮らせおよかった」ずいう感情をかき集めるのだろう。暮らしを満たしおいくには、「この街で暮らせおよかった」ずいう感芚を味わいながら日々を営むこずが必芁なのかもしれない。

そう信じお、秋の空気で満たされた、二床ず出䌚うこずのできない今日だけの特別な琵琶湖を埌にした。

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湖郜の葉マルシェ【散歩日和 R8-1】
🕙2026幎10月3日土10001500
📍なぎさ公園 おた぀り広堎・修景緑地倧接垂打出浜
💰入堎料無料
🚃アクセス京阪びわ湖浜倧接駅/島の関駅から埒歩8〜10分、JR倧接駅から埒歩13分

文孊䜜品のブヌスだけでなく、『成瀬は倩䞋を取りにいく』の著者で倧接垂圚䜏の䜜家・宮島未奈先生のトヌクショヌや、叀兞文孊に発想を埗たフヌド゚リア、ZINEづくり䜓隓ができるワヌクショップ、倧接ゞャズフェスティバルの同時開催などなど、もりだくさんお客さんずしおも楜しみなむベントです😌🍃ぜひ琵琶湖での心地よい秋の颚を感じながら、ゆっくり文孊に觊れおみおください〜

いいなず思ったら応揎しよう

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