【家庭菜園向け】そろそろ準備する!秋植えジャガイモ栽培の完全ガイド
こんにちは!家庭菜園サポーターの小川隆宏です。暑い夏真っ盛りですが、8月下旬から秋栽培の植える時期になります。そろそろ準備を始めましょう!
「ジャガイモは春に植えるもの」と思っていませんか?
実は、秋に植えるジャガイモは、春植えとは一味違う魅力があるんです。今回は、秋ジャガイモ栽培を成功させるためのノウハウを、種イモ選びから収穫、保存方法まで、徹底的に解説します。
この記事を読めば、皆さんの家庭菜園でもおいしい秋ジャガイモをたくさん収穫できるようになりますよ!

秋ジャガイモ栽培の3つの魅力
秋ジャガイモ栽培には、家庭菜園者にとって嬉しいメリットがたくさんあります。
病害虫の被害が少ない: 夏のピークを過ぎた秋は、ジャガイモを食害するアブラムシやテントウムシダマシなどの害虫がぐっと減ります。また、病気の発生も春に比べて少なく、初心者でも安心して育てられます。
味がぎゅっと詰まっておいしい: 秋は昼夜の寒暖差が大きくなります。この寒暖差によって、ジャガイモはデンプンを蓄え、甘みが強くなり、味が濃く、ホクホクとした食感になります。
栽培期間が短い: 春植えジャガイモは3〜4ヶ月かかりますが、秋ジャガイモは植え付けから収穫まで約2ヶ月半と短期間で収穫できます。
秋ジャガイモ栽培のスケジュールと品種選び
秋ジャガイモ栽培は、タイミングが何よりも重要です。植え付け時期が遅れると、十分にイモが育つ前に寒くなり、収穫量が減ってしまいます。
1. 栽培スケジュール
種イモ植え付け: 8月下旬~9月上旬。関東以西ではこの時期が最適です。
芽かき・追肥・土寄せ: 植え付けから約1ヶ月後。草丈が15〜20cmになった頃に行います。
収穫: 11月下旬~12月上旬。葉が黄変し、枯れ始めた頃が収穫の目安です。

2. 品種選び
春植えで人気の「男爵薯」や「メークイン」は、休眠期間が長く秋植えには不向きです。秋植えで成功するには、休眠期間が短く、早生で寒さに強い品種を選ぶのがポイントです。
デジマ: 秋作の代表品種で、発芽が早く、多収穫が期待できます。
ニシユタカ: デジマと並ぶ秋作の定番。病気に強く、栽培しやすい品種です。
アンデス赤: 休眠期間が特に短く、早くから収穫できるのが魅力です。
これらの品種は、ホームセンターや園芸店で「秋作向け」として8月中旬頃から販売され始めます。必ず「種イモ」として販売されているものを購入しましょう。

植え付け前の準備:畑と種イモ
1. 畑の準備
植え付けの1週間ほど前までに、畑を準備しておきます。
土作り: ジャガイモは水はけの良い土を好みます。深く耕し、堆肥を混ぜ込んで土を柔らかくしておきます。
酸度調整: ジャガイモは弱酸性の土壌(pH5.5~6.0)を好みます。石灰をまきすぎるとジャガイモの表面に「そうか病」が発生しやすくなるため、石灰の入れすぎには注意してください。
施肥: 植え付けの直前に、元肥として化成肥料を施します。窒素分が多すぎると茎葉ばかりが茂り、イモの肥大が悪くなることがあるため、バランスの良い肥料を選びましょう。
2. 種イモの準備
浴光育芽(日光に当てる): 種イモを植え付けの1週間ほど前から、日差しに当てて芽出しを促します。これにより、発芽が早まり、生育が均一になります。
種イモの切り方: 大きすぎる種イモ(50g以上)は、1片が30〜40gになるように切り分けます。必ず、それぞれの切り片に2〜3個の芽がつくように切りましょう。切り口が乾いていれば、切り口から病気が入るリスクを減らせます。
切り口の処理: 切り口から病気が侵入するのを防ぐため、切り口に草木灰をまぶすか、風通しの良い日陰で2〜3日乾燥させてから植え付けます。
植え付けと栽培管理のコツ
1. 植え付け
深さ10cmほどの溝を掘り、種イモを30cm間隔で置きます。切り口は下向きに植えるのが基本です。この時、ジャガイモが完全に隠れるように土をかぶせ、軽く押さえます。その後、土の乾燥を防ぎ、地温を安定させるためにマルチシートを張るのがおすすめです。

2. 芽かき
植え付けから1〜2週間ほどで芽が出てきます。草丈が10cmくらいに伸びたら、勢いの良い芽を1〜2本残して、他の芽は根元から抜き取ります。これを「芽かき」といいます。芽かきをすることで、養分が残した芽に集中し、大きなジャガイモがたくさん収穫できます。
3. 追肥と土寄せ
芽かきから2〜3週間後、草丈が30cmほどになったら「追肥」と「土寄せ」を行います。
追肥: 株と株の間に化成肥料を施します。
土寄せ: 追肥後、株の根元に土をかぶせます。ジャガイモが土から顔を出し、日光に当たると、緑色に変色してソラニンという天然毒素が発生します。土寄せは、このソラニン発生を防ぐ重要な作業です。
4. 水やり
植え付け直後や、ジャガイモが肥大する時期は、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。しかし、過湿は根腐れや病気の原因になるため、土の状態をよく見て、与えすぎないように注意しましょう。

収穫と保存のポイント
1. 収穫のサイン
葉が黄色く枯れてきたら、収穫の合図です。植え付けから約80〜90日後が目安となります。収穫は、晴れた日が2〜3日続いた後に行うと、土が乾燥しており、ジャガイモに土がつきにくく、傷みにくくなります。
2. 収穫方法
株の少し外側から、スコップなどでていねいに土を掘り起こし、ジャガイモを傷つけないように掘り出します。
3. 保存方法
収穫したジャガイモは、土を軽く落とす程度で、洗わずに風通しの良い日陰で数日間乾燥させます。これを「キュアリング」といい、皮を丈夫にすることで保存性が高まります。
キュアリングが終わったら、冷暗所で保存します。段ボール箱に新聞紙を敷き、ジャガイモが重ならないように並べ、リンゴを1〜2個一緒に入れておくと、リンゴから出るエチレンガスの作用で、発芽を遅らせることができます。
よくある失敗と解決策
・Q. ジャガイモが小さく、収穫量が少なかった。
A. 芽かきを忘れていませんか?多くの芽を残すと、栄養が分散してしまい、小さなイモばかりになってしまいます。また、追肥や水やりが不十分だった可能性も考えられます。
Q. 植え付けた種イモが腐ってしまった。
A. 植え付け時期が早すぎると、夏の暑さで腐ってしまうことがあります。また、切り口が乾いていない状態で植え付けたり、水はけの悪い土壌で育てたりすると、腐りやすくなります。
Q. 収穫したジャガイモが緑色になってしまった。
A. これは土寄せが不十分だったために、日光に当たってしまったことが原因です。緑色の部分にはソラニンが多く含まれるため、調理の際は厚めに皮をむいて取り除いてください。
まとめ
秋ジャガイモ栽培は、春植えとは異なるポイントがいくつかありますが、病害虫の被害が少なく、家庭菜園初心者の方にもおすすめです。
この記事で紹介した「品種選び」「植え付け時期」「芽かきと土寄せ」の3つのポイントを押さえるだけで、おいしい秋ジャガイモをたくさん収穫することができます。皆さんもぜひ、この秋はジャガイモ栽培に挑戦して、ホクホクのおいしいジャガイモを味わってください!
【問い合わせ】
TEL 080-3396-5399
MAIL t.ogawa19720117@gmail.com

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