砂時計
サラサラと
小さなガラスのすきまを
ひと粒の砂が落ちていく
上の部屋にあったときは「これから」だったのに
下に落ちたときは「むかし」に変わる
見えないはずの時間に
おもみがあって
音もなく静かに山をつくっていく
いま、この瞬間も
めまぐるしい毎日も
すべてはあの小さなすきまを通って
未来から過去へ流れている
ぜんぶ落ちちゃったら
またクルリとひっくり返そう
終わりはいつだって
新しい始まりの合図だから
時間は何度でもめぐっていく
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