バンクーバーで2026W杯を観よう②FIFA IDを作ってみた―チケットを探してみてわかったこと
「2026 FIFAワールドカップ(W杯)の試合を生で観たい」——そう思っている方、チケットってどうやって取るか、もう調べましたか?
私もまだよくわかっていなかったので、FIFA公式サイトをひとつひとつ確認してみました。まず最初にやること、それは「FIFA ID」というアカウントを作ることでした。
その先には、ちょっと予想外の現実が待っていました。
※ この記事は2026年3月時点の情報をもとにしています。現在、FIFA公式での一般チケット販売は一時停止中です(4月2日に再開予定)。今できることは「FIFA IDの作成」と「情報収集」です。
■ 「FIFA ID」を作る
チケットを購入するにはFIFA ID(オンラインアカウント)が必要です。前回のカタール大会のような「Hayyaカード(物理的なFan ID)」は2026年大会では採用されていません。このFIFA IDは、あくまでもチケットの購入・管理に使うためのオンラインアカウントです。
ID作成の流れはシンプルです。
FIFA公式サイト(FIFA.com/)にアクセス
「登録受付中」からアカウントを作成
氏名・生年月日・居住国・メールアドレスなどを入力
メール認証を完了
以上です。
画面が英語などで表示された場合でも、言語設定から日本語表示に変えることができます。なお、アカウント登録は13歳以上、チケットの購入は18歳以上が条件です。
● FIFA ID作成手順
注:操作は、Windows 11上のGoogle Chromeで行っています。









そこに記載されているワンタイムコードを入力し、
「コードを確認」をクリック
実際にやってみましたが、アカウント作成自体は5分もかからず完了しました。
■ チケット販売の仕組み:抽選と先着
FIFAのチケット販売は、大きく2つの方式で行われます。
抽選販売(Random Selection Draw)
希望の試合・枚数・カテゴリーを申し込み期間中に登録しておき、一定期間後にランダム抽選で当選・落選が決まる方式です。当選者にのみ支払い案内が届く仕組みなので、「早押し勝負」にならずに済むのがメリットです。
先着販売(First-Come, First-Served)
在庫のある試合をその場で決済して即確定する方式です。販売開始と同時にアクセス集中が起きるため、スピード勝負になります。
2026年大会では、販売は複数のフェーズに分けて行われました。初期フェーズの多くは2026年2月の時点ですでに終了しており、FIFA公式の案内では「4月上旬にLast-Minute Sales Phase(直前販売フェーズ)」として先着販売が始まる予定とされています。また、公式再販マーケット(Resale/Exchange Marketplace)は、4月2日 午前8時(太平洋時間)に再オープンすると各種ガイドで案内されています。
となると、ひとまずXデーを4月2日として注意しておく必要がありそうです。
■ FIFAのWebサイトでチケットを探してみた
FIFA IDを取得したあと、実際にチケットポータルを覗いてみました。


すると・・・


ご訪問いただきありがとうございます。
ウェブショップポータルは、2026年2月22日
午前11時(東部時間)/午前8時(太平洋時間)/午前10時(メキシコシティ時間)/17:00(中央ヨーロッパ時間)に閉鎖され、2026年4月2日午前11時(東部時間)/午前8時(太平洋時間)/午前9時(メキシコシティ時間)/17:00(中央ヨーロッパ時間)に再開されます。
FIFAワールドカップ2026™のチケット購入、またはご自身の購入済みチケットの確認をご希望の場合は、4月に開始される「直前販売フェーズ」にてご利用いただけます。
詳細については、FIFA.com/ticketsをご覧ください。
まだ座席をお探しですか?ホスピタリティパッケージは、現在、確実にチケットを入手できる唯一の公式手段です。さらに、プレミアムな食事・ドリンク、優先入場、専用エントリーなどの特典が含まれます。
今すぐ予約 - FIFAWorldCup.com/Hospitality
公式再販マーケットについて書かれていたのは、このことだったのですね(ウェブショップポータル4月上旬再開)。
つまり、現時点(2026年3月)では公式の一般販売はいったん終了中。直前販売フェーズの再開を待つ状態で、一般の席は買えません。アクションを起こすのがちょっと遅かったようです。
先ほどのメッセージには、
ホスピタリティパッケージは、現在、確実にチケットを入手できる唯一の公式手段です。
と記載されていました。そこで、このパッケージの価格がどのくらいか、試しに探してみることにしました。
● ホスピタリティパッケージとは何か
FIFAはOn Location を公式パートナーとして(公式ホスピタリティ販売元)、W杯2026史上最大規模のホスピタリティプログラムを提供
ホスピタリティチケットの基本定義は「試合チケット+プレミアムサービスのセット」。スタジアム内のプレミアム席と専用ラウンジ利用を中心にした「体験パッケージ」
主なパッケージタイプ(公式リリースより):
Single Match:特定の1試合だけでプレミアム席+ラウンジを利用するプラン
Venue Series:1つのスタジアムで4〜9試合を押さえる「ホームベース型」
Follow My Team Series:特定の代表チームのグループステージ〜ラウンド32までを追いかけるプラン(開催国3チームは対象外)
Multi-Match Series:同会場 or 複数会場にまたがる2〜8試合をまとめ買いするシリーズ
では、ホスピタリティパッケージを見てみます。

英語のページに飛びました。URLが変わっているので、こちらがOn Locationのサイトと思われます。


カナダっぽい色使いのページに飛びました。

先ほど紹介した4つのパッケージタイプが表示されています。


一番下のカナダ vs スイス戦を選択

一人当たり9,075カナダドル。執筆時点のレートで約105万円です。
では、「Venue Series」パッケージを選択し、BC Placeで行われる複数の試合を選ぶとどうなるでしょう。


一人当たり43,328カナダドル。執筆時点のレートで500万円超です。
最後に、日本代表戦のチケットを「Follow My Team Series」パッケージで選択すると、どうなるでしょうか。
国を「USA」に戻して、トップ画面に戻ります。



日本代表戦のチケットが表示されました。2,000~2,200 米ドル(USD)と表示されています。執筆時点のレートで約32万~35万円です。
先ほどの画像で、赤枠で囲った部分に注目してください。この画面はアメリカで行われる試合を表示するものです。メキシコで行われる試合を見に行くには、メキシコ用の画面でチケットを別途購入するとあります。



予選のチケット3試合分を同じ画面では選択できませんでした。支払いのときはどうなるのか気になりますが、本当に買うわけではないので確認はここまでです。
ホスピタリティチケットは、一般のチケットと比べてかなり高額でした。その分、いい席から試合を観戦できるようですね。
● チケット価格の目安
ホスピタリティチケットの価格を見て目がくらくらしたところで、通常チケットの話に戻ります。
公式チケットの価格は、席のカテゴリーと試合のステージ(グループステージ・ラウンドオブ16など)によって異なります。バンクーバー(BC Place)のグループステージを例にとると、おおよそ以下のレンジになります(USD表示)です。

Category 4はカナダ・アメリカ・メキシコの在住者向けのため、バンクーバー在住の私はこの区分で購入できます。FIFAの案内では、開催国居住者向けカテゴリーについては居住国の確認が必要で、基本的に他者への譲渡は制限される(少なくとも一般的な転売は認められない)とされています。
● 支払い通貨について
カナダ在住者はカナダドル(CAD)建て、日本在住者を含むその他の国の在住者は原則として米ドル(USD)建てでの請求となります。決済はVisaが推奨ブランドですが、FIFAのFAQでは他の主要なクレジットカード/デビットカードも利用可能と案内されています(利用できるブランドは居住国などによって異なります)。
■ まとめ:今からでもチケットは取れるか?

FIFA ID:いつでも作れます(無料)。まだの方はとりあえず作っておきましょう。
公式販売:4月上旬に直前販売フェーズが再スタートする予定。在庫があれば先着で購入できます。
Category 4(開催国在住者向け):バンクーバー在住者は購入できる可能性があります(居住国の確認が必要・一般的な転売は認められない)。
まずは4月の直前販売フェーズを待ち、公式での購入を試みようと思っています。どうなったかはまた記事でお伝えします。
次回は、チケットは実際いくらかかるのか?公式価格と二次市場のチケット価格について調査した記事をお届けします。
2026/03/21
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