②南さつま市観光協会「泥臭い」まちづくり戦記(全10回)
第2回:人口減少・少子高齢化社会が街の風景を変える?!
南さつま市はどこ?
下に白地図を掲載しましたが、赤く塗られているところが南さつま市です。
簡単に言うと、鹿児島県の一番左下に位置しており、そもそも鹿児島県が本土の中でも一番左下に位置しているので
「本土の一番左下」
ということになります。
平成の大合併
昨年で市政20周年を迎えた南さつま市はかつて
以下の1市4町が合併してできた市です。
旧加世田市
旧金峰町
旧大浦町
旧笠沙町
旧坊津町

南さつま市がどんなところで、どんなものがあるのかは
コチラから覗いてみてください。
https://kanko-minamisatsuma.jp/
そんなこんなで本題に入っていきます。
こちらは2000年から2050年までの人口推移です。
見てわかる通り、人口は右肩下がりで減ってきており、
対20年比は約1.3万人、人口が減っています。

そこで、実際に「人口減少」という言葉が、私たちの生活にどのような影響を及ぼすのか、観光という側面から考えてみることにします。
まず、下の図は観光庁が発表している
「観光交流人口増大の経済効果」ということで
定住人口1人当たりの年間消費額が
「135万円」という定義がされています。
都市や地方、地域性などで、一概には135万円つかっているかどうか
(消費可能か)はありますが、まずはおいておくとして。
そこで減ってしまった地域経済を
観光で補おう!というのが、そもそもの観光における地方創生だと思っています。
国内旅行(日帰り)<国内旅行(宿泊)<インバウンド旅行客
の順で、補うための人数が少なくて済む(域内消費単価が違うため)ということになります。

2000年比で約184億円¹の経済損失試算
この数字は、2000年と2025年の人口差13665人に
本来消費されていた135万円を掛け算すると
13,665人×135万円=約184億円の域内経済高の減少ということになります。

別の角度から見た人口減少
下の図は国土交通省が調査&発表している資料です。
南さつまに有名なカフェが欲しい、大型ショッピングモールが欲しい!
という事を住んでいる方にとっては一度は考えた事があると思います。
逆に、その様なサービス施設が、地域がどのような状態であれば、進出するのかを統計的に可視化されたものが以下の図となります。
サービス業は営利事業であり、人口規模(地域のマーケット)によって売上が左右されやすいこととなります。
そのため、至極当たり前である、
「その地域(エリア)に何人位住んでいるのか」
によってある程度の売上規模も予測することができます。

南さつまの人口が減ると
みんなのマックが無くなる可能性【大】

マクドナルドが無くなる?!
上の図は、国土交通省の図を拡大したものですが、
図内上の方に「ハンバーガー店」があり、
人口規模32500~52500の自治体に1店舗出店している傾向にある
ということが示されています。
現在、南さつま市の人口は約3万人なので、
このまま人口が減り続ける事は
もしかしたらマクドナルドを含め、様々なサービス施設が
事業できなくなるスケールになってくるということですね。
私達が考える観光の目的

ぱっと考えただけでも、人口が減ることによる
負のサイクルは以下の通りですね。
人口が減れば
地域にお金が落とされない
地域の様々な事業の売上が上がらない
雇用が増えない(水準も低い)
働けない
住めない
人口流出
=人口減
また、人口(数)に依存するビジネスモデルとしては
小売店や飲食店はもちろん、交通事業者なども関連してきますね。
どうにかして、
ふるさとをまもっていきたい
そうだ、観光という手法を使って
地域経済循環をつくろう
次回の第3回は「泥臭い」事業内容と「看板を越えた地域事業」についてです。
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出典
https://wwwtb.mlit.go.jp/shikoku/content/000335103.pdf
https://www.mlit.go.jp/common/001042019.pdf
全10回のアウトライン(予定)
地域専門商社としての覚悟
「人口減少社会」をジブンゴトとして考える←今ここ
「泥臭い」事業内容と「看板を越えた地域事業」
地域あるあるの壁。「稼ぐのは悪」声をどう飲み込むか
機能で勝負せず、情緒で勝つ。「記憶に残る幕の内弁当はない」
「新・風が吹けば桶屋が儲かる」遠回りで最大化するまちづくり
【実践編①】「きやったもんせ南さつま」の裏側
【実践編②】「南さつま七蔵焼酎」とエフェクチュエーション
【実践編③】大学生×地域。「南さつまサロン化プロジェクト」の挑戦
未来へ。10x(テンエックス)で描く、南さつま市の「選ばれる理由」
