この漫画がすごい👍暗黒なのに、こんなに平和。『月宵のマルル』という不思議な漫画🌕
暗黒なのに、こんなに平和。
『月宵のマルル』という不思議な漫画
「暗黒のメロンパン」
この言葉を見たとき、
まず気にならずにはいられませんでした。
暗黒。
メロンパン。
怖そうなのか、可愛いのか。
おいしそうなのか、あやしいのか。
その組み合わせだけで、
もう少し不思議です。
『月宵のマルル 〜暗黒のメロンパン〜』は、
青い猫の着ぐるみを着た
不思議な子ども・マルルが、
夜だけ現れるパン屋さんへ、
特別なメロンパンを買いに行く漫画です。
夜の道。
あたたかく光るパン屋さん。
魅惑的な吸血鬼店長。
そして、暗黒のメロンパン。
言葉だけを見ると、
少し怖い物語のようにも思えます。
でも、実際に読んでみると、
この作品の“暗黒”は、
びっくりするほどやさしい。
こわいようで、こわくない。
不思議なのに、どこか安心する。
シュールなのに、最後には心がほっとする。
そんな、少し変わった
ダークファンタジーでした。
私はもともと、Lunaviさんの小説
『星ヨミ樹の世界』が好きで、
星や植物、小さな命をやさしく
見つめる世界観に惹かれていました。
だから今回の漫画も読んでみたのですが、
『月宵のマルル』は、
小説を知らない人でも、
絵からすっと入れる作品だと思います。
むしろ、
はじめてLunaviさんの世界に
触れる人には、この漫画は
とても入りやすいかもしれません。
マルルは、たくさん言葉で
説明されるキャラクターではありません。
青い猫の着ぐるみを着て、
月夜の村を歩いて、
夜のパン屋さんでメロンパンを買う。
それだけなのに、
なぜか目が離せなくなります。
この子はどこから来たんだろう。
この村はどんな場所なんだろう。
このメロンパン、
ほんとうに食べて大丈夫なのかな。
そんなふうに、
ページをめくるたびに、
小さな疑問と可愛さが
積み重なっていきます。
そして何より、
「暗黒のメロンパン」という存在が最高です。
名前はものすごく強いのに、
物語の空気はやわらかい。
怖そうな言葉が出てくるのに、
読後感はとても平和。
このギャップが、
『月宵のマルル』の大きな魅力だと
思いました。
ファンタジーが好きな人。
少し不思議な漫画が好きな人。
絵本が好きな人。
可愛いだけではない、
ちょっと変な世界に惹かれる人。
そして、
夜のパン屋さんや、月夜の村という言葉に
少しでも心が動いた人に、
ぜひ読んでみてほしいです。
「世界でいちばん平和な、
ダークファンタジー」
そんな言葉がぴったりの、
小さくて不思議で、
あたたかい漫画でした。
星の物語をまだ知らない人も、
まずは月夜のメロンパンから。
『月宵のマルル 〜暗黒のメロンパン〜』
気になった方は、
ぜひのぞいてみてください。
