【伝統・血統】映画「国宝」を観て何を思う?【小説リピート→映画】

映画「国宝」
昨年の日本一時帰国時に劇場で観るのを逃して以来
気になり過ぎて、小説版をAudibleで聴き続け
映像化されたのを観たいなぁと願っていたら
ようやくPrime Videoで配信されたのでした~♪
※レビューにはネタバレも含まれるかもしれません。
※小説→映画の順番。あくまでも個人の感想です。
昨年の公開直後に私の母親が劇場で観たようで
しきりに「とくかくスゴかったのよ~」と言っていたので
老女の語彙力😅と思っていたのですが・・・・
私からまず出てくる感想も「スゴイ!」
何が?って俳優さんの演技!
超特殊な専門技術の歌舞伎を専門外の俳優さんが演じてるのよね?
映像的には一部とは言え、
撮影では演目をある程度の長さシッカリ演じてるのよね?
予想以上に歌舞伎の舞台シーンがたっぷり入っていたのが素晴しい。
見る人が見たら足りない部分もあるのかもしれないけれど
プロがやっているであろう演奏や裏方の動きも素晴らしくて
舞台での呼吸やエネルギーがしっかり感じられる。
今の日本でもスゴイ俳優さんたちが存在する事に感動。

まず、少年時代の俳優さんがスゴイ!
歌舞伎の子ではない俳優さんよね?
稽古風景でも舞台演技でも色気すら感じるサマになっててスゴイ。
オトナの喜久雄と俊介
イケメンというだけでなく演技力が二人ともスゴイ。
普段のちょっとした感情&表情の変化はもちろんのこと
現実から舞台へのモード切り替えだったり
舞台での動きは何度も言っちゃうけど素晴らしい。
2人とも違う個性の女形にしっかりなっていてスゴイ。
超短くまとめた映画の時間内でも伝わるものがあります。
全体的にはこのあたりの映像化だけでも十分大満足な感じです♪
映画から観るか…?小説が先か…?
↑の議論も多く語られているようですが
わたし的には・・・・
「映画だと内容よくわからないくない?」
という感想。

「覇王別姫の記事」でもちょこっと書いたのですが
伝統芸能の歌舞伎の世界では
■より良い芸の為に厳しい中にも愛情や憎悪も存在する。
■大抵の場合は血統で縛られて抜け出すことは不可能。
■血統外の者は血統には勝てない。
■なんだかんだで親子の絆。
このあたりの事を小説ではじっくり壮絶に描いてくれているのですが
映画だと時間が足りなさ過ぎる😣
あれだけの小説を3時間にまとめるのは相当大変だとは思うけど
徳次を省いて女性に転嫁するのは無理過ぎる…。
女性の仕事を増やす傾向なんなん?
徳ちゃん無しに三代目はあり得なかったかと…。
女性の描き方が賛否両論ある様ですが
世代によって違う部分に不満を持ってるのではないかと…。
「女性の存在感が薄い・前時代的」
→伝統的な男の世界の話である。
原理原則。
そして時代背景はガチ昭和なのだ。
あのちょっと見せられただけの舞台の過酷さを何十年も続けられるのは
身体能力的に男性だけだろうね。
歌舞伎界全体としては裏方でシッカリ女性の働きがある「役割分担」。
逆に裏方の女性がいなかったら成り立たない世界かも。
昭和~平成は、会社員でさえあのノリだったので恐ろしい時代ではある。
けど役割分担・分業していた時代の方が豊かだったよね。
なにも男女が同じ仕事をしなくてはならないと言う事は無いのだ。
身体的・能力的に向かない事をやっても無理なもんはムリだし非効率なだけよね。
ジェンダー平等?サベツガァ~?多様性?
そんなパヨカルトで国力が弱くなってる気がする。
小説ではそのあたりの「女性の仕事」をじっくり描いているのですが
たしかに映画では、女性陣は完全に尺と言葉足らずな感じなので
もう少し丁寧に描いて欲しかったかも。
幸子(おかみさん)は、もうちょっと人情味あふれて欲しかったなぁ。
ものすごく人情と愛情があるのに
あのセリフが出てきてしまう極限感が良いのだが…
春江は写真で見てた印象だとどうかなぁという感じだったのですが
なかなか良い演技で小説のイメージにわりと近いかも。
その他の女性陣は正直モブすぎない?
時間が短すぎるのは分かってるけど…
もうちょっと昭和のテンポ感で個性を詰め込めた気もする。
彰子はなんだか冷たいオンナな感じだったし
オトナ綾乃に至ってはまったく違い過ぎるし
なんだか、うすらパヨっちゃってるの何??
近年の日本のコンテンツは
演技力、パヨ演出、高齢化でガッカリさせられることが多かったのですが
こちらの映画「国宝」にも若干含まれてはいるものの
原作と題材が良かった事もあり、なかなか素敵な作品ではありました。

商業的な職業は血統外でも能力だけで跡継ぎになる事は可能。
しかし日本には伝統的にY染色体遺伝子を引き継ぐ大切な家系がある。
その血統が続く限り日本は存在し続けられるのよね。
逆もしかり。
日本の国の大切な宝である。
映画に感動した人も、ストーリーが意味不明だった人も
原作の小説でもっと深くストーリーを知ることができるかと思います。
本で読むのも良いですが、Audible版もかなりおススメ!
歌舞伎役者である尾上菊之助さんのナレーションが素晴しいのです。
[PR]
Audibleのプレミアムプランに加入すると
聴き放題で「国宝 上下巻」も聴くことができます。
#映画感想文
#国宝 #映画 #レビュー #audible #伝統 #歴史
#海外生活 #海外移住 #移住生活

