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「なんか嫌な感じ」の正体。頭の声より、体の声を信じなさい

「なんとなく嫌な感じがするんだけど、まあ、いいか」

そう呟いて、結局そのまま突き進んでしまった経験。ない人、挙手お願いします。……はい、誰もいないわね。人間って、自分の直感を無視する才能だけは、みんな平等に持って生まれてくるのよ。

今日はその話。「なんか嫌」という、あの胃のあたりがキュッとする感覚の正体について。


純喫茶「天の川」で、波動研究会部長のオバチャンが『月刊ムー』責任編集の高額書籍(限定100部・9,800円)をスマホで注文しようとして頭を抱え、胃の痛みに悩んでいる。注文ボタンの前で固まるオバチャンのもとへ、五十鈴がうずまきキャンディを手に「頭で計算しすぎよ、オバチャン」と登場し、ウサギのはしぞうもベルを鳴らして現れる4コマ漫画。
「限定100部、波動研の活動報告にも絶対役立つのよね……」予算と良心、揺れるオバチャン。
五十鈴がキャンディでオバチャンの頬を軽くつつき「あなたの体はもう、答えを知ってるじゃない」と告げる場面。オバチャンは胃の痛みが「買ってはいけない」という体からのサインだったと気づき、結局9,800円は古代文明大全ではなく、純喫茶天の川の特製オムライス大盛りに使うことに決める、という結末を描いた4コマ漫画。
「あなたの体はもう、答えを知ってるじゃない」――五十鈴の一撃で、オバチャンの胃の痛みの正体が判明

体は、頭より40枚先を読んでいる

「直感」って言葉にすると、なんだか怪しい響きに聞こえるでしょう。占い師のセリフみたいで、ちょっと小っ恥ずかしい。

でもこれ、ちゃんと科学の話なの。

1997年、科学誌『サイエンス』に載った、アントニオ・ダマシオ教授たちの有名な実験がある。

参加者にカードゲームをさせるの。引き続けると大損する「危険な山」と、コツコツ増える「安全な山」が混ざっている。

参加者が「この山、なんか危ない」と頭で言語化できたのは、平均してだいたい50枚目あたり。遅いと思う? ここからが本題。

参加者の手につけた発汗センサーは、わずか10枚目の時点で、危険な山に手を伸ばすたびにちゃんと反応していたの。

つまり——体は、頭が気づく40枚も前に、もう答えを出していた。

しかも、感情を司る脳の部位を損傷していて、この体の警告(手汗)が出ない患者さんは、何度も同じ危険な山を選び続けて、ちゃんと損をし続けたそうよ。冷静な「頭」だけじゃ、人間、案外バカな選択をするってこと。

これを「ソマティック・マーカー」と呼ぶの。難しい名前だけど、正体はシンプル。あなたが今まで生きてきた膨大な経験のデータを、体が高速で照合して出してきた通知。あなたの中には、自分が思っているよりずっと優秀な分析官が、住み込みで働いているのよ。

ただし、その直感、ちゃんと「免許」持ってる?

ここで一つ、釘を刺しておくわね。どんな「ピンときた」も信じていいわけじゃない。

体の警告が機能するのは、過去にその分野で経験を積んで、結果のフィードバックをもらってきた領域だけ。ベテラン主婦が食材の傷みに「なんか変」と気づく。仕事で何百人と会ってきた人が「この話、なんか怪しい」と感じる。これは本物。データの蓄積があるから。

逆に、まったく未経験の分野——たとえば初めて誘われた投資話とか——で胸が熱くなる「ピンときた!」は、直感じゃなくてただの興奮。免許のない分析官が、勢いだけで太鼓判を押してるだけなの。ここを混同すると、痛い目を見るのは自分。

つまり、見るべきは「ときめき」じゃなくて「経験の有無」。これ、結構大事な見分け方よ。

迷ったら、3秒だけ。体に聞く

頭で考えるのをいったん止めて、胸とお腹のあたりを3秒だけスキャンしてみて。

キュッと縮む感覚なら、一旦停止。
ふっと緩む感覚なら、進んでみる。

感情や体の信号は、良い判断のための必須装備。それを無視して、他人の正解ばかり探しに行くから、人生がじわじわ苦しくなるの。自分のレンズは、自分で磨くしかない。


最後までお読みくださり、ありがとうございます。
あなたの体は、頭より先にあなたの味方です。経験を積んで、答え合わせを重ねれば、その声はもっとクリアになっていく。

——じゃあ、その「答え合わせ」って、具体的に何をすればいいのよ?って思った人。鋭いわ。それはまた次回、ちゃんと筋トレのやり方として……。

Love & Peace💕


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