「24時間いつでも行ける」は、続く理由にならなかった
実は昔、エニタイムフィットネス(24時間ジム)を契約して
実際にジムに行ったのは1週間だけだったことがあります笑
「ここなら、いつでも行けるから続けられる!!」
「これで生活変わるぞ〜!!」
そう思って契約したはずなのに、気づけば月会費だけが引き落とされる。
いわゆる幽霊会員です。笑
SNSを見ていると、こういうことって、よくあると思うんです。
・足のむくみを取る方法
・猫背を改善する方法
・ぽっこりお腹をなくす方法
・朝の習慣
・毎日やった方がいい〇〇
「あ、これ良さそう」
と思って保存したり、実際にやってみたりする。
最初の数回は、ちゃんとやるんです。
「今度こそ続けよう」
と思って。
でも、気づいたらやらなくなっている。
そして、また新しい方法を見つけて、
「今度こそ!」
と始める。
この繰り返し。
そんなことって、ありませんか??
私にとっては、それがエニタイムでした。笑
「意志が弱いから」ではなかった
これ、私はずっと、
「自分は継続力がないんだ」
と思っていました。
根性が足りない。
努力が足りない。
そう思っていたんです。
でも、行動や習慣について調べていくと、
少し違う見方ができるようになりました。
私たちは、これまで繰り返してきた行動を、
同じような状況で繰り返しやすくなります。
そして、新しい行動は最初のうちは、意識して「やろう」
としないといけない。
同じ状況の中で行動を繰り返すことで、
その行動が少しずつ自動化されていく。
だから最初は頑張れる。
でも、
仕事が忙しい。
子どものことでバタバタする。
疲れている。
今日は気分が乗らない。
そうなると、いつもの行動に戻ってしまいやすい。
これは、
「私には継続力がない」
と簡単に片付けられる話ではないんですよね。
そもそも、新しい行動を「頑張って続ける」だけでは難しい。
だから必要なのは、
「もっと頑張ること」ではなく、
「続けられる状況をつくること」
なんだと思います。
まず、ハードルを下げてもいい
そして、私が大切だと思っているのが、
「続けるためのハードルを下げること」
です。
これ、noteでも同じだと思うんです。
「毎日noteを書こう!」
と決めたものの、
毎日は無理だった。
書けない日がある。
書けない日が続く。
すると、
「また続かなかった……」
となってしまう。
私は、そもそも毎日書こうとは思っていないのですが、もし、
「毎日書かなきゃ!」
と思って苦しくなっている人がいるなら、
私は一度、ハードルを下げてみることをおすすめします。
例えば、
「毎日書く」ではなく「月に1本は書く」。
これなら、できる。
実際、私はこのくらいのペースで、今も続けられています。
大切なのは、
「世間的に正しい頻度」ではなく、
「今の自分が無理なく続けられる頻度」を決めること。
最初から100点を目指さなくていい。
1日30分できないなら、5分にする。
毎日できないなら、週1回にする。
週1回も難しいなら、月1回にする。
「これなら絶対できる」
と思えるところまで、ハードルを下げてみる。
そして、続けられるようになったら、
必要に応じて少しずつ上げていけばいい。
エニタイムも、もしかしたら、
「週5で通う!」
ではなく、
「まずは月2回、10分だけ行ってみる」
くらいから始めていたら、違ったのかもしれません。
「ホメオスタシス」と「習慣」は分けて考える
ここで一つ、よく言われるのが、
「人間にはホメオスタシスがあるから、元に戻ろうとする」
という話です。
確かに、私たちの身体には、体温や血糖値などを一定の範囲に保とうとする「ホメオスタシス(恒常性)」という仕組みがあります。
ただ、これをそのまま、
「だから新しい習慣も元に戻される」
と説明するのは、少し単純化しすぎだと思っています。
行動については、むしろ、
「これまで繰り返してきた行動が、特定の状況と結びついて習慣化されている」
という仕組みで考えた方が分かりやすい。
だから、新しい行動を始めたときに大切なのは、
「意志の力で毎回頑張る」
ことではなく、
「その行動を繰り返しやすい環境やきっかけをつくる」
ことなんです。
そして、一人で頑張らなくてもいい
エニタイムに1週間しか行かなかったとき、私は完全に一人でした。
「今日はまあいいか」
「明日行けばいい」
「最近ちょっと忙しいし」
誰にも見られていないから、それで終わってしまう。
サボったことを振り返る機会もない。
「じゃあ、どうしたら来週は行ける?」
と一緒に考えてくれる人もいない。
もし、あのとき、
「今週どうだった?」
「行けなかった理由は何だった?」
「じゃあ、来週はもっと簡単にできる方法に変えてみよう」
そうやって一緒に振り返ってくれる人がいたら、続き方は違ったかもしれません。
実際、行動変容の研究では、目標設定、セルフモニタリング、フィードバック、ソーシャルサポートなどが、行動を変えていくための代表的なアプローチとして使われています。
また、身体活動に関する研究では、フィードバックを取り入れた介入の方が、フィードバックなしの介入より身体活動に一定の効果が見られたというメタ分析もあります。ただし、研究結果にはばらつきもあり、「誰かにサポートしてもらえば必ず続く」とまで言えるものではありません。
だからこそ、
できなかったことを責めるのではなく、
「どうしたら続けられるか」を一緒に考えてくれる存在
がいることには、意味があると思っています。
これは、美容や健康だけの話じゃない
エニタイムの話をしましたが、これは運動だけの話ではありません。
仕事も。
キャリアも。
お金のことも。
新しいことに挑戦するときも。
最初の一歩を踏み出すことより、
その一歩を「日常」にしていくことの方が、実は難しい。
だから、
続けられないなら、もっと頑張る。
ではなく、
①ハードルを下げる
②続けられる仕組みにする
③必要なら誰かの力を借りる
この順番でいいんだと思います。
一人で何度も始めて、何度も諦める人生から
一人で何度も始めて、
何度も諦める。
「また続かなかった」
と自分を責める。
そんな繰り返しから、
「気づいたら、前とは違う自分になっていた」
という未来へ。
そのために必要なのは、
もっと気合いを入れることでも、
意志の強さを鍛えることでもないのかもしれません。
自分が続けられるサイズまで、最初の一歩を小さくすること。
そして、それを続けられる環境をつくること。
もし今、
「やりたいことはあるのに、なぜか一人だと続かない」
というものがあるなら、
それはあなたに能力がないからではなく、
「一人で頑張る状態」のまま始めてしまっているだけかもしれません。
ちなみに、ハードルを下げても、
「分かっているけど、最初の一歩が出ない」
という日もあります。
そんなときは、考え続けるのではなく、まず小さく動いてみる。
以前、私は「決めてから5秒以内に動く」というシンプルな方法についてnoteに書きました。
ハードルを下げた行動を、実際の「行動」に移すための、もう一つの小さな工夫です。
「やった方がいいのは分かっている。でも、なぜか動けない」
という方は、こちらもあわせて読んでみてくださいね。
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