石屏で出会った八仙
先週のブログでは、中国で制作されている「八仙」の映画についてご紹介しました。まだご覧になっていない方は、よろしければ以下のリンクからご覧ください。
実は石屏を旅行した際、思いがけないところでも八仙との出会いがありました。
異龍湖を訪れたとき、「来鶴亭(らいかくてい)」という歴史ある建物に立ち寄りました。

来鶴亭は異龍湖の近くにある古建築で、前身は「海山亭」と呼ばれ、明代の崇禎年間に建てられたとされています。現在は周辺の文昌閣や魁星閣などとともに古建築群を形成しています。
そして、この「来鶴亭」という名前には、八仙の一人である呂洞賓(りょどうひん)にまつわる伝説があります。
地元に伝わる話によると、清代に石屏の知州だった王光鼎がここを訪れた際、一人の秀才と酒を飲みながら語り合ったといいます。その後、秀才は白い鶴に乗って空へ飛び去り、王光鼎はその人物が呂洞賓だったことに気づいたと伝えられています。それをきっかけに亭内に呂洞賓の像が置かれ、「海山亭」は「来鶴亭」と呼ばれるようになったそうです。

実際に中に入ってみると、呂洞賓が祀られていました。写真中央の長いひげをたくわえた人物が呂洞賓です。
呂洞賓は、中国で広く知られている八仙の一人です。道教では「呂祖」や「純陽祖師」などとも呼ばれ、古くから信仰を集めてきました。一般に道士の姿で描かれ、剣を持った姿でもよく知られています。
先週、ちょうど八仙の映画について書いたばかりだったので、石屏で撮った写真を改めて見返して、「そういえば、ここにも八仙がいた!」と気づきました。
映画の中で見た八仙と、石屏の来鶴亭で出会った呂洞賓。まったく別の出来事だったものが思いがけないところでつながり、なんだか不思議な縁を感じました。
八仙について少し知ってから改めて写真を見てみると、旅先で何気なく目にしていたものが、以前とは少し違って見えてきます。
