ちょいちょい書くかもしれない日記(財布)
長財布を愛用しているが、いわゆる小さなハンドバッグ的なものには入りにくく、キャッシュレスが主になることがわかっている買い物のときなどに、念のため少しだけ現金を入れて持ち歩けるような財布がほしいなあ……とずっと思っていた。
ようやく気に入ったものが見つかったので買った。
COACHのスヌーピーコラボ、ライナスのミニウォレットだ。
アウトレット価格になっていたおかげで、どうにか手が届いた。ありがたい。
青い財布を持つのは初めてだが、ライナスであることが大事なので、ベースの色はこの際どうでもいい。
昔から、安心毛布を手放さない彼が他人とは思えなかった。
私はCOACHの様子がおかしいバッグしか持たないことに定評があるのだが、これは数少ない普通のやつかもしれない。
昨日の疲れとアレルギー薬の副作用で、朝は堂々の二度寝。
「プロジェクト・ヘイル・メアリー」を読めと友人に強く強く勧められていたなあ……と、起き抜け、布団の中で少しだけ読んだ。
電子書籍は、思い立ったときにその場に寝ころんだままゲットできる(しかも安いときもある)のがやはり大きな利点だ。
面白いかどうかはまだわからない。翻訳小説の序盤部分が、何故かたいてい苦手なのである。
「三体」はそれであえなく挫折した。文革がとにかく苦手というか、ある種の記憶を伴うがゆえの苦痛なので仕方がない。いつかまた挑む。
内容と同じくらい大事なことだが、翻訳のスタイルと気が合えばいいな、と心から願っていたのだが……間違って開いたページで、私が翻訳小説でもっとも苦手としている台詞、「ワォ!」が目に入ってしまい、激しく動揺している。
これはもう昭和の呪いなのであるが、それを見た瞬間、股間に白鳥のネックをつけた志村けんさんが歌い踊り出すのだ。止められないのだ。一丁目なのだ。
だ、大丈夫かな。読み進められるかな……。
溜めていたメールの返信をして、原稿をして、気を取り直してアサガオの種を再び湿らせた脱脂綿に載せた。
いっそ直播きにしようかと思ったが、短気は損気である。
アライグマの妨害ごときに心を折られることなく、淡々とやろう。
昼下がり、突然に母方の伯父がやってきた。
もう軽く20年ほどお目に掛かっていなかったのではなかろうか。
相当にビビった。
というのも、どうも伯父には、大切な人を失い、心が酷く不安定な時期があって、他の兄弟たちとかなり揉めたらしい。
その頃のことを少しは聞き知っていたし、母は長らく、兄にあたるその伯父の話をしなかった。
私も、震災後のゴタゴタした時期、ちょっとしたトラブルが伯父との間にあった(みんなギスギスしていたときだったし、たぶんお忘れだと思うので蒸し返すつもりはない)だけに、さすがに身構えた。
父が死んだとき、私は伯父の連絡先を知らず、ならばと伝言を頼んだ伯母も伝えずだったようで、彼は、父と伯父の死をつい数日前に知ったそうだ。
父のことをきちんと弟扱いしてくれていた人だから、きっと凄くショックだったと思う。仕方がないとはいえ、申し訳ないことをした。
母の現状を知ろうと伯母に訊ねたが、話が曖昧であまりよくわからないとのことで、情報を求めて実家を訪ね、ついで筋向かいの我が家に辿り着いたとのこと。
こういうとき、我が家には応接間がないのが悔やまれるが、とにかく長い立ち話をした。
従妹が元気なことも知れたのでよかった。
親の死というのは、疎遠になった親戚との間を取り持つものだな……としみじみ思う。
母にも会いたいようだった。そりゃそうだ。
ただ、施設的には、誰でも母に面会させるというわけにはいかず、毎度、家族の承諾が必要。弟がノータッチを望むゆえに、現時点では私の許諾が必須ということになる。
母が今、伯父のことをどう思っているかは私には知る由もないので、面会については私の一存で是非とは言えなかったのだが、今度、母に会うときに訊いてみよう。
せっかく同じ親のもとに生まれついた兄弟の縁を、私の思い込みで断ち切ることはしたくない。
正直、インターホンで映像を見たときには目を疑ったし、数秒は居留守を試みようかと逡巡したのだが、結果としてきちんと応対してよかったと思う。
伯父の口から「今はもう何もできないとは思うけれど、もし、もし何か必要なことがあったら頼ってくれ」という言葉が聞けたことが、とても嬉しかったからだ。
おそらくもう頼らねばならないことはないと思いはするが、それはそれとして、幼い頃の私が知っていた快活で頼もしい伯父が、少しだけでも戻ってきてくれた気がした。
とはいえ……今回はもうやむを得ないとはいえ、一人暮らしの家を親族とはいえアポなしでいきなり訪ねるのは、それだけで恐怖心を煽るものだ。
そこに男女の別はない、と思う。
カラスは、私が塀の上に並べておいたミニトマトをさくさくと食べて去っていく。
次は、「ヘタは残さないで結構です」と伝えたいところ。
イモリの水も交換した。
イモリと二人暮らしだった頃は、夏の外出時にはエアコンを止め、イモリには保冷ボックスに入ってもらっていた。
イモリ的には特になんとも……という感じではあったが、不自由をさせたなと申し訳なく思う。
今は猫たちもいるので、エアコンは一室だけつけておく。イモリも快適そうだ。
夏バテ防止に、大好物の乾燥赤虫をあげた。
イモリはいつも淡々と楽しそうだ。
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こんなご時世なのでお気遣いなく、気楽に楽しんでいってください。でも、もしいただけてしまった場合は、猫と私のおやつが増えます。