【第127弾】「ついカッとなってしまった」という甘えを無くしたい。怒りをコントロールし、沈黙を金とするのが掟だと思う
「人間だから怒るのは仕方ない」「あの状況ならカッとなるのも当然だ」と理由をつけて言い訳をし、自ら「自らの感情をコントロールし、冷静な判断を下すための泥臭い努力」から逃げ、放っておけば、すぐに「怒りに任せて言葉をぶつけてしまう」楽な道を選んでしまう自分がいる。
しかし、感情のコントロールを放棄し、周囲との信頼関係を自ら壊してしまうような自分への甘えは、ここで完全に無くしたいと思う。自分の怒りの正体を客観視し、衝動的な言葉を飲み込んで冷静に対処するという地道な作業から、私は絶対に逃げないようにしたい。100億の組織を創る「代表取締役」としての責務を果たす。 このことは、自分の中でしっかり肝に銘じておきたい。
■ 怒りはコントロール不可能な感情ではなく、自ら生み出した「道具」だ
ビジネスや日常において、予期せぬトラブルや理不尽な対応に直面した時、私たちはつい「相手のせいで怒らされた」「カッとなって感情が抑えられなかった」と思い込んでしまう。 しかし、アドラー心理学の教えによれば、怒りとはアンコントロールな感情などではない。人は、相手を威圧して自分の主張を通すという「目的」のために、怒りという「道具」を自ら選んで持ち出しているに過ぎないのだという。
例えば、誰かに向かって激しく怒鳴っている最中に、重要な取引先から電話がかかってくれば、人は一瞬で声色を変え、丁寧に応対することができる。そして電話を切れば、再び怒りの感情を取り出して相手を怒鳴り始める。つまり、怒りとは実は自由に出し入れ可能なものなのだ。「つい感情的になってしまった」というのは、自分の未熟さを正当化するための言い訳であり、単なる甘えでしかないという事実から、絶対に目を背けないようにしたい。
■ 怒った瞬間、人間の判断力は著しく低下し、最も愚かな選択をする
コミュニケーションにおいて、最も頭が悪いと思われる最大の禁じ手は「怒ること」だ。 映画『アウトレイジ』は、怒号が飛び交うマフィアの世界を描いているが、あの映画をよく観察すると「キレて怒った人間から順番に死んでいく」という。つまり、あれは単なるエンターテインメントではなく、「死にたくなければ怒るな」というアンガーマネージメントの教則ビデオらしい。
人間は怒りを感じた時、論理的思考が停止し、判断力が著しく低下する。その結果、言ってはいけないことを口走り、取り返しのつかない判断ミスを犯してしまうのだ。怒りで人をコントロールしようとするのは三流のやり方であり、結果として周囲の信用を失い、自らの首を絞めるだけだという冷徹な現実を直視しなければならない。
■ アンガーマネジメントの基本は「6秒間黙る」こと。沈黙こそが金だ
では、湧き上がる怒りをどうやって抑えればいいのか。その最も強力でシンプルな技術が「黙ること」だという。 人間の脳は、感情を司る部分の反応が圧倒的に早く、論理的に考える脳の働きは遅れてやってくる構造になっている。その時差が約6秒だと言われている。だからこそ、カッとなった瞬間に反射的に言葉を発してはいけない。最低でも6秒間、ただじっと沈黙を守るのだ。
「雄弁は銀、沈黙は金」ということわざがあるように、怒りを感じた時ほど、口を閉ざす忍耐力が求められる。自分の感情を相手にぶつけてスッキリしたいという誘惑に負け、すぐに言葉を放とうとする甘さは、今すぐ自分の中から無くしたいと強く願う。
■ 黙っている間に複数の「手」を考え、人と戦わずに「課題」と向き合う
ただ6秒間、無心で我慢するのではない。沈黙している間に「もしこう言い返したらどうなるか」「別の言い方をしたら相手はどう反応するか」と、将棋のように頭の中で複数の「手」をシミュレーションするのだ。
そして何より重要なのは、怒りの矛先を「人」に向けるのではなく、「課題」に向けることだ。相手を論破し、打ち負かして優越感に浸ったところで、本物の信頼関係は決して生まれない。相手と戦うのではなく、お互いの間にある「本当の課題」は何かを冷静に見極め、解決策を探ること。これこそが、頭のいい人が怒りを感じた時に行っている本質的な思考プロセスなのだ。考え方は意識すれば変えていけるスキル領域であるという事実を忘れず、泥臭く訓練し続けなければならない。
■ 100億を創るためにも、怒りの感情に支配されない自分でいたい
「感情を表に出すのが人間らしい」「怒らなければ舐められる」。 そう言って、自分の感情を律する苦痛から逃げ、怒りを正当化しようとする傲慢な甘えを、自分の中から完全に無くしたいと強く願う。
代表取締役である私自身が、誰よりもアンガーマネジメントのスキルを磨き、感情に振り回されることなく常に冷静で論理的な判断を下し続ける。怒りという安易な道具を捨て、沈黙と対話で組織を導く。 その覚悟と、自らを律する強固な自己管理能力を持った時だけ、誰も見たことのない100億の景色へと到達できるのだと思う。
このことを、しっかり肝に銘じておきたい。
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