見出し画像

【第155弾】顧客の足元を見た「せこい利益」は必ずめくられる。100で取りすぎず70にする「同義とモラル」の科学

新しい情報や優れたノウハウを学ぶと、私はすぐにそれを「有益な知識」として頭の中にファイリングし、それだけで満足してしまいそうになる。しかし、アウトプットを前提にしない学びはただの娯楽であり、現場で実践されなければ1ミリの価値もない。

数字が上がらない焦りや、今月の目標を何としてでも達成したいというプレッシャーに直面したとき、私はすぐに「相手が困っている今こそ、高めの価格を提示して利益を最大化すべきではないか」「情報格差を利用して、こちらの都合の良いサービスを売り込んでしまおう」という、一見スマートな、しかし極めて不誠実な「足元を見る」誘惑に脳のメモリを奪われそうになる。

しかし、そうやって相手の弱みや無知につけ込んで得た「せこい利益」は、一時的な売上にはなっても、最終的には必ず顧客に「めくられる(見破られる)」という冷酷な現実を、私は深く胸に刻んでおかなければならない。ビジネスにおける真の強さとは、目先の利益をむしり取ることではなく、「同義とモラル」を貫き、顧客と永続的な信頼関係を築くことである。

■ 「足元を見る」という、目先の数字に魂を売るダサい経営者の甘さ

相手の無知や困窮につけ込んで、不当に高い価格をふっかけたり、中身の伴わないサービスを売りつける行為は、ただの「せこくて、ダサい、目先だけの格好悪い」行動でしかない。

「見栄は高くつく」と何度も自戒してきた通り、目先のデコレーションされた数字を追うためにモラルを捨てる経営者は、自分で自らの首を絞めている。 相手の足元を見てサービスを行えば、確かに「最初は利益が出る」かもしれない。 だが、そんな薄っぺらいやり方で築いた数字は、顧客の信頼という土台を完全に破壊しているため、決して長続きはしないのだ。 「勝てれば何でもいい、にはなりたくない」。 売上を「感謝の数」と言い訳にして、顧客から利益をむしり取るような不誠実な姿勢は、今すぐ自分の中から完全に、1ミリの妥協もなく排除しなければならない。

■ なぜ不誠実は必ず「めくられる」のか。未来の自分とつながる倫理の科学

なぜ、足元を見たサービスは最終的に必ず「めくられる(見破られる)」のか。これは、オカルトやスピリチュアルな因果応報の話ではなく、極めてロジカルな「科学」である。

心理学者ハーシュフィールドらの研究によれば、Venn図(円の重なり度合い)を用いて「現在の自分と10年後の自分はどれくらい同じか」を測定したとき、未来の自分を「現在の自分の延長」とリアルに想像できている人ほど、嘘や不誠実な交渉戦術を選びにくく、長期的に持続する倫理的判断を下すことが証明されている。 逆に言えば、目先の利益に目がくらんで顧客の足元を見る人間は、未来の自分とのつながりを失い、「今さえ良ければいい」という認知のバグに陥っているのだ。そのツケは、必ず未来の自分が払うことになる。

さらに、ハインリッヒの法則が教える通り、1件の重大な「めくられる大クラッシュ」の背後には、29件の軽微なトラブル、そして300件の「ヒヤリハット(日々の小さな誤魔化し、不誠実な嘘)」が必ず存在する。 「これくらいバレないだろう」「相手は気づかないだろう」と甘く見て積み重ねた300件のヒヤリハットは、最悪のタイミングで必ず暴露される。 「信用は、貯まるのは遅いのに、失うのは一瞬である」。 一度の雑な対応、一度の嘘、一度の逃げ、一度の裏切りで、その残高は一気に削られる。 一瞬の雑さや誤魔化しで、それまで積み上げたクレジットをすべて失う恐怖を、私たちは誰よりもリアルに自覚しなければならない。

■ 最高の利益集団は「詐欺師」、対極は「ボランティア」。私たちが目指すべき「真ん中より少しボランティア」の設計図

では、100億の構造(MetaGrowthX)を永続的にスケールさせるために、私たちはどのような「利益の設計図」を持つべきなのか。

ビジネスの極論において、「最高の利益集団は『詐欺師』であり、その対極にあるのは『ボランティア』である」。 私たちはその真ん中を目指すのではない。 「真ん中より少しボランティア思考」に軸足を置くことが、極めて重要な戦略なのだ。 それが、私が掲げる「100で取りすぎず、70にする戦略」である。 顧客から100の利益をむしり取ろうとする(足元を見る)のを完全に引退し、私たちの取り分を「70」に抑え、残りの「30」を顧客の利益(LTVや費用対効果の最大化)へ徹底的に還元する。 「同義を大事にし、上限を超える設計をせず、モラルを重視する」。 この、一見すると遠回りに見える「三方よし」の設計だけが、誰にも真似できない強固な参入障壁となり、長期的な信用を積み上げていくのである。

■ 100億を創るためにも、一瞬の雑さを排除し、徹底的に「信用貯金」を積み上げたい

「これくらい大丈夫だろう」「今だけ数字を作って、後から取り返せばいい」。 そうやって、地道な行動、顧客への誠実さ、そして冷徹な自己管理から目を背け、足元を見たせこい利益に逃げる甘えを、私は自分の中から完全に、根こそぎ無くしたいと強く願う。

代表取締役である私自身が、誰よりも「Doubt Wisely」を体現し、目先の売上という幻を健全に疑う。 ただ数字が大きいだけの「薄っぺらい売上」を完全に捨て去り、顧客の「利益」を最大化させた証拠としての、強固で美しい「利益(筋肉)」を削り出す。 「人には愛(熱量)、行動には仕組み(ルール)」で向き合う。 組織に対しては、徹底した「マニュアル」と「スコアカード」で属人性の退路を塞ぎながらも、顧客に対しては、誰よりも深く頭を下げて「聞きに行く謙虚さ」を体現する。 「勝つまで負けない。戦う意志を示す限りあきらめない見捨てない」という我が社の絶対的な行動指針を、自らが足元を見る見栄をすべて脱ぎ捨て、顧客と仲間の利益のために「泥臭く行動し続ける率先垂範の背中」として、一生をかけて仲間に示し続ける。 その覚悟と、構造を科学的に設計する圧倒的な執念(智情意)を持った時だけ、私たちは誰も見たことのない100億の景色へと、全員で手を携えて一気に到達できるのだと確信している。

このことを、しっかり肝に銘じておきたい。

#代表取締役 #経営者 #組織づくり #DoubtWisely #足元を見るな #100で取りすぎず70にする #同義とモラル #言い訳0謝罪10 #散り際を美しく #業界の悪口は言わない #未来の自分 #信用貯金 #MetaGrowthX #100億の挑戦

いいなと思ったら応援しよう!

柴田智之|Metamon代表:100億の構造を作る男の備忘録 よろしければ応援お願いします! いただいたチップは違う形でみなさまに還元させていただきます!