【第158弾】「ツギハギだらけのフランケンシュタイン会社」を殺せ。他社のノウハウを安易にパッチワークする組織は、必ず自壊する
「あの有名な成長企業が導入しているから、うちの会社でもあの人事制度をそのまま導入しよう」「最新のトレンドになっているこのマーケティングフレームワークを真似して、組織にパッチワークのように貼り付ければ、一気にブレイクスルーが起きるはずだ」と理由をつけて言い訳をし、自ら「自社のビジネスモデルの唯一無二のセンターピンを徹底的に考え抜き、退路を断って一貫した『軸(理念・ビジョン)』を敷き詰める苦痛や、自分の有能さを証明したいというプレイヤーとしてのエゴを殺して独自の『構造』を創り上げるプレッシャー」から逃げ、放っておけば、すぐに「他社の成功事例を安易に切り貼りして、手っ取り早く組織を整えた気になって自己満足する」楽な保身の道を選んでしまう自分がいる。
しかし、他社の綺麗なお行儀の良いノウハウを都合よくパッチワークし、自らの意思決定の弱さや、一貫性のなさ(バグ)から目を背けているような経営者としての甘さは、無くしたいと思う。真の組織の成長とは、他社の How(顔や手足)をツギハギにして安心することではなく、自社の絶対にブレない OS(理念・ビジョン・モラル)に魂を通し、誰がバトンを受け取っても自動的に100点が出る強固な「独自の構造(システム)」を愚直に構築することであるという冷徹な現実を直視し、自らの属人性(プライド)を根こそぎ破壊するという痛みを伴う作業から、私は絶対に遅れることなく、逃げないようにしたい。100億の組織を創る「代表取締役」としての責務を果たす。 このことは、自分の中でしっかり肝に銘じておきたい。
■ 表面的な How を切り貼りして満足する「パッチワーク経営」の卑しい見栄
私の中には「早く、大きな組織を創りたい」「他社の洗練された制度を取り入れて、スマートな成長企業に見られたい」という極めて未熟で傲慢な焦り(見栄)が常に存在している。 その焦りに油断すると、私はすぐに「あの SaaS スタートアップが導入している評価制度が素晴らしそうだから、うちでもそのままパッチワークのように導入しよう」「あのインフルエンサーが推奨している最新の1on1手法を切り貼りして、現場にインストールしよう」という、耳障りの良い「他者から学ぶ」という言葉を都合よく言い訳に使ってしまう。
しかし、これは経営者として、一人のシステムビルダーとして、極めて未熟で卑怯な甘えでしかない。 これまでの備忘録でも自戒してきた通り、「見栄は高くつく」。 他社の How(方法論)を安易にパッチワークする行為は、非常に聞こえが良いし、やっている本人も「自分は今、先進的な組織づくりにコミットしている」という強い充実感(自己満足)を得ることができる。 だが、その切り貼りする行為の裏で、私たちは「自社のビジネスモデルが抱える不都合な真実(要因面)から目を背け、自社のセンターピンを徹底的に考え抜くための脳のメモリをサボらせている」のではないか、と冷徹に自問しなければならない。 他人のふんどし(他社の成功事例)で相撲を取り、自分の頭で考える苦痛から逃げている弱い甘さは、今すぐ自分の中から完全に、根こそぎ無くしたいと強く願う。
■ 軸なき組織は「フランケンシュタイン(怪物)」として必ず自壊する
なぜ、他社のノウハウを安易にパッチワークした組織は、どこかで必ず成長が完全にストップし、大クラッシュ(崩壊)を迎えるのか。それは、組織を動かす「一貫した軸(理念・ビジョン・モラル)」がないまま、顔や手足だけを他社のパクリでツギハギにしているからだ。
顔はキーエンスの数値管理、右手はサイバーエージェントのキラキラした社風、左手はリクルートの圧倒的な当事者意識、両足はメルカリの性善説。 そんな一貫性のない、お互いの筋肉や血管が繋がっていないパーツを安易にくっつけた組織は、意思決定のベクトルが完全に崩壊した「ただの怪物(フランケンシュタイン会社)」にしかならない。 ある局面では「数字がすべて(冷徹さ)」と言いながら、別の局面では「心理的安全性が大事(優しさ)」と叫び、また別の局面では「自分で考えて動け(放任)」と丸投げする。 このようなツギハギだらけの怪物組織の最前線に立たされるメンバーは、どのルール(仕組み)を信じて走ればいいのか分からず、脳内メモリが完全にパンクし、最後は疲弊して静かに去っていく(退職)。 「会社を強くするのは、華やかな How のコレクションではない。自社の OS(一貫した判断基準)の徹底である」。 この、逃げ道のない厳格な「軸の体現」から目を背け、小手先の新制度をパラパラと増やして「前に進んでいる気になっている」自分の浅はかな怠慢を、ここで完全に無くさなければならない。
■ 自社開発(MetaGrowthX)の泥臭い 1点に魂を通す決断の苦痛
弱者が強者に勝つためのランチェスター戦略が教える通り、私たちがやるべきは、他社のやり方を真似した「広域戦」ではない。自社開発(MetaGrowthX)という「ニッチで面倒臭いこと」に使えるリソースをすべて注ぎ込んで、一気にマーケットに深い溝をあけることだ。
そして、その一点突破の戦略を機能させるためには、組織のルールもまた、自社開発のモデルに完全に同期(一貫)していなければならない。 「仕入れ販売ではなく、自社開発にこだわる」。 他社が作った商品を右から左に流して、安全に手数料を抜く「仕入れビジネス(代理店)」の小器用さに逃げるのをやめ、自社でリスクを背負い、巨額のロットを張ってでも、自社開発プロダクトを徹底的に磨き上げる。 であれば、組織の人事制度も「売上を落としてでも営業利益率を極限まで高めていく筋肉質な行動(営業利益の構造化)」を評価する軸に、100%統一されていなければならない。 「2頭は追わない」。 これと決めた1つのセンターピン(LTV特化予約システムによる店舗の利益最大化)に脳のメモリをフルベットし、そこに合わせて組織の評価、行動、管理のすべてを一貫したレール(線)として繋ぎ込む。 この、退路を断った「軸の研ぎ澄まし」のプロセスから目を背け、他社の綺麗な制度に逃げる自分の弱い甘えを、完全に殺し尽くさなければならない。
■ 「人には愛(熱量)、行動には仕組み(ルール)」という我が社の一貫した OS
他社のノウハウをパッチワークするのを今日ここで完全にやめ、我が社が誇る絶対的な OS、すなわち「人には愛(熱量)で向き合い、行動には仕組み(ルール)で向き合う」という哲学を、徹底的に体現する。
「信じているから任せる(確認しない)」のは信頼ではなく、ただの放任(怠慢)だ。 営業マンの行動目標(AMPM、月、週、日)をすべて数値化し、スコアカードによってリアルタイムで進捗を可視化する管理体制を敷く。 これは、キーエンス流の「仕組み(ルール)」の徹底である。 しかし、それだけで終わらせれば、ただの「ピリついた冷たい監視組織」になってしまう。 だからこそ、徹底した数値管理という強固なレールを敷いた上で、メンバーの「体調や気分のズレ」といった小さな変化を見逃さずにメンヘラ級の執着(愛)を持って1on1でめくりにいく。 ミスや未達(プチクラッシュ)が発生した瞬間には、言い訳を1ミリも挟まない「言い訳0、謝罪10」の姿勢を徹底させ、秒速で「補正・リエントリー(再挑戦)」を繰り返させる。 この「冷徹な仕組みと、逃げない愛(熱量)の両輪」が完璧に噛み合って初めて、ツギハギではない、我が社独自の「自走する強固な構造(システム)」が完成するのだ。
■ 100億を創るため、他社のデコレーションを捨て、退路を断って一貫性を磨く
「他社の素晴らしい新制度を導入すれば、きっと組織は劇的に良くなるだろう」「綺麗なノウハウを切り貼りしておけば、いつか勝手に組織が自走し始めるはずだ」。 そう言って、地道な自社モデルの構造化、組織の一貫性の追求、そして冷徹な自己管理から目を背け、魔法のようなトレンドをパッチワークしようとする経営者としての弱い甘えは、自分の中から完全に、根こそぎ無くしたいと強く願う。
代表取締役である私自身が、誰よりもプレイヤーとしてのエゴを捨て去り、誰がやっても100%同じ精度で「勝利のアルゴリズム」が回る一貫した構造の設計に脳のメモリをフルベットする。 「100で取りすぎず、70にする」謙虚さを持ち、相手の脳内メモリを極限まで気遣うGiverとしてのコミュニケーションを徹底しながらも、組織の行動に対しては、徹底した「スコアカード管理」と「自社開発の仕組み」で退路を塞ぐ。 「勝つまで負けない。戦う意志を示す限りあきらめない見捨てない」という我が社の絶対的な行動指針を、ただのテキストではなく、自らが他社のデコレーション(見栄)をすべて脱ぎ捨て、自社独自の「自走する構造(システム)」を愚直に回し続ける率先垂範の背中として、一生をかけて仲間に示し続ける。 その覚悟と、構造を科学的に設計する圧倒的な執念(智情意)を持った時だけ、私たちは誰も見たことのない100億の景色へと、全員で手を携えて一気に到達できるのだと確信している。
このことを、しっかり肝に銘じておきたい。
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