【第191弾】「会社は前に進んでいるのに、後ろに行く人を引き止めるな」。新陳代謝を恐れる見栄を殺し、できる限り最短で去らせる冷徹な愛
「せっかく採用したのだから、一人も辞めさせずに全員を温かく引き止めよう」「メンバーが辞めていくのは、自分のリーダーシップや魅力が足りないからだ。だからもっと優しく寄り添って引き止めなければならない」と理由をつけて言い訳をし、自ら「会社が非連続に急成長して前に進んでいる中で、現状維持を望んで後ろ(引き止め)に引っ張る人間を冷酷に切り離す決断の苦痛や、新陳代謝を繰り返しながら組織の成長角度を死守するプレッシャー」から逃げ、放っておけば、すぐに「後ろに行く人をだらだらと引き止め、組織全体のスピードと一人当たり生産性を地の底まで引き下げて自己満足する」楽な保身の道を選んでしまう自分がいる。
しかし、辞める人を引き止めるという「優しい社長のポーズ(自己満足)」を盾にして、組織の自走する仕組み(マニュアル)の脆弱さや、変化できない自らの甘さから目を背けている経営者としての不誠実さは、ここで完全に、根こそぎ無くしたいと思う。100億の構造を創るシステムビルダーの戦場において、「ついてくる人はついてくる。ついてこない人はついてこない」という冷徹な新陳代謝を受け入れ、合わない人間は「できる限り最短で辞めさせる」ことこそが、結果として組織全体、そして去っていく個人に対する最大の誠実さ(インテグリティ)であるという冷酷な事実を直視し、自らの属人性(誰からも好かれたいという見栄)を根こそぎ破壊して「冷徹な新陳代謝の構造(システム)」にフルベットするという痛みを伴う作業から、私は絶対に遅れることなく、逃げないようにしたい。100億の組織を創る「代表取締役」としての責務を果たす。 このことは、自分の中でしっかり肝に銘じておきたい。
■ 人が辞めていく恐怖に怯える、経営者の卑しい見栄を疑え
私の中には「誰一人として辞めない、完璧に調和された優しい組織のトップでありたい」という、極めて未熟で傲慢なエゴ(見栄)が常に存在している。 その甘えに油断すると、私はすぐに「メンバーが辞める(不都合な真実)と言ってきた時、必死になって話を聞き、条件を良くしたり寄り添ったりして、なんとか引き止めよう」という、耳障りの良い「人間味のあるマネジメント」という言葉を都合よく言い訳に使ってしまう。
しかし、これは経営者として、一人のプロフェッショナルとして、極めて未熟で危険な甘え(逃げ)でしかない。 これまでの備忘録でも強く自戒してきた通り、「見栄は高くつく」。 メンバーが辞める時、「まだまだ自分の魅力や器が足りなかったのだ」と事実を厳しく謙虚に受け止める自責の念は、もちろん必要だ。しかし、それを「だから何としても引き止めなければならない」という行動に繋げるのは、ただの「決断のサボり(保身)」だ。 会社は100億の未来に向けて、すさまじい速度で前に進んでいる。 その進化のスピードについてこられず、現状維持や過去のやり方に固執して「後ろに行く人」を、経営者のエゴ(一人も辞めさせない優しい社長という見栄)のために無理に引き止めることは、組織全体の成長を殺し、必死についてきている他の仲間に対する最悪の不徳(裏切り)である。 新陳代謝を恐れ、お行儀良く引き止める弱い甘えは、今すぐ自分の中から完全に、根こそぎ無くしたいと強く願う。
■ 「辞めても伸ばし続けられる自信」を持て。最短で辞めさせることが、お互いのためのインテグリティだ
なぜ、人が辞めていく組織を恐れず、それでも非連続に成長角度を上げ続けることができるのか。 それは、「特定の優秀な個人」に依存する『何でも屋(個人商店)』を完全に引退し、「辞めても絶対に伸ばし続けられる、自走する仕組み(マニュアルとスコアカード)」を組織に敷き詰めているからだ。
「ついてくる人はついてくる。ついてこない人はついてこない」。 この現実(生事実)を冷徹に受け止める。 私たちは、会社の方向性やOS(人には愛、行動には仕組み)に1ミリも同期しない人間を、だらだらと組織に留めておいてはならない。 価値観や目標がズレたままの状態で仕事を続けることは、本人の脳内メモリを不満と防衛本能で埋め尽くし、周囲のメンバー(チームの関係性)にも毒(腐ったリンゴ)を撒き散らすことになる。 だからこそ、ズレが明確になった瞬間、「できる限り最短で辞めさせる(お引き取りいただく)」決断をしなければならない。 それは冷酷さではない。本人が自らの「存在理由(PFE)」に合致した別の打席(戦場)を最速で見つけるための、そして私たちが100億の未来に向けてスピードを落とさないための、お互いに対する極限のインテグリティなのだ。 人が辞めても、仕組み(システム)が自走しているから、会社は何の問題もなく業績を伸ばし続けられる。この揺るぎない自信(構造)があるからこそ、私たちは引き止めるポーズを捨て、新陳代謝の力学を正しく回すことができる。
■ 嘘偽りのないルールを敷き、新陳代謝の動線をマニュアル化せよ
では、どのようにしてこの冷徹な新陳代謝を組織に実装すべきなのか。 それは、個人の感情論を100%排除し、ルールと仕組みに基づいて淡々と役割を入れ替える構造を敷くことだ。
私たちは、日々の行動目標(スコアカード)やマニュアルの定着状況を可視化し、「言ったことをやれれば尊敬。やれなければルール通りに退場(または配置転換)」という厳格なレールを敷く。 「信じているから確認しない」という放任(怠慢)を完全に引退し、AMPM、日、週の数値管理を徹底する。 その上で、会社のOS(DNA)に合わない人間や、後ろに行こうとする人間に対しては、無駄な感情の摩擦を起こさず、最短で去るための「退路の仕組み(最短離職のルール)」を適用する。 そして、空いたポストには、私たちの「100で取りすぎず70にするモラル」や、MetaGrowthXのビジョンに本気で同期する新しい「戦場で背中を預け合える仲間」を、採用ファネル(歩留まり)を科学しながらどんどん投入していく。 この、嘘偽りのないルールによる冷酷で美しい循環こそが、100億を創るシステムビルダーの常識なのだという真理から、絶対に目を背けてはならない。
■ 100億を創るためにも、引き止める見栄を引退し、新陳代謝を回す冷徹なシステムビルダーとして立ち続けたい
「一人も辞めさせずに、全員を引き留めて優しく寄り添っていれば、いつか組織は勝手にスケールするはずだ」「メンバーが辞めるのは、すべてリーダーの器が狭いからだ」。 そう言って、現場の価値観の不一致や、成長角度のズレから目を背け、お行儀の良い優しさ(保身)で組織の泥沼化を見過ごす経営者としての弱い甘えを、私は自分の中から完全に、根こそぎ無くしたいと強く願う。
代表取締役である私自身が、誰よりも「Doubt Wisely」を体現し、「辞めさせない美談」を健全に疑う。 「辞めても絶対に伸ばし続けられる」強固な仕組み(自走マニュアル)の設計に脳のメモリをフルベットし、後ろに行く人を引き止めない率先垂範の背中を示す。 「人には愛(熱量)、行動には仕組み(ルール)」で向き合う。 合わない人間には最短でお引き取りいただきながらも、去っていく背中に対しては「自分の魅力不足」を謙虚に内省し、残った仲間と新しく入る仲間のために、より強固なインフラを敷き詰める。 「勝つまで負けない。戦う意志を示す限りあきらめない見捨てない」という我が社の絶対的な行動指針を、自らが引き止めるプライドという見栄をすべて脱ぎ捨て、組織の成長角度を死守する「新陳代謝の掟」を体現する背中として、一生をかけて仲間に示し続ける。 その覚悟と、組織を科学的に設計する圧倒的な執念(智情意)を持った時だけ、私たちは誰も見たことのない100億の景色へと、全員で手を携えて一気に到達できるのだと確信している。
このことを、しっかり肝に銘じておきたい。
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