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【第156弾】「場を和ませる雑談」という綺麗事を疑い、相手の脳内メモリに100%同期し、自己肯定感をハックする「アイスブレイク」の科学

「商談をスムーズにするために、冒頭はお世辞や共通の話題で場を和ませなければならない」「相手と仲良くなるための雑談力を磨くべきだ」と理由をつけて言い訳をし、自ら「相手の不都合な真実やこだわりの細部を泥臭く観察する知的プレッシャーや、自分の有能さを示したいというエゴ(自慢話)を完全に殺して聞き役に徹する苦痛」から逃げ、放っておけば、すぐに「当たり障りのない天気の話やお世辞でその場を取り繕い、仕事をした気になって自己満足する『お茶濁し(保身)』」という甘い逃避行動に甘んじてしまう自分がいる。

しかし、お行儀の良い世間話を盾にして、自らのインテグリティ(誠実さ)の欠如や顧客の「穴(需要)」に切り込む決断の弱さから目を背けるような甘さは、ここで完全に無くしたいと思う。真のアイスブレイクの価値とは、場を和ませること自体にあるのではなく、相手の自己肯定感をハックし、「この人は私に異常な関心を持ってくれている」という圧倒的な信頼(安心な環境)を一瞬で創り上げることであるという冷徹な現実を直視し、自らの行動を縛り抜くという痛みを伴う作業から、私は絶対に逃げないようにしたい。100億の組織を創る「代表取締役」としての責務を果たす。 このことは、自分の中でしっかり肝に銘じておきたい。

■ 「とりあえず世間話」という、本題から脳のメモリを逃がす二流の甘え

私の中には「スマートに、誰からも嫌われることなく完璧に商談を進めたい」という未熟な焦りが常に存在している。 その焦りに油断すると、私はすぐに「アイスブレイクとして、とりあえず天気の話や、相手のオフィスの綺麗さを褒めて場を温めよう。お互いに笑顔で和気あいあいとした空気になってから、おもむろに本題の提案(MetaGrowthX)に入ればいい」という、耳障りの良い「雑談の重要性」という言葉を都合よく言い訳に使ってしまう。

しかし、これは経営者として、一人のプロフェッショナルとして、極めて未熟で傲慢な甘え(逃げ)でしかない。 これまでの備忘録でも強く自戒してきた通り、「見栄は高くつく」。 とりあえずの世間話でお茶を濁す行為は、非常に聞こえが良いし、やっている本人も「自分は今、顧客と良好なコミュニケーションを取っている」という強い自己満足を得ることができる。 だが、その無難な世間話の裏で、私たちは「相手の防衛ラインを突破し、本当に彼らが抱えている店舗の課題(ドタキャンやリピート率低下という『穴』)に切り込む恐怖」から、無意識に脳のメモリを逃がしているだけではないか、と冷徹に自問しなければならない。 アイスブレイクとは、無難なお茶濁しの雑談ではない。 相手の自己効力感(ホットハンド)や承認欲求を科学的にハックし、「この人は私に異常な関心を持ってくれている」という圧倒的な信頼(安心な環境)を一瞬で脳に強制インストールするための、極めて冷徹な「戦略的ファーストコンタクト」なのだ。 この本質から逃げ、小手先のトーク技術でごまかそうとする弱い甘さは、今すぐ自分の中から完全に、根こそぎ無くしたいと強く願う。

■ 共通点を探すな。相違点(違い)こそが、極上の質問を生み出す武器になる

なぜ、多くの営業マンやリーダーが、「共通の話題を探そう」として沈黙という地獄を迎えるのか。それは、そもそも初対面の相手と自分に、そんな都合よく共通点(同じ地元、同じ趣味、同じ経歴など)が存在する確率など極めて低いという、冷徹な「事実(確率)」を直視していないからだ。

共通点に固執する二流の雑談は、相手が「あ、私はその趣味はありません」と一言言った瞬間に崩壊する。 真の一流がやるべきは、共通点探しを今すぐゴミ箱に捨て、「相違点(自分と相手の違い)」を面白がり、そこに脳のメモリをフルベットすることだ。 「私はエヴァンゲリオンが好きですが、〇〇様は普段どのようなものをご覧になりますか?」 「アニメはあまり見ないですね、映画が多いです」 この瞬間に、「あ、そうですか」で終わらせるのが三流だ。 「相違点」を見つけた瞬間、私たちは「極上のインタビュー」を開始する。 「映画ですか!どのようなジャンルの映画がお好きなんですか?」 「洋画のサスペンスをよく見ますね」 「何故サスペンスなんですか?どのようにしてその作品を選ばれているんですか?」 このように、「 Why(何故)」や「 How(どのように)」というオープン型の質問を投げかけることで、相違点は無限の質問を生み出す武器に変わる。 相手と自分は違っていて当たり前なのだ。その違いに「異常な好奇心(無知の知)」を持って耳を傾け、相手から話を引き出す。この「違いを武器にする構造」から、絶対に目を背けてはならない。

■ 「無理なお世辞」は生涯禁止。ビフォーアフターと細部の観察で「事実」を承認せよ

そして、アイスブレイクで最も犯してはならない大罪が、「無理やり相手を褒める(お世辞)」という行為だ。 相手の身につけている時計や靴を、文脈もなく「すごいいい時計ですね!」と褒めるような雑な媚び売りは、相手に「何か売りつけようとしているな」という強い警戒心(ノイズ)を与えるだけであり、組織のパフォーマンスを0点にする。

本当に相手の心に突き刺さる「承認(褒め)」とは、徹底的な「観察力(事実をありのまま見る力)」によって、相手の「ビフォーアフター(歴史)」や「こだわりの細部」を見抜くことだ。 「〇〇様、先月リリースされたあの店舗の新サービス、拝見しました。元々のメニューに比べて、今回の設計はLTVを30%引き上げる素晴らしい構造ですね。何故あのタイミングで導入されたのですか?」 このように、相手の「ビフォー(過去)」と「アフター(現在)」の進歩や、彼らが本気で打ち込んできた「歴史」を聞いた上で、具体的な「理由」を添えて褒める。 人間が最も褒めてほしいのは、自分が苦労して積み上げてきた「できた1回(事実)」なのだ。 さらに、相手の「行動」「外見」「持ち物」の細部を徹底的に観察する。 オフィスに飾られているもの、こだわり抜いた資料のフォント、お茶を出してくれた現場のメンバーへの接し方。 「神は細部に宿る」。 お行儀の良い嘘(お世辞)を生涯、根こそぎ禁止し、徹底的な事実の観察から生まれる「本物の承認」を届ける。この泥臭い前準備の徹底から、絶対に逃げてはならない。

■ 人間が最も興味があるのは「自分自身」。主語を100%相手に明け渡す仕組み

結局のところ、なぜアイスブレイクが滑るのか。それは、話している側の「主語が自分(I / We)」になっており、自分の有能さを示す「自慢話(エゴ)」を口にしたくてたまらないという、未熟な承認欲求を抑えきれていないからだ。

心理学的な真理として、「人間が最も興味があるのは、世界情勢ではなく、自分の顔にできた1つのニキビ(自分自身)」である。 だからこそ、私たちはアイスブレイクの主導権(ハンドル)を握るために、主語を100%相手(You)に明け渡さなければならない。 自分の自慢話や他者否定(悪口)を一生禁止するのは当然の前提(デフォルト)として、会話の9割を相手にしゃべらせる。 そのために、私たちは「非言語(ボディランゲージ)」の仕組みを徹底する。 笑顔(ミッキーマウスの笑顔)をデフォルトにし、会話の最中は、物理的に自分の「腹(へそ)」を相手に向け、座り直して「あなたを歓迎している」という安心な環境(心理的安全性)を瞬時に作る。 挨拶をする時には、ただ「おはようございます」で終わらせず、必ず2つの言葉を添える「2プラス」のルールを徹底する。 「〇〇様、本日はお時間をいただきありがとうございます。お会いできて本当に嬉しいです。直近の御社の店舗展開のスピード、本当に素晴らしいですね」 このように、2プラスの仕組みを組織のスコアカード(管理ルール)として敷き詰めることで、個人のノリに依存せず、誰がやっても同じ精度で顧客の「脳内メモリ(信頼)」に同期させることができるのだ。

■ 100億を創るためにも、お行儀の良い世間話を引退し、顧客の「穴」に切り込む絶対的な背中を示したい

「アイスブレイクはお世辞を言って、適当に場を和ませておけばなんとかなるだろう」「雑談は個人のセンスだから、教える必要はない」。 そう言って、現場の泥臭いロールプレイング(トレーニング)や、一人ひとりの言葉の1ミリの雑さを見逃さない「管理(メンヘラ力)」から逃げ、小手先のノリや綺麗な精神論でビジネスを回そうとする経営者としての弱い甘えを、私は自分の中から完全に、根こそぎ無くしたいと強く願う。

代表取締役である私自身が、誰よりもプレイヤーとしてのエゴを捨て去り、誰がやっても100%同じ精度で「信頼(クレジット)」が積み上がる構造の設計に脳のメモリをフルベットする。 「人には愛(熱量)、行動には仕組み(ルール)」で向き合う。 組織に対しては、徹底した「マニュアル」と「スコアカード」で属人性の退路を塞ぎ、顧客に対しては、誰よりも深く頭を下げて現場の一次情報を「聞きに行く謙虚さ」を体現する。 「勝つまで負けない。戦う意志を示す限りあきらめない見捨てない」という我が社の絶対的な行動指針を、自らが無難な世間話という見栄をすべて脱ぎ捨て、顧客と仲間の利益のために「泥臭く行動し続ける率先垂範の背中」として、一生をかけて仲間に示し続ける。 その覚悟と、構造を科学的に設計する圧倒的な執念(智情意)を持った時だけ、私たちは誰も見たことのない100億の景色へと、全員で手を携えて一気に到達できるのだと確信している。

このことを、しっかり肝に銘じておきたい。

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柴田智之|Metamon代表:100億の構造を作る男の備忘録 よろしければ応援お願いします! いただいたチップは違う形でみなさまに還元させていただきます!