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【第142弾】「人の上に立ちたい」という傲慢な甘えを無くしたい。支配を捨て、徹底的に下に回って「人徳(ギブ)」を磨くのが掟だと思う

能力や役職を盾にして他者を見下し、中身の伴わない傲慢な裸の王様になってしまうような経営者としての甘さは、ここで完全に無くしたいと思う。本当に強い組織を率いるリーダーとは、支配者ではなく、誰よりも「当たり前」を体現し続ける「人徳の怪物」であるという冷徹な真理を直視し、自らのエゴを削ぎ落として仲間に尽くし抜くという痛みを伴う作業から、私は絶対に逃げないようにしたい。100億の組織を創る「代表取締役」としての責務を果たす。 このことは、自分の中でしっかり肝に銘じておきたい。

■ 「人の上に立ちたい」と願う傲慢なマウンティング欲(エゴ)を完全に無くしたい

私はすぐに「自分はこれだけの実績を出してきたのだから、人の上に立ち、みんなを引っ張っていくべき立場なのだ」という、一見ストイックで、しかし極めて傲慢な甘えに逃げそうになる。

しかし、これは経営者として、一人のビジネスパーソンとして、極めて未熟な勘違いでしかない。 第74弾の備忘録でも強く自戒した通り、「見栄は高くつく」。自分の立場を大きく、偉く、強く見せようとする上の立場への執着は、短期的なプライド(エゴ)を守るだけで、未来には何も積み上がらない。 「人の上に立ち続ける」という言葉の裏に、他者と自分を比較して優位に立ちたいという卑しい「承認欲求(他者基準)」が1ミリでも隠れているのだとしたら、その浅はかなマインドは今すぐ自分の中から完全に、根こそぎ無くしたいと強く願う。 本当に圧倒的な結果を出す人間は、上に立つことを求めない。 むしろ徹底的に「下に回り、他者を承認し、他者にギブする(Youファースト)」ことに脳のメモリをフルベットしている。主導権を握るとは、他者を支配することではなく、自分の意思で流れを作ることであり、そのためには誰よりも謙虚でなければならないという事実から、絶対に目を背けないようにしたい。

■ エースで4番(能力者)だが人柄が悪い人間は、組織を崩壊させる

組織運営において、私たちが絶対に忘れてはならない冷徹なルールがある。 「仕事は抜群にできる(能力が高い)が、人柄が悪い(他者を見下す、言葉がトゲトゲしている、トラブルを起こす)」という人材を、絶対にリーダー(人の上)にしてはならない、ということだ。

仕事ができて結果を出している人間は、一見すると優秀なリーダー候補に見える。しかし、彼らは自分の「実績」を盾にするため、同僚からも、部下からも、そして上司からすらも注意しづらい「無敵の防壁」を築いてしまう。その結果、本人はさらに増長し、立場の弱い仲間を萎縮させ、組織を壊滅状態に追い込んでいく。 「自分は数字を出しているから何を言っても許される」という傲慢な空気が一度でも組織に蔓延すれば、誰も挑戦しなくなり、ミスを隠すようになり、心理的安全性(安心な環境)は一瞬にして崩壊する。 だからこそ、私は「能力主義」の罠を健全に疑いたい。 100億を創る組織に必要なのは、エースで4番のわがままなスタープレイヤーではない。 自らのエゴを抑え、仲間のために泥臭く動き、組織全体のパフォーマンスを最大化できる「人徳主義」のリーダーだけなのだ。実績があるからと驕り、謙虚さを失おうとする自分への甘えは、ここで完全に無くさなければならない。

■ 人徳の半分は「弱い人を大切にすること」、残りの半分は「誘惑と恐怖に負けない強さ」だと思う

では、人の上に立つリーダーに本当に求められる「人徳」の正体とは何なのか。 それは極めてシンプルだ。「弱い人を大切にすること」と「誘惑と恐怖に負けないこと」の2つに集約される。

人徳の半分は、立場の弱い仲間を誰よりも気遣い、守り抜く優しさである。 役職が上がるほど、経営陣は側近や幹部ばかりと話し、現場の泥臭い声から距離を置きがちだ。しかし、100億の売上を支えているのは、現場で地道にテレアポを回し、お客様と直接向き合っている一番若い、最も立場の低いメンバーたちである。 彼らの変化(顔つき、返事の温度、ミスの質)を見逃さず、しつこいほどに(メンヘラ級の執着をもって)向き合い、彼らのポテンシャルを解放するために汗を流す。 そして、人徳のもう半分は、権力という魔力がもたらす「誘惑」に打ち勝つ強さである。 立場が上がれば、周りはチヤホヤしてくれ、贅沢やわがままが通るようになる。その甘い誘惑に流され、権力を自分のエゴを満たすために使った瞬間、リーダーとしての信用は一瞬で死ぬ。 権力とは、自分のためではなく、最も立場の弱い仲間を救うために、彼らの道を切り開くためにのみ使うものだ。この本当の「愛(熱量)」から目を背け、特権に溺れようとする甘い自分は、今すぐ自分の中から完全に排除したい。

■ 「悪口」と「自慢話」を一生禁止し、当たり前を最前線で率先垂範せよ

人徳を磨くための行動も、決して派手なものではない。日々の中で、人として大切な「当たり前」を、誰よりも率先してやり続けることだけだ。

「大きな声で、満面の笑顔で、自分から率先して挨拶をする」。 これすらできない人間に、人の上に立つ資格はない。 立場が上がって偉くなったつもりになり、挨拶をされても顎で返すようなダサい人間には、私は絶対になりたくない。上に立つ人間は、指導者であり、教育者なのだ。背中を見せて、自らの「行動」にて伝授しなければ、誰もついてくるはずがない。 そして、人徳を枯渇させる最大の禁止行動は、他人の「悪口」と、自分の「自慢話」だ。これを一生しないと、今日ここで自分に誓い、宣言する。 他人の悪口を言うことは、他者をあざ笑って自分を大きく見せようとする卑怯な自己弁護(逃げ)であり、自慢話をすることは、自分の欲望(見栄)に負けている証拠でしかない。 自分の小ささを素直に認め(蟹穴主義)、常に謙虚であり続けること。この退屈で地味な人間としての基本(道徳)をやり切る強さから、絶対に逃げない自分でいたい。

■ 100億を創るためにも、支配者ではなく「最高の教育者」として背中を見せ続ける自分でいたい

「自分は代表取締役なのだから、あとは現場がやるべきだ」「指示を出すのが経営者の仕事だ」。 そう言って、現場の泥臭いアクションから距離を置き、自ら汗を流さずに安全圏からコントロールしようとする経営者としての弱い甘えを、私は完全に無くしたいと強く願う。

代表取締役である私自身が、誰よりも「人徳主義」を体現し、支配しようとする傲慢さを捨て、誰よりも謙虚に現場の仲間のために下に回る。 「悪口と自慢話を一生しない」という絶対のルールを自らに課し、挨拶を含めたすべての当たり前を、最前線で率先垂範し続ける。 自らの背中と行動によって、仲間一人ひとりのポテンシャルを爆発させ、彼らの人生に本気でコミットする「最高の教育者」になる。 その覚悟と、人間に対する異常なまでの執着(愛)を持った時だけ、私たちは誰も見たことのない100億の景色へと、全員で手を携えて到達できるのだと思う。

このことを、しっかり肝に銘じておきたい。

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柴田智之|Metamon代表:100億の構造を作る男の備忘録 よろしければ応援お願いします! いただいたチップは違う形でみなさまに還元させていただきます!