【第123弾】「お金さえ稼げばいい」という甘えを無くしたい。最高の人間性を獲得し、他人の役に立つのが掟だと思う
「売上さえ作れば文句はないだろう」「お金を稼いでいるのだから自分の好きにしていいはずだ」と理由をつけて言い訳をし、自ら「最高の人間性を獲得し、他人の役に立つ仕事に泥臭く打ち込むこと」から逃げ、放っておけば、すぐに「数字だけを追い求める独りよがり」な楽な道を選んでしまう自分がいる。
しかし、人間としての義務を放棄し、お金さえあればいいと勘違いするような自分への甘えは、ここで完全に無くしたいと思う。いくらお金を持っても、最高の人間性が伴わなければただの独りよがりで決してかっこよくないという現実を直視し、道徳と経済を両立させるという痛みを伴う作業から、私は絶対に逃げないようにしたい。100億の組織を創る「代表取締役」としての責務を果たす。 このことは、自分の中でしっかり肝に銘じておきたい。
■ お金を稼ぐことだけを目的とするのは、経営者としての甘えだ
ビジネスの世界に身を置いていると、つい「売上」や「利益」といった目に見える数字ばかりに心を奪われてしまう瞬間がある。会社を存続させ、事業を拡大するためにお金が不可欠なのは事実だ。しかし、「お金を稼ぐこと自体」が目的化してしまった時、人は簡単に大切なものを見失ってしまう。
どれだけ高い売上を叩き出そうとも、それが自社の利益だけを追求した結果であり、社会や顧客への価値提供を伴っていなければ、それは単なる自己満足に過ぎない。「自分たちはこれだけ稼いでいるのだから偉いんだ」と傲慢になり、ビジネスの本来の目的である「他人の役に立つこと」から逃げようとする甘えは、自分の中から完全に無くしたいと強く願う。私たちはお金を集めるために仕事をしているのではなく、他者の課題を解決し、役に立つ仕事に打ち込んだ結果として、後からお金をいただいているのだという大原則から、絶対に目を背けないようにしたい。
■ 『論語と算盤』が教える、道徳と経済を両立させる意味
日本経済の父と呼ばれる渋沢栄一は、『論語と算盤』という哲学の中で、道徳(論語)とお金儲け(算盤)は決して相反するものではなく、必ず一致させなければならないと説いている。 昔から「お金儲けは卑しいことだ」と考える風潮があるが、決してそうではない。正しいやり方で利益を生み出し、それを社会のために正しく投資し、還元していくことこそが、経済活動の真髄なのだ。
「士魂商才」という言葉があるように、武士のような高い道徳心や志を持ちながら、商人としての泥臭い才覚を発揮して戦い抜く。自分の私利私欲のためだけに算盤を弾くのではなく、どうすればもっと世の中の役に立てるのか、どうすれば仲間や顧客を豊かにできるのかという道徳を常に胸に抱く。利益と人間性のどちらか一方に偏るのではなく、その両方を極限まで高い次元で融合させるという困難な道から逃げる甘えは、今すぐ手放したいと思う。
■ 「智・情・意」を兼ね備えた「全き人」にならなければ、ただの独りよがりだ
では、最高の人間性とは一体何なのか。渋沢栄一は、人間には「智・情・意」の三つが必要だと語っている。 「意(意思・志)」があり、「智(知恵・スキル)」があれば、確かにビジネスで結果を出すことはできるかもしれない。しかし、そこに「情(情愛・他者への思いやり)」が欠けていれば、その人はただ結果を出しただけの「偉き人」に過ぎず、決して人間として完成された「全き人(まったきひと)」にはなれないのだという。
どれだけ高い目標(意)を掲げ、優れたマーケティング戦略(智)を駆使して100億の売上を作ったとしても、共に働く仲間への感謝や、顧客に対する情愛がすっぽり抜け落ちていれば、いずれ必ず組織は崩壊する。利益を独占し、他者を蹴落とし、周りへの思いやりを忘れた独りよがりなリーダーは、最終的に誰の心も動かせない。「結果さえ出せば人間性はどうでもいい」と開き直るような未熟な甘えは、自分の中から完全に無くしたい。
■ 最高の人間性がない成功者は、結局誰からも尊敬されないし、かっこよくない
ここで冷徹な事実を直視しなければならない。世の中には、お金をたくさん持っている成功者は山ほどいる。しかし、その全員が尊敬されているわけではない。 高級車に乗り、タワーマンションに住み、贅沢な暮らしをひけらかしていても、立場の弱い人に対して横柄な態度を取ったり、自分の自慢話ばかりをして他者への敬意がなかったりする人は、ハッキリ言って「全然かっこよくない」のだ。
第112弾でも書いたように、人生もビジネスも本質は「人喜ばせ合戦」である。本当の成功者、本当にかっこいい大人というのは、圧倒的な結果を出しながらも決して驕らず、常に謙虚であり、自分の力と富を「他人を喜ばせ、役に立つこと」に惜しみなく使い続けられる人間のことだ。 お金や権力という魔力に溺れ、人間性を磨く努力を怠ってしまうような甘さは、自分の中から完全に無くしたい。最高の人間性を獲得することこそが、ビジネスマンである以前に、一人の人間として果たすべき最大の義務なのだと思う。
■ 100億を創るためにも、他人の役に立つ「人間としての義務」を果たし続ける自分でいたい
「お金があれば幸せになれる」「結果さえ出せば周りは認めてくれる」。 そう言って、本質的な人間性の成長から目を背け、傲慢なエゴを満たそうとする自分への甘えを、私は完全に無くしたいと強く願う。
代表取締役である私自身が、誰よりも「論語と算盤」を胸に刻み、ただの「偉き人」ではなく、智・情・意を兼ね備えた「全き人」になるべく、泥臭く自分を磨き続ける。いくら稼ごうとも決して謙虚さを失わず、最高の人間性をもって他人の役に立つ仕事に命を懸け、人間としての義務を全うし続ける。 その覚悟と、他者への深い情愛を持った時だけ、誰も見たことのない100億の景色へと到達できるのだと思う。
このことを、しっかり肝に銘じておきたい。
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