なんとかなった 縄文杉
憧れの屋久島へひとりで行ってきた時の記録
2025年の3月に行った時のことなので状況が色々変わってるかもしれない
今度11月に母と行く予定なので、振り返りがてら書いてみる⛰️
【1日目】屋久島へ移動、そして登山前にお参り
★伊丹空港から屋久島へ(直行便)
関西空港から鹿児島へ、そしてフェリーに乗るという方法もあったのですが...時は金なりということでJALのプロペラ機で屋久島へ向かうことにした。所要時間は2時間弱。

屋久島上空で乱気流が発生して、プロペラ機がむちゃくちゃ揺れる。上陸が遅れることはよくあることらしい。山岳波やら降雨量の多さやら、プロペラ機の軽さやらで揺れちゃうんかな
乗客も思わずひゃーひゃー言うてしまうレベルの、ジェットコースターのふわっと感が30分ほど続いた。ひーーん、目の前に屋久島が見えているのに!
私は本当に恐怖を感じている時、楽しいわけでもないのに口角が上がってニチャニチャしてしまう癖がある...同じ人いますか

パイロットの素晴らしい操縦のおかげで、なんとか屋久島へ上陸しました。降りた瞬間、なんか空気がとろとろしている!熱帯雨林の島だということを実感。これから始まるトレッキングがものすごく楽しみ。
★屋久島着いたらすることシリーズ(チケット/お守り)
【バスのチケットを買う】
屋久島到着後にすぐにすること!それはバスの乗り放題チケットと屋久杉の登山口までのチケットを購入すること!
私は3泊4日の滞在だったので、4日間のバスチケットを買いました。レンタカーを借りないのであれば、このチケットがあるとフラッとどこでも行けちゃうので大変便利だった。余裕で元取れます。
屋久杉を見にいくのであれば登山口までの往復チケット(2000円)は前日に買っておくが吉。朝の5:00とかにチケット売り場が行列になったりするので、先に準備しておきましょ!

協力者証をリュックにつけていると
お店で何かとサービスしてもらえるよ
【屋久島限定の登山守りを買う】
屋久島の山へ入る前に、珍しいお守り「登山守り」を買いに益救神社へ行きました。山登り好きな人は、ぜひご自分へのお土産に登山守りを!

この登山守りを買ってから、必ず山登りのリュックにコレを付けるようにしている。会社の人たちと山登り行った時に「大変ご利益のありそうなお守りやね〜」と言われて、ちょっとエッヘンという気持ちになれる。良いお土産だった。
【2日目】いざ縄文杉へ
★早起きして、登山口へ向かおう
宿のお爺さんに「朝起こしにくるからね、4:40にココを出ようね」と言われていたので4:00に起きて縄文杉へ行く支度をした。
荒川登山口までは屋久杉自然館からバスが出ているので、お爺さんに車で送ってもらった。まだまだ真っ暗な朝からユーミンを爆音でかけていてすごく良かった。

屋久杉自然館に到着。チケットの購入は前日に済ませてあるので、そのまま乗車の列に並んだ。

★ど荒天 荒川登山口へ到着、トロッコ道を進む
30分ほど山道のバスに揺られて荒川登山口へ到着した。3月の屋久島は雨季。この日は豪雨と雷がものすごくて、目の前で十数人のツアーは中止していた。
「ツアーは中止します。行って良いとは言いませんのでココからは『自己責任』でお願いします」と言ってて、女ひとりで来た私はヒエーーとなる。
行った人はわかると思うのですが、登山口には行方不明者の貼り紙がたくさん貼ってあるんですよね、ああ、これから自然に立ち向かうのかあという気持ちになる。
登山口で待機している殆どの人が帰る準備をしている。ど荒天で真っ暗の中を突き進む勇気も、ココまで来たのにバスに乗って帰る勇気も持っていなかった私はウロチョロしてちょっと様子をみることにした。
するとファーストペンギンの3人がどんどこ突き進んでいくのを見た。「お、イケるな」と勇気が湧いてきて、(とはいえベタ付きで着いていくのも気持ちの良いものではないかなあと思って)ちょっと時間をおいて出発することにした。
【日の出前と日の出後の視界比較】


本当に真っ暗だとヘッドライトの光だけを頼りに歩くので、むちゃくちゃ怖い。雷雨もすごくて、やはりココでも極度の緊張でニチャニチャが止まらなくなってしまう

落ちたら川の濁流にのまれて死んでしまう
トロッコ道が長く続いているので、舗装された道をあるくのはとても楽ちん!普段トレッキングしない人も「ああこんなもんかあ」でスイスイいけるんじゃないかな
でも油断するとツルッと行っちゃうので、暗い間は落ちないように慎重に進んでいくのが吉!落ちたら死んでしまうよ
伐採した木を運んでいたトロッコ道に沿って2〜3時間歩く。今も屎尿を運ぶためにトロッコが走っているみたい...私は出会さなかった。見たかったなああ

★舗装された登山道、花崗岩の上を歩く
トロッコ道が終わり、山道に入る。山道とは言っても、さすが観光地でほぼ全ての道が舗装されている。
3月初旬だったので軽く雪が残ってるが、雪に気をつければ良いだけでスイスイ歩くことができた。(ストックをリュックに刺していたが、一度も使わずにトレッキングを終えた)

切り込みが入れてあったりする

たまに岩が剥き出しになっていることもあるのですが、屋久島は花崗岩の島。小走りしたりしても全く滑らない、ありがとう石英...
石英の大きな結晶が岩の表面をゴツゴツ、ザラザラ、デコボコにしてくれているのでグリップが効く。花崗岩の上だけを歩きたい...
縄文杉に近づいてくると、分かりやすく大木が増えてくる。よく見てみると、樹齢1000年を超える大木や、大木の折れた株の上に別の植物がワサワサ生えていたりする。宿主から栄養もらう植物は「寄生植物」というけど、それとは全く別で、養分吸い取らない、ただただ場所を借りているだけの植物...こういうのを「着生植物」というらしい。と考えると、ビカクシダも着生植物の一種だね(ほしい)

国立科学博物館より引用
国立科学博物館の「よじ登り型進化論」が面白いので引用した。悠久の時を経て樹上に登ってきたんやね〜
ココには書いてないが、締め殺し植物は着生植物ではないらしい。ライフサイクルの初期段階では着生植物→最終的に根を下ろすので着生植物ではなくなるとのこと。だから締め殺し植物と着生植物は区別しないといけないんだって〜ほえーー
締め殺し植物って宿主殺しちゃうもんね、そりゃそうか
脱線したけども、こういうのは空中の湿度が高い屋久島ならではの植生かな?なんにせよ私の近所ではあまり見かけないな



★ついに縄文杉とご対面
10時に縄文杉に到着!かなり良いペース!
到着後すぐは霧がかかっていて、縄文杉の姿を見ることができなかった。それがどんどん晴れてきて、縄文杉が現れた。うおおー出てきた、すげえ、でかい、カッコいい!!!!
その姿はものすごく神秘的で、ああコイツは何千年も同じ場所でひっそり佇んでいるのか...と不思議な気持ちになった。私の人生100年なんて、ものすごく短いなあと思う。

30分ほど縄文杉を見ながら休憩して、登山口へ向けて帰ることにした。お昼ご飯も道中食べたいので、帰りはゆっくり登山口に向かったよ
ちょうどゆっくりできそうな河原を見つけたので、そこでお昼ご飯を食べた。予定していた帰りのバスにも間に合い、私の縄文杉トレッキングは終わった。

念願の「ひとりで縄文杉を見にいく」を達成した。実はこの日、ヘッドライトを家の玄関に忘れてしまい、どうしようかと悩んでいたら...宿に泊まっていたアメリカ人の男の子が貸してあげるよ〜とヘッドライトと乾電池を貸してくれた。
おかげで大変スリリングで楽しいトレッキングができた。ああ、ありがとう、アメリカでお医者さんをしている彼は元気だろうか...
屋久島へ到着してすぐのバス、隣に座ってこられたマダムと楽しくおしゃべりした。結婚を機に屋久島へきて何十年、「大阪に帰りたい」と仰せだった。「でも私、屋久島むちゃくちゃ憧れの島で、本当に今日来れて嬉しいんです」とお伝えした。名前も忘れてしまったけど、マダムは「会えてよかった、気をつけてね」とバスから降りて行った。彼女も元気だろうか...
んん
もう2度と会わないであろう人たちを、私はものすごく愛おしく思う。幸せでいてほしいと願う。
知らない土地で見る灯り、その下にいる、おそらくこの先一度も出会わないであろう人たちの生活を、私はものすごく尊く思う。
私は旅行でも普段の生活でも、こういう瞬間を本当に大事にしている。
〜part2は太忠岳へつづく〜
