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「反復100回」より効いた…上達が速い人が"音を出す前・動き出す前の90秒"にやっている、たった4つの手順

練習量はまったく同じ。変えたのは「どこに意識を向けるか」だけだった


同じ練習量でも伸びる人は、音や結果に意識を向けている。体の動かし方に集中するほど動きは固くなる。注意を「外」へ向け直す4手順と、信号機モデル+ソマリセット法で上達速度を変える方法を解説する。


はじめに──「とりあえず100回やる」が、いちばん遠回りかもしれない

新しい課題をもらったとき、あなたは何から始めますか。

多くの人は、こう答えます。

「まず、やってみる」

楽譜をもらったら、とにかく音を出す。新しいフォームを教わったら、とにかく振ってみる。新しい資料の作り方を教わったら、とにかく手を動かしてみる。

これは決して悪いことではありません。むしろ、まじめで熱心な人ほどこうします。

でも、20世紀を代表するヴァイオリン指導者イヴァン・ガラミアンは、著書のなかで「練習には3つの時間が必要だ」と書きました(Galamian, 1962)。

  • 組み立てる時間……できない部分を技術的に解決する時間

  • 通す時間……本番のとおりに最後まで演奏する時間

  • そして、解釈する時間……そもそも「これはどう鳴るべきなのか」を決める時間

順番が大事です。ガラミアンは、3番目を最初に置きました。

つまり、「どうやるか」を考える前に、「どうなってほしいか」を決めろ、ということです。

私はこの25年、約5万人のアスリート、指導者、保護者、そして演奏する人たちと向き合ってきました。そのなかで、伸びる人と伸び悩む人を分ける差として、いちばん多く目にしてきたのが、まさにこの「最初の90秒」の使い方です。

そして近年、この直感を裏づける実験が発表されました。


第1章:1日5分×3回、たった3日間の実験

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スポーツ心理学者でありメンタルコーチの笠原彰です。今すぐ使える心理学、スポーツ心理学、メンタルトレー…

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