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「情熱で人は動く」は勘違いだった…名将グアルディオラの現場が示した、リーダーの言葉が空回りする組織に欠けている「3つの土台」


― 熱く語れる人ほど、なぜか結果が続きませんでした ―

熱意ある声かけだけでは組織は変わりません。感情を読む力、安心して言える空気、学びを残す仕組み。この3つの土台がそろったときにだけ、リーダーの言葉は結果に変わります。


「良いリーダーの4条件」は、40年前から分かっていた

リーダーシップの研究で、いちばん多く調べられてきた考え方があります。「変革型リーダーシップ」と呼ばれるものです。

中身は、次の4つの行動にまとめられています(Bass & Avolio, 1994)。

  • 自分が手本になって、進む方向を見せる

  • 「この仕事にはこういう意味がある」と語って、気持ちを引き上げる

  • 「本当にそのやり方でいい?」と、考え方を揺さぶる

  • 一人ひとりを、まとめてではなく別々に見る

ここまで読んで、「知っている」と思った方が多いと思います。研修でも、部活でも、家庭でも語られてきた内容です。

問題は、ここからです。

この4つをそろえたはずのリーダーが、あるチームでは結果を出し、別のチームでは出さない。しかもその差が、いくら統計を積み上げても説明しきれない。研究者はこれを長く抱えてきました。

10年以上前に、この分野を代表する批判論文が出ています。変革型・カリスマ型リーダーシップは効果的だという共通了解があるが、その結論の妥当性は疑わしい。定義がはっきりせず、それぞれの行動がどんな道すじで成果につながるのか、どんな条件でそれが変わるのかが十分に書かれていない、という指摘でした(van Knippenberg & Sitkin, 2013)。

つまり、「4つやれば良い」ではなく、「4つが効く条件」が書かれていなかったのです。


今回の論文が置いた「3つの土台」

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スポーツ心理学者でありメンタルコーチの笠原彰です。今すぐ使える心理学、スポーツ心理学、メンタルトレー…

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