見出し画像

「そこは母親の担当だから」で終わらせた家庭ほど、娘の競技寿命が短くなる──困っている選手の9割以上が、現場で相談できていませんでした

― 娘のはじめての月経に向き合った親たちは、その時期を「ジェットコースターのようだった」と語りました ―

競技に影響が出ているのに、現場で相談できている選手はごくわずかでした。2026年の新しい研究が描いたのは、親の側の揺れと、家庭に残るためらいです。話し方の設計図を整理します。


まず、国内の数字から

日本で、部活動や地域クラブに所属する16〜30歳の女性選手151人に聞いた調査があります(水田ほか, 2023)。

  • **80.1%**が、月経周期によって体調に変動があると答えた

  • **74.8%**が、月経に伴う症状がスポーツ活動に影響していると答えた

  • 婦人科を受診した経験があるのは、13.9%

  • そして、スポーツの現場で相談した経験があるのは、7.9%

4人に3人が影響を受けています。 相談できているのは、13人に1人です。

これは「本人の勇気の問題」ではありません。 話せる仕組みが、まだ用意されていないという問題です。

2026年、はじめて「親の側」が描かれました

ここから先は

4,510字

メンバーシップ ¥ 500 /月

スポーツ心理学者でありメンタルコーチの笠原彰です。今すぐ使える心理学、スポーツ心理学、メンタルトレー…

プレミアムプラン

¥500 / 月
1ヶ月無料

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?