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「うちは何も言っていません」がいちばん危ない──若いアスリート673人の調査でわかった、親の言葉がやる気に届く前に必ず通る"関所"

― しかも、父親の一言と母親の一言は、別々の効き方をしていました ―

親の言葉は、そのままやる気にはなりません。子どもの中にある「これは脅かすものか、挑めるものか」という関所を必ず通ります。673人の調査から、その通し方を整理します。


同じ「がんばれ」で、伸びる子と縮む子がいます

同じ大会。同じ言葉。同じ声の大きさ。 それでも、片方の子は前に出て、もう片方の子は縮みます。

言葉の中身だけを比べても、この差は説明できません。 説明できるのは、その言葉が子どもの中で何に翻訳されたかです。

ポルトガルの研究チームが、そこを直接測りました(Gomes ほか, 2019)。

若いアスリート673人に聞いたこと

  • 対象は、競技として取り組む若いアスリート673人

  • 測ったのは3つ

    • ① 親の言動を、その子がどう見ているか

    • ② その子の「認知的評価」=出来事をどう受け取っているか

    • ③ 競技へのやる気(動機づけ)

「認知的評価」というのは、むずかしい言葉ですが、中身はとても単純です。

  • 問い1:これは、自分を脅かすものか。それとも、挑めるものか

  • 問い2:自分は、これに対応できそうか

この2つの判定を、人は一瞬でやっています。 そして、親の言葉は必ずこの関所を通ってから、やる気に届きます

数字で見ると、こうなりました

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スポーツ心理学者でありメンタルコーチの笠原彰です。今すぐ使える心理学、スポーツ心理学、メンタルトレー…

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