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【出産当日】無事に産まれた、その数分後。「血が止まりません」

本当は立ち会い出産の予定だったのですが、私がコロナ陽性のため立ち会いができません。

ちょうどその頃は仕事が立て込んでいたようで、夫は休まずに仕事へ。
(「臨月なんだから、少しは仕事を調整してよ〜」とは、ちょっと思いました。笑)

まぁ、でも、「どうせ立ち会えないから、仕事でもしょうがないな。」と、この時点では思っていました。


※前の話はこちら↓


💉|無痛分娩で迎えた出産当日

出産当日はコロナ陽性だったため、陣痛室には入らず、そのまま分娩室へ。

血圧は180を超えることもあり、母子の安全を考えて無痛分娩で進めることになりました。

「今日中に出産まで進めたい。進まなければ帝王切開になる可能性もある。」と説明を受け、バルーン挿入と無痛麻酔の処置を行いました。

麻酔は1回目がうまく入らずやり直しに。
でも、その後はしっかり効いてくれて、なんと内診グリグリもほとんど痛くありませんでした!

お昼になっても子宮口は3cmのまま。
人工破水をしても進まなければ帝王切開…
そんな状況に少しドキドキしながら様子を見ることに。

その後、一気にお産が進み、陣痛というより強烈な圧迫感がやってきました。

「うんこが出そうです!」
助産師さんにそう伝えたのは、今思い返しても少し恥ずかしい思い出です。笑

内診すると子宮口は全開!
ここからはいきみ開始です。
無痛分娩とはいえ、陣痛の波はしっかり分かるので、そのタイミングに合わせて必死にいきみました。

頭も見えており、あと少しで自然に出てきそうだったのですが、私の血圧がかなり危険な状態だったため、最後は吸引分娩に切り替えに。
2回目の吸引で、ようやく赤ちゃんが産まれてきてくれました。

元気な泣き声を聞いた瞬間、「よかった」と心から安心したのを覚えています。


出産後、割とすぐに胎盤が出てきた様子。


その後は、切開部分の縫合です。
これがチクチクと痛い!!
切られたのは分からなかったのに、縫うのは痛い!笑

痛っ!と言ったら、麻酔を追加してくれて、その後は痛みもなく縫合が終わりました。


💥|無痛分娩の後に待っていた、本当の激痛

私自身はというと、無痛分娩と言ってもたくさんいきんだし、疲れていたのでぼーっとしていました。



周りがなんだか慌ただしい。

「輸血を準備して」

そんな声が聞こえてきました。




血がなかなか止まらないとの説明がありました。


そうなんだー
と、どこか他人事の様に受け止めてました。


「止血のためにガーゼ入れるね。」
と看護師さんか先生に言われて…

これがまた痛い!!!

麻酔の事は全然分からないのですが、
無痛分娩の麻酔でも、
縫合の麻酔(局所麻酔だと思いますが、そんなにすぐには麻酔は抜けないと思う)でも、
ガーゼの出し入れの時の痛みは全くカバーしてくれませんでした。


何回かのガーゼの出し入れの激痛に耐え、それでも血が止まらず。



途中から、眠気と寒気が襲ってきました。

さむい.…ねむい…

でも、みんなバタバタしてるのに、寝るのはなんか申し訳ないなぁ…

でも眠いしなぁ…

一応申告してから寝たほうがいいかな?と思い、
「寒くて眠いですぅ〜」
と言って寝ようと思ったら、ガーゼの交換!!


痛くて寝れない!笑


🩻|ひとりきりの手術室と、爆発しそうな腰

その後、子宮動脈塞栓術をすると先生から説明がありました。


夫は仕事で病院に居ない。

全ての同意書に、自分でサインをしました。


手術のために移動。
眼鏡がないから全てぼんやり。
分娩の時は眼鏡をかけていましたが、手術するとなって、回収されました。

「大学病院の裏側とかそうそう見れないから、ちゃんと見たかったなー。」と思いながら、手術室に運ばれていきました。


手術室に到着。

手術室が寒い!

機械のために寒くしているのかな?
輸血の血液のため?
本当に寒くて、手術台に乗った瞬間、

「あったかぁ〜〜〜い」

と言葉が出てしまいました。


そして呑気に、なんで温かいのか看護師さんに聞いてました。
説明聞いたけど、ちょっと覚えていません…
説明してくれた看護師さん、ごめんなさい。


子宮動脈塞栓術は足の付け根(鼠径部)の動脈からカテーテルを入れます。

イソジン的なやつを足の付け根にぶしゃぁ。
テレビとかで見るより、たくさん、広範囲にかけるんだなぁとか考えていました。


出産でいきみ、止血のためにずっと分娩台にいた私。

もう、腰が爆発しそうでした。

横を向きたい。
足を曲げたい。
腰が楽な姿勢になりたい。

でもカテーテルの入り口が鼠径部なので、動かないでとの指示が。


色々考えて導き出した質問。

「は、反対の足は曲げてもいいですか?」

「いいよ。」

よっしゃーーー!


ちょっとは、ほんのちょっとは楽になりました。


子宮動脈塞栓術の時にも止血確認のために何回か交換するガーゼ。

本当に、本当に痛くて。

ガーゼを交換するときは、看護師さんが手を握って、肩をさすってくれて、「頑張れ頑張れ」と応援してくれました。

その手を思いっきり握りしめることで、なんとか痛みに耐えていました。

ただ、私の握力は30kg超え。
看護師さん、痛い思いをしていたらごめんなさい。



子宮動脈も、卵巣動脈もやってみたけど、血が止まらず。

ちなみに、手術自体は痛くありませんでした。


🔪|「子宮摘出」の可能性と、麻酔への祈り

一通りやって手術室が落ち着いた頃。

先生が近くに来てくれたので、今何時か確認しました。

そしたらなんと夜の22時30分。

それを聞いて、即先生に

「残業させてごめんなさいー」

と謝りました。


先生も、「子宮動脈塞栓術ですぐ終わると思ったんだけどねぇー」と。笑



先生達の相談の声が聞こえてきました。

「出血が多くて出血箇所が見えず、今のままだと特定できない。」
「今状態が安定しているし、全身麻酔したほうがいいんじゃないか。」

とかなんとか…




少し経ち、別の先生が来て、また同意書。

もうお腹を開けるしかないと。

膣壁が裂けていたら膣壁の縫合で終わるけど、そうじゃなかったら子宮摘出になる可能性もあると。


正直、手術の怖さ、全身麻酔の怖さよりも、

やっとこの腰痛から解放される!
ガーゼ交換の痛みから解放される!

という気持ちが大きく、
早く全身麻酔をしてくれ!と言う気持ちでした。


全身麻酔をするとなったので、
「矯正用のリテーナーが歯の裏側上下についてます。」
と、丁寧に申告しました。
(事前にあった、無痛分娩の麻酔説明時にも申告済み。)



そこからまた別の手術室に移動し、
酸素マスクをつけられ、

体中に酸素行き渡らせたいからたくさん吸ってたくさん吐いてー

と言われ、その言葉通りに大きく深呼吸してるうちに、眠りにつきました。


深呼吸、けっこうした気がします。

全身麻酔まだ?と思いながら深呼吸してました。

最後の最後まで呑気でした。




病院を信頼していたのか、
はたまた私がただ呑気なだけなのか、
「死」を考えなかったです。

きっと、心のどこかで
『ここなら絶対に大丈夫』
という慈恵医大病院への絶対的な信頼があったから、恐怖に飲み込まれずに済んだのかもしれません。


それと、病院側の配慮もあったかもしれません。

輸血の同意書は書きましたが、いつから輸血が始まっていたのかは分かりません…

プレッシャーをかけないために、
意識をそっちに持っていかないようにするために、
輸血の開始や出血量をあえて知らせなかったのかな?
とも思いました。

いや、ガーゼ交換で痛みに悶えていた時に言われて、覚えていないだけかもしれませんが…



🌄|ICUでの目覚め

看護師さんに名前を呼ばれ、目を開けると朝6時でした。

腕には左右合わせて5本のルート。
口には気管挿管。
鼻にもなんかついていて、声は出せません。

このときの私は、まだ、自分がもう二度と妊娠できない体になっていることを知りませんでした。


※次の話はこちら↓

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