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発達の凸凹は能力の凸凹ではない
WAISやWISCの結果で一喜一憂しない方が良い。
あのような検査は、あくまで自分の傾向を理解することが目的であって、自分の能力を理解することが目的ではない。
また、究極的にはWAISやWISCで能力を測定することはできない。
なぜなら、通常、社会的に求められる能力と言うのはシンプルタスクを行う速度・正確性という意味での能力ではなく、複雑なタスクを行う速度・正確性という意味での能力であるからである。
WAISやWISCでは、その性質上、かなりシンプルな検査内容をもって各指標の値を算出する。
だから、例えばそこでの言語理解の指標が低かったとしても、それが実際の仕事現場で求められる能力にどの程度影響しているかは人によるところである。
複雑なタスクを行うために、上記検査で測定できる複数の指標を組み合わせる必要がある。
また、指標だけではなく、「継続力」「適切な組み合わせでの方略」「適切なタイミングでの方略」など、検査で測定できない要素も必要である。
だから、WAISやWISCの測定指標の値が低いから、凸凹があるから、結果としての(複雑なタスクを行う)能力が低いわけではない。
WAISやWISCの受検は勧めるが、結果が本人が望むものではなかったときに、それを真に受けすぎるというネガティブサイドもある様に思う。
