スパイスで温め、めぐらせ、ハーブで涼やかに〜チリコンカンとミントティー
昨夜は、スパイスをたっぷり使ったチリコンカンを作りました。

数種類の蒸し豆やひき肉、玉ねぎ、セロリに、チリパウダー、パプリカ、シナモン、ターメリック、オールスパイス。
そこにトマト麹、ケチャップ、ソース、塩を加えて味を整えます。
いくつものスパイスが重なり合い、香りも味わいもホットで深いチリコンカンに。
今日は夫作のリガトーニと合わせて、チリコンカンリガトーニにしました。


豆のほくっとした食感とひき肉の旨み、トマトの酸味に、スパイスの複雑な香り、削ったチーズの豊かな香り。
リガトーニのもちっとした食感にソースが絡んで、ひと皿でも満足感のあるごはんになりました。
スパイス料理をいただくと、体の中からぽかぽかしてくるように感じます。
スパイスには、体を温め、めぐりをよくしてくれるものが多い。
ホットなチリコンカンリガトーニを楽しんだ後は、ミントティーで涼やかに。



ペパーミント、ミント、ベランダで育ったレモンバームに、陳皮も加えてハーブティーにしました。
ミントの清涼感に、レモンバームのやさしいレモンのような香り。
そこに陳皮の爽やかな柑橘の香りが重なって、すっきりとした味わいです。
ミントに含まれるメントールには、清涼感をもたらし、暑い季節に心地よい涼しさを感じさせてくれる働きがあります。
食後の胃腸をすっきりさせるハーブとしても、古くから親しまれてきました。
レモンバームは、穏やかな香りで気持ちをリラックスさせ、心身の緊張をゆるめてくれるハーブ。
消化を助けるハーブとしても使われてきました。
そして陳皮は、みかんの皮を乾燥させたもの。
漢方では「理気」の食材として知られ、胃腸の働きを整えたり、食欲が落ちているときや、食後のもたれをすっきりさせる目的で使われてきました。
ミントの清涼感、レモンバームの穏やかな香り、陳皮の柑橘の爽やかさ。
それぞれの個性が重なって、暑い日にぴったりの一杯になりました。
温めて、めぐらせたら、今度は冷やして落ち着かせる。
そんなふうに、性質の違う食材を組み合わせながら、バランスをとっていく。
「これは体を温めるから良い」
「これは体を冷やすから悪い」
と決めつけるのではなく、その日の体調や季節に合わせて、食材やスパイス、ハーブを選ぶ。
陰と陽。
どちらか一方に偏るのではなく、互いのバランスを考えながら食卓をつくる。
それも、毎日の食事でできる養生なのかもしれません。
ハーブや陳皮そのものが体温を大きく下げるわけではありませんが、爽やかな香りや清涼感で、暑さの中の体と心を心地よく整えてくれます。
スパイスで温め、めぐらせたら、
ハーブと柑橘で涼やかに、ひと息つく。
季節に合わせて、植物の力をいただく。
これも私なりの「台所養生」です。
ベランダで育ったハーブを摘み、
乾燥させた陳皮を加えて、お湯を注ぐ。
身近なところにある小さな恵みが、
暑い日のひと休みに、爽やかな時間を届けてくれました。
食べることは、ただお腹を満たすだけではなく、その日の自分の体と相談しながら整えていくこと。
おいしく食べながら、体の声にも耳を澄ませて。
季節と体調に合わせて、食材やスパイス、ハーブを選びながら、心地よいバランスをつくっていきたいと思います。
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