ポケットメモ#80 実験する生活 ナンを作ろう
■今日のポケットメモ
レシピ 強力粉 カレー
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突然、ナンが食べたくなった。
カレーと一緒に食べる、パンのようなあれである。
以前働いていた会社の近くに、インドカレー屋さんがあった。
インドの方が料理をしている、地元の味。
ご飯かナンが選べて、量が多い。
カレーも数種類ある。
最初のうち、お弁当を持ってきたり外食をしていた同僚は、いつの間にかそのお店でカレーをテイクアウトするようになった。
それも、毎日。
小さなオフィス。
休憩スペースはあるものの、自分のデスクで食事をする人が多い。
自分の仕事の裁量に合わせて、休憩時間を設定できる。
これはメリットのはずだった。
しかし、カレーである。
まだ、仕事の切りがよくならない。
休憩ができない。
それなのに、否応なしにカレーの香りはオフィス中に広がる。
まるで、拷問だ。
そして、この店のナンは美味しい。
「お昼、カレー買いに行くの? 私の分もお願い」
私も、私も。
そうやって、午後のオフィスはカレーに包まれる。
来客はさぞ驚いただろう。
***
突然、ナンが食べたくなった。
思い立ったら。
もう止められない。
ナンは珍しい食べ物ではなくなった。
スーパーのパン屋さんでも売っている。
なんなら、冷蔵の棚、ピザやチーズを置いているコーナーでも袋入りのものがある。
とりあえず。
手っ取り早く、一袋4枚入りのナンを買ってみた。
手作りのキーマカレーと一緒に食べる。
悪くない。
思っていた以上に、美味しい。
が。
これなら、自分で作れるのではないか?
おそらく、小麦粉と塩と少し膨らませるためのベーキングパウダーか重曹か。
確か、フライパンで焼けば家庭でも簡単に作れると聞いたことがある。
インド人のナンも、鉄板の上で焼いたような焦げ目が付いていた。
***
想像が広がる。
作ってみたくなる。
手始めに、手軽に作れるレシピをネットで検索。
もちもちナンが目にとまる。
最近は、なんでも【もちもち】が主流だよなぁ。
と考えながら、材料を見る。
粉は薄力粉と強力粉。
なるほど。
もちもちの決め手の一つは強力粉だな。
グルテンが多い強力粉は、弾力がある。
ふわっと膨らます方法は、イースト、ベーキングパウダー、重曹とその掛け合わせなど、様々だ。
が。
簡単が正義!
ベーキングパウダーのみで作ることに決定。
***
材料を量って、混ぜて、捏ねる。
少し寝かせてから、伸ばして焼く。
鉄製のフライパンを使っている。
せっかく伸ばしたナンが焦げ付かないかと心配だった。
しかし、その心配は必要なかった。
我ながらうまくできたじゃないのー!
・・・いや。ここは訂正。
正確には。
計量までは私。
捏ねて伸ばしてのチカラ技は、娘の仕事だった。
娘、グッジョブ!
***
あちちぃ。
あつあつのナンをちぎりながら、カレーをのせて食べる。
「美味しく出来たね」
ニコニコ顔の食事をしながら。
私は考える。
本場のレシピは、これなのか?
なんか、違うような気がするんだけどな?
インド人が「ふわふわもっちり♪」と言っている図が想像できない。
これは、検索の仕方を変えた方がいいかも。
いや、図書館で世界の料理を調べるべきか?
季節は夏少し前。
私の夏休みの研究は【ナンのレシピと美味しさ】の研究になりそうだ。
<Fin.>
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